デビットカードと言えばVISAブランドのデビットカードが主流となっていますが、最近では、JCBブランドのデビットカードも増えつつあります。

JCBデビットカードは、国内外のJCB加盟店でご利用いただくことができます。

ただし、一部加盟店などデビットカードによってはご利用いただくことができない店舗もありますのでご注意ください。

JCBブランドのデビットカードも海外ATMやCDをご利用になり、現地通貨を引き出していただくこともできるようになっています。

JCBデビットカードの場合は、JCBおよびCirrusマーク付きのATMおよびCDをご利用いただくことができます。

JCBブランドのデビットカードには、千葉銀行のちばぎんスーパーカード、岐阜県の大垣共立銀行のOKBデビット、北海道の北洋銀行の北洋ーJCBデビットがあります(2015年3月現在)。

上記3種類のデビットカードはすべて、中学生を除く15歳以上の個人の方で、それぞれの銀行に口座をお持ちの方ならお申込みいただくことができるようになっています。

特にOKBデビットは、原則審査なしをうたっていますので、審査のないデビットカードをお探しの方にもおすすめです。

年会費は、ちばぎんスーパーカードが初年度無料、次年度以降1350円(ただし、利用条件によっては次年度以降も無料)、OKBデビットが1080円(税込)、北洋―JCBデビットが初年度無料、2年目以降540円(税込)となっていますので、ご利用条件によっては、ちばぎんスーパーカードがもっともお得にお持ちいただくことができるデビットカードとなっています。

また、ちばぎんスーパーカードは、ゴールドカードと家族カードが用意されているのも特徴です。

ゴールドカードは、満20歳以上の方が対象で年会費は10800円(税込)となりますが、家族カードは1名様まで年会費無料(2名様目から1枚税込1080円)ですし、国内・海外の旅行傷害保険および国内・海外のショッピング保険が付帯、空港ラウンジもご利用いただくことができるようになっています。

一般のちばぎんスーパーカードでも家族カードの発行を受けられます。

家族カードは初年度無料、次年度以降年会費432円となりますが、利用条件によっては無料となります。

また、一般カードでも国内・海外の旅行傷害保険および海外のショッピング保険が付帯しています。

それぞれ千葉銀行が提供しているちばぎんポイントサービス「ひまわり宣言」の対象となっています。

OKBデビットカードの場合、20歳未満の方がお申込みになる場合には、親権者の同意が必要となります。

また、デビットカードはひとり1枚までの発行となっています。

旅行代金等をOKBデビットでお支払いいただくことで最高3000万円までの旅行傷害保険が付帯しますしし、OkiDokiポイントと呼ばれるポイントサービスも付帯しています。

国内旅行の場合、傷害による死亡・後遺障害補償のみとなりますが、海外旅行の場合、傷害による死亡・後遺障害に加えて傷害・疾病による治療費用や賠償責任、携行品損害、救援者費用等も補償内容に加わります。 

OkiDokiポイントは、1000円のご利用につき1ポイントがたまるポイントサービスで、さまざまな商品や商品券と交換していただいたり、提携先各社のマイルやポイントなどに移行してご利用いただくこともできるようになっています。

北洋―JCBデビットの場合もOkiDokiポイント(1000円のご利用につき1ポイント)と呼ばれるポイントサービスが付帯しています。

事前に旅行代金等をデビットカードでお支払いいただいた場合、最高3000万円までの旅行傷害保険が付帯しますが、通信販売でのJR東日本グループやじゃらんnet、楽天トラベルチェックアウト後払い、楽天トラベルANA楽パックでは北洋―JCBデビットをご利用いただくことができませんので、お気を付けください。

また、通信販売のAmazonやApple iTunes等でも北洋ーJCBデビットはご利用いただくことができませんのでご注意ください。

北洋―JCBデビットの利用時間は、平日日本時間7時~23時、土日祝日12/31は7時~21時、1/2~1/3及び毎月第3土曜は7時~18時までです。

それ以外の時間帯および1/1は、現在のところデビットカードをご利用いただくことができませんので、お気を付けいただきたいと思います。

ご利用限度額は、一般・ゴールドともにちばぎんスーパーカードが初期設定で50万円までとなっていますが、ご自身で1日上限200万円までで設定していただくことができるようになっています。

1回の限度額および1か月の限度額もご自分で設定可能となっています。

OKBデビットは、初期設定では国内・海外ショッピング1回あたり200万までが上限となっていますが、初期設定額を上限として最低1000円から1000円単位でご自分で限度額を設定していただくことができるようになっています。

また、海外現地通貨お引出の際の上限額は50万円までとなっています。

北洋―JCBデビットは、初期設定では、国内・海外ショッピング1回および1日あたり50万円まで、上限額はそれぞれ200万円までで、ご自分で設定変更可能です。

また、海外現地通貨お引出の際の上限額は、初期設定で1回および1日あたり10万円までで、上限10万円までで変更可能となっています。

ご利用限度額はそれぞれ以上のように設定していただくことができるようになっていますが、あくまでもJCBデビットカードも銀行口座内にある預金額までが上限となる1回払い、即時引き落としのデビットカードとなっていますので、預金額が上限額を下回る場合、預金額までが上限となりますので、お気を付けいただきたいと思います。

海外のJCB加盟店でのショッピングや海外ATMでの現地通貨お引出の際には、為替レートにJCBの定める1.6%とそれぞれの銀行の定める3.0%を加算した4.6%が加算されることになります。

海外ATMご利用手数料は、ちばぎんスーパーカードが1回あたり108円(税込)、OKBデビットがお引出手数料無料、北洋―JCBデビットが1回あたり108円(税込)となっていますが、別途ご利用になられた現地金融機関所定の手数料がかかる場合がありますので、お気を付けいただきたいと思います。

不正利用防止も兼ねて、JCBデビットカードをショッピング等でご利用になられたり、現地通貨を引き出したりされた場合には、ご利用確認通知メールがご指定のメールアドレスに届くようになっています。

ご利用になられた覚えがない場合には、できるだけ早くご確認いただくことをおすすめいたします。

また、海外では、お取引の際にお引き落しをした金額と確定した金額に為替による差額が生じた場合も差額の発生通知メールが送られますし、差額の引き落としがされた場合もそれに伴って通知メールが送信されます。

JCBデビットカードをご利用いただくことができる銀行はまだまだ少数派ではありますが、VISAデビットカードとは異なり、旅行保険が付帯しているものが多くなっていますし、JCBブランドならではの海外ATMをご利用いただくことができるようになっていますので、上記の銀行に口座をお持ちの方だけではなく、旅行好きの方にも非常におすすめのデビットカードとなっています。

[JCBカードをGooglePayに登録、QUICPay支払でキャッシュバック]

2015年5月20日 作成
2018年10月13日更新


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