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海外にいるお子さまから突然の電話。
「日本から学生カードを持ってきたけど、できると思っていたキャッシングができなかった。手持ちの現金も少ない。どうしよう!?」

ええっ!どうしようと今さら言われても……

学生でも持てるクレジットカードは、国内ではとても便利です。しかし海外でのキャッシングを頼って外国に持っていくには注意が必要。

学生カードの場合、種類によっては海外でのキャッシング機能がないカードもあり、このようなトラブルが起きてしまいます。

ブランドデビットなら学生でも海外で通貨が引き出せる

数か月前のこと。友達のところに、海外にいるお子さんから連絡があったそうです。

「現金がもうすぐなくなる。学生カードでキャッシングしようとしたけど、できなかった」

現金がなくなったら大変!どうやってお金を渡したらいいか?パスポート送金するしかないのでは?いまさらだけどブランドデビット持たせていればよかったのにね、という話になりました。

結局はお子様が自分でなんとかできたそうですが、親は生きた心地がしませんね。

そこで今回は、お子様が海外に渡る時にぜひ持たせて欲しい、ブランドデビットを使ったアイディアを紹介します。

「キャッシングができない……現金もない。」そんな状況に陥らないために、お子様が海外に行くときに持たせて欲しいのが「ブランドデビット」カードです。

日本ではVisaデビットが主流ですが、MastercardデビットやJCBデビットもあります。

 

ブランドデビットとは!?

ブランドデビットは、VisaやJCBなど、クレジットカードの国際ブランドが銀行と提携して発行しているデビットカード。国際ブランドの「決済機能」を利用して決済をおこないます。

ブランドデビットは、基本的に国際ブランドの加盟店であれば、世界中で決済可能です。海外へ持って行くのなら、ブランドデビットを選びましょう。

ブランドデビットがあれば送金の必要なし。お子様の口座に振り込むだけ

海外に出る息子さんあるいは娘さんにデビットカードを持たせて、買い物はデビットカードで決済してもらいましょう。足りなくなった分は親が日本で口座に振込または入金すれば海外送金手数料はかかりません。

 

海外専用プリペイドカードは手数料が高い

学生が海外に持っていくカードには、クレジットカードやデビットカードの他に、海外専用のプリペイドカードもあります。

チャージした金額以上は利用できないので、使いすぎの心配がないメリットはあります。しかし利用する上での手数料を考えると、デビットカードと比較した場合に優れている部分はありません。

プリペイドカードの場合、チャージの際に0〜1%の手数料かかります。さらに為替手数料が3〜5%、さらに現地での引出手数料として200円相当の金額が発生します。

またチャージするにもその都度、窓口やATM、ネットバンキングを利用しなければなりません。

よほど使いすぎが心配な場合以外は、プリペイドカードではなく、手数料が比較的安く使い勝手のいいデビットカードを持っていくとよいでしょう。

現金がなくなり、すぐ必要。そんな時の知恵

クレジットカードを持っていれば、手数料をかけずに利用枠を現金化する方法があります。

20歳以上であれば、現地の友人と飲み会を開いて幹事を担当します。そしてお店への支払いはクレジットカードで、友人たちの会費は現金で集めるのです。

ただしクレジットカードを持っていない場合、この方法は利用できません。また未成年であれば飲み会も開けず、食事会をするにしても会費は少額です。

どのデビットカードを選ぶべき?

現在、国内では多くのデビットカードが発行されています。その中でもオススメの3枚を紹介します。

Sony Bank WALLET

ソニー銀行のキャッシュカードと、Visaデビットが1枚になったタイプのカードです。Sony Bank WALLETのメリットは、外貨預金口座をうまく使えば、手数料を抑えられること。

通常、海外でデビットカード決済をすると、あらかじめ決められている手数料を払わなければなりません。一方Sony Bank WALLETは外貨預金口座から決済すれば、手数料はかかりません。

たとえば日本からアメリカに行く際、事前に米ドルを外貨預金しておけば、現地での決済時に口座から米ドルが引き落されます。通常の海外決済とは違い、手数料は無料です。

外貨預金をする際には手数料がかかってしまうのですが、通常の海外決済時にかかる手数料より割安なので、外貨預金を利用する方が便利です。

また国内利用でも最大で2%キャッシュバックなどがあるオトクなカードです。

Sony Bank WALLET
 

住信SBIネット銀行 Mastercardデビット付キャッシュカード

高還元率が魅力の「住信SBIネット銀行 Mastercardデビット付キャッシュカード」。一般的なデビットカードはクレジットカードと比べると還元率は低く、0.25〜0.5%です。ところが住信SBI銀行のデビットカード(Mastercard)は0.8%の還元率。

1,000円利用ごとに8ポイントの「スマプロポイント」が貯まります。スマプロポイントとは、住信SBIネット銀行のサービス。100ポイント=40マイル相当で、JALマイルに交換できるほか、1ポイント=1円のレートで現金に交換もできます。

住信SBIネット銀行 Mastercardデビット付キャッシュカード
 

楽天銀行ベーシックデビットカード(Visa)

とにかく還元率にこだわりたい方には、楽天銀行のデビットカード楽天銀行ベーシックデビットカードの基本還元率は楽天のクレジットカードと同じ1%。年会費は無料です。

カードを渡さずかざすだけのVisaタッチ決済、パスワードを設定して第三者の不正利用を防ぐVisa認証サービスも利用できます。

楽天銀行ベーシックデビットカード(Visa)
 

最後の手段はパスポート送金

「クレジットカードもデビットカードもなく、口座も持っていない。帰国もできない……」そんな時の最終手段が「パスポート送金」です。

パスポート送金とは、現地の口座がなくても日本からの送金を受け取ることができるサービスです。

日本国内の銀行から現地の銀行に送金され、パスポートを提示してお金を受け取れます。このさいパスポートと同じ綴りのローマ字氏名が口座名、パスポート番号が口座番号となります。

ただし受取銀行が限られ、また受け取れる銀行は国によって違います。

受取人には金融機関からの送金連絡はありません。よって日本にいる送金者が受取人に連絡する必要があります。

パスポート送金は場所によって4〜7日程度かかり、さらに送金手数料と受取手数料は数千円単位です。パスポート送金は、あくまでも非常時の送金方法と覚えておきましょう。

旅立つ前にブランドデビット

学生のお子様が海外に旅立つときは、ブランドデビットを作って持たせましょう。

最後に、海外のATMやレシートによく使われる英語の対訳表を載せておきます。旅先や留学先、ホームスティ先でお役にたてればうれしいです。

海外ATMとレシートの英和対訳表
英語 日本語
ACCOUNT 口座
SELECT SOURCE ACCOUNT 口座選択
SAVINGS 普通預金
CHECKING 当座預金
PIN 暗証番号
ENTER PIN 暗証番号を入力
BALANCE 預金残高
TRANSFER 振込
WITHDRAWAL 引出
WITHDRAW/TRANS AMOUNT/GOT CASH/DISPENSE AMOUNT 引出金額
SELECT DISPENSE AMOUNT 引出金額を選択
SURCHARGE 引出手数料
ENTER 入力
OTHER その他
TRANSACTION 取引
SELECT TRANSACTION 取引内容を選択
TOTAL WITHDRAWAL/CASH WITHDRAWAL 合計額

 

2019年6月19日 作成
2024年1月9日更新

ソニー銀行の外貨預金が海外旅行に留学に大活躍

Sony Bank WALLETSony Bank WALLETは、年会費無料で持てるソニー銀行のVisaデビット付きキャッシュカードです。

国内での普段の買い物や支払いはもちろん、海外ATMでの引き出しにも利用でき、11通貨に対応しています。

他行への振込手数料が月2回無料。ステージに応じて最大11回まで無料です。

  • カードの詳細はこちら
  • 公式サイトはこちら

メルマガ皆さんは「ポイント還元率が高いから」「ポイントやキャッシュバックなどのキャンペーンが良かったので」「友人知人が使っているから」といった理由でカードを選ばれることが多いと思います。お得ばかりを追い求めてカードを作り続けるとたいていポイントが分散してしまいます。それは入口にフォーカスしているからです。

入口=どこで使うか、出口=カードになにを求めるか、決済金額=一年にどれくらい使うか。
この3つの要素が揃って、はじめて有効なクレジットカードを選ぶことができます。大事なことは最終的にクレジットカードに求めるものを明確にすることです。つまり出口を決めることから始まります。当サイトでは「出口から逆算して決済金額で最適化する」ことを提案します。

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