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ゴールドやプラチナなど、上位ランクのクレジットカードの中には、「プライオリティ・パス」と提携しているものがあります。

プライオリティ・パスは、世界148ヶ国、650を超える都市にある1,600か所以上の空港ラウンジが利用できるサービスです。特に海外旅行の機会が多い方にとっては非常に便利なサービスとなっています。

このサービスは、英国の企業であるThe Collinson Group が運営しています。

プライオリティ・パスを持っていれば、フライトまでの待ち時間を空港の喧騒から離れ、静かでリラックスした環境で過ごすことができます。

ラウンジによっては、充実した食事やアルコールが提供されており、航空会社のビジネスクラスラウンジに匹敵するほどの快適さを誇る場所も少なくありません。

2021年7月1日から「Plaza Premium Lounge(プラザ・プレミアム・ラウンジ)」が利用できなくなっていましたが、2023年6月から段階的に、およそ60か所のラウンジが再び利用可能になりました(すべてのラウンジが対象ではありません。
利用可能なラウンジはこちら

プライオリティ・パスは国際線だけでなく、国内線でも利用できるラウンジが存在し、これらのラウンジの中には航空会社の上級会員しか利用できないラウンジも含まれています。
プライオリティパスで使える日本国内の空港ラウンジリストはこちら

ではどのクレジットカードがプライオリティ・パスと提携しているのか見ていきましょう。

何度でも無料でラウンジを利用できるプレステージ会員

プライオリティ・パスには、会員ランクが3つあり、ランクに応じて特典内容が異なります。

プライオリティ・パスの会員種別は以下の3つです。

  1. スタンダード会員(年会費99米ドル)
  2. スタンダード・プラス会員(年会費249米ドル)
  3. プレステージ会員(年会費469米ドル)

各プランによって年会費が異なるだけでなく、提供されるサービス内容も異なります。

プライオリティ・パス 会員ランク
会員ランク 年会費 円換算年会費(1USD=150JPY) 利用料
スタンダード会員 99米ドル 14,850円 1利用ごとに35米ドル。
スタンダード・プラス会員 329米ドル 49,350円 10回まで無料利用可能。11回目以降利用は1回ごとに35米ドル。
プレステージ会員 469米ドル 70,350円 利用回数に制限なし。いつでも無料で利用可能。

会員プラン | Priority Pass

同伴者は35米ドル(利用都度)で利用可能。

上記からもわかるように、プライオリティ・パスで最もお得なのはプレステージ会員です。

プライオリティ・パスの公式サイトから直接申し込んでプレステージ会員になる場合、年会費は469米ドルとなります。1ドル150円で換算すると、70,350円にもなります。

しかし、プライオリティ・パスの会員資格が付帯しているクレジットカードがあります。

プレステージ会員の資格が付帯しているクレジットカードを持てば、年会費を払わずに何度でも空港ラウンジを利用できます。

海外旅行や出張が多い方には、非常に嬉しいサービスですね。

プレステージ会員に無料で登録できるクレジットカードには、以下のカードが代表的です。

  • 楽天プレミアムカード
  • セゾン プラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
  • 三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
  • アメリカン・エキスプレス プラチナ・カード

それでは、これらのカードの違いについて詳しく説明しましょう。

プレステージ会員に無料登録できるクレジットカード

コストパフォーマンス重視なら「楽天プレミアムカード」

楽天プレミアムカードは、年会費11,000円(税込)ででプライオリティ・パスの最上級ランクであるプレステージ会員資格を取得できる、非常にお得なクレジットカードです。

このカードを持てば、プライオリティ・パスの年会費も利用料も一切かからず、所定の空港ラウンジを年に何回でも利用することができます。

年会費11,000円のカードに、通常約70,000円に相当するサービスが含まれているのは驚くべきことです。

楽天プレミアムカードは、プライオリティ・パスが付帯しているクレジットカードの中でも、最も年会費が安く、審査も比較的緩やかです。

そのため、若年層や年収がそれほど多くない方、またはできる限り安くプライオリティ・パスを手に入れたい方に最適なカードです。

楽天プレミアムカードが届いたら、楽天e-NAVIからプライオリティ・パスを申し込むだけで、通常2週間程度で簡易書留でカードが届きます。

プライオリティ・パスの有効期限は申込月から2年間です。更新の際は再度申込みが必要ですが、更新月3か月前にメールでお知らせが来るので安心です。


(楽天e-NAVIのプライオリティ・パス申込み画面より)

同伴者も1人3,300円(税込)でラウンジを利用できます。

さらに、楽天プレミアムカードには、傷害死亡・後遺障害の保険金が自動付帯で4,000万円となる海外旅行傷害保険が付帯しています。日本出国前に公共交通機関や募集型企画旅行の料金を楽天プレミアムカードで支払うと、補償額が1,000万円増額され、合計で5,000万円となります。

傷害・疾病治療費用についても、自動付帯で300万円の補償が受けられ、非常に充実した内容です。また手荷物無料宅配サービスが年2回まで利用できます。

ただし、2025年1月から楽天プレミアムカードに付帯する「プライオリティ・パス」でラウンジを利用できる回数が年間5回までになります

2025年 1月 1日(水)以降:
海外ラウンジ利用年間5回まで無料
※プライオリティ・パスカード発行日より起算

年会費有料カードの一部サービス変更のご案内​|楽天カード

2024年中はこれまで通り、回数制限なく利用できますが、来年以降のことを考えると他の選択肢を考える時期に来ていると思います。

プライオリティ・パスが付帯するカードの代替候補としては、一年間カードの年会費もかからない「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」があります。理由は後述します。

利用回数制限 お食事・リフレッシュ・休憩施設 家族カードにPP付帯 同伴者
なし(2025年1月から年間5回まで) 1名につき3,300円(税込)

  
 楽天プレミアムカード

セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード

セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード(初年度年会費無料(2年目以降11,000円/税込))には、プライオリティ・パスのプレステージ会員に優遇年会費11,000円(税込)で登録できるサービスが用意されています。

プライオリティ・パスを取得するには、カードの年会費11,000円に加えて、プライオリティ・パスの年会費11,000円を合わせた年間22,000円(税込)が必要です。このサービスはあくまで年会費が優遇されるもので、無料ではないからです。

初年度年会費無料、年間1回(1円)以上のカード利用で翌年度年会費無料になるセゾンローズゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードを選べば、プライオリティ・パスの優遇年会費だけの負担、トータル11,000円(税込)で持つことも可能です

プラチナカードとは異なり、ゴールドカードの場合は、カード裏面のインフォメーションセンターに電話で申し込む必要があります。

ゴールドカードには手荷物無料宅配や海外利用ポイント2倍などのサービスがありますが、トータルで考えると、初年度年会費無料でコンシェルジュが利用できるセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードを選ぶ方がコストパフォーマンスが良いです。

利用回数制限 お食事・リフレッシュ・休憩施設 家族カードにPP付帯 同伴者
なし 1名につき4,400円(税込)

  
 セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード

 セゾンローズゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード

プライオリティ・パスとともにコンシェルジュの利便性を求めるビジネスパーソンには、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードがオススメです。

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは、インビテーション(招待)が不要のプラチナカードです。無料でプライオリティ・パスのプレステージ会員になれ、所定のラウンジが使い放題です。

クレディセゾン発行カードに付帯するプライオリティ・パスの同伴者は1人4,400円(税込)で利用できます。(2024年1月16日(火)利用分より一人につき4,400円(税込)に改定)

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードが届いたらプライオリティ・パスを申し込みましょう。

カード裏面のカードデスクに電話、またはNetアンサーより申し込めます。約1週間後にプライオリティ・パスが届きます。

インターネットからの申し込みは、専用サイトであるNetアンサー「カード限定」メニュー内『空港ラウンジ「プライオリティ・パス」』より確認できます。

プライオリティ・パスの有効期限は3年です。

セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードは、継続して利用する場合は再度手続が必要です。

セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードおよびセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは登録無料で自動更新になります。

個人カードとビジネスカードのどちらも年会費22,000円(税込)ですが、ビジネスカードは初年度年会費無料になります。

セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスは個人事業主や会社経営者向けのビジネスカード。個人でも問題なく作れます。

なお、家族カードや追加カードの会員はプライオリティ・パスに登録することができません。家族旅行でプライオリティ・パスを利用したい場合は、年会費無料の家族会員でもプライオリティ・パスを取得できる、次に紹介する三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードを検討してみてください。

利用回数制限 お食事・リフレッシュ・休憩施設 家族カードにPP付帯 同伴者
なし 1名につき4,400円(税込)

  
 セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード

年会費無料の家族カードにプライオリティ・パス付けられる「三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」

夫婦でラウンジを利用したい、そんな方には三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード(以下三菱UFJプラチナアメックス)がオススメです。

付帯しているプライオリティ・パスの会員ランクはプレステージ。何回でも無料で世界中のラウンジが使えます。

年会費は22,000円(税込)で、楽天プレミアムカードのちょうど2倍。

同じプレステージなら年会費が半分以下の楽天プレミアムカードを選んだほうがお得じゃないの?と思いますよね。

いえいえ、三菱UFJプラチナアメックスは、家族カード1枚目は年会費無料でなおかつ家族カードにもプライオリティ・パスがつけられるのです。

たとえば配偶者の家族カードを作り、本会員と家族会員のそれぞれでプライオリティ・パスを発行すれば、ふたりとも無料でラウンジに入れます。つまり夫婦二人で利用する場合に追加料金が不要になるのです。

同伴者料金が1名につき3,300円(税込)なので、夫婦+子供2名(同伴者3名)までは、他のカードに付帯するプライオリティ・パスより、同伴者料金が安く済みます。

また、海外利用分のポイントが2倍、海外旅行保険も自動付帯です。まるで専属の秘書を雇ったかのように24時間365日使えるコンシェルジュサービスも利用できます。

旅行や海外出張が多いビジネスパーソンには最適のクレジットカードです。券面はシンプルなブラックで気品にあふれています。

2024年9月2日以下のアナウンスがありました。2024年10月1日以降は無料のサービス提供は空港ラウンジのみになります。飲食店舗やリフレッシュ施設等で利用した場合、利用料金を請求される可能性があります。

三菱UFJニコスでは、プラチナ会員さまにフライト前のひとときを空港ラウンジでお過ごしいただくため、プライオリティ・パスを無料でご利用いただいておりますが、昨今、空港における飲食店舗やリフレッシュ施設等でのプライオリティ・パスのご利用が大変増加しております。
それに伴い、本サービスに関連するコストが増加しており、本サービス自体のご提供を続けることができなくなるおそれがございます。

そのため、三菱UFJニコスおよびフランチャイジー各社のプラチナ会員さまがお持ちのプライオリティ・パスは、2024年10月1日より、無料でのサービスのご提供を空港ラウンジのみといたします。

飲食店舗やリフレッシュ施設等でご利用された場合、ご利用料金を負担いただく場合がございますので、あらかじめご留意ください。
何卒、ご理解賜りますようお願い申しあげます。

海外空港ラウンジサービス プライオリティ・パスのご利用に関するお知らせ|クレジットカードなら三菱UFJニコス1

利用回数制限 お食事・リフレッシュ・休憩施設 家族カードにPP付帯 同伴者
なし 2024年10月1日以降は有料 1名につき3,300円(税込)

  
 三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード

「JALカード プラチナ」は、プライオリティ・パスが付けられる唯一のJALカード

jal-amex-p

JALカードの中でプライオリティ・パスが付けられるのは、JALカード(プラチナ)だけです。

年会費は34,100円(税込)。国際ブランドは、AMEXとJCBがあります。

JCBは通常カードまたはディズニー・デザインの2種類から選べます。券面の違いのみで、JCBのサービス内容・特典などは同じです。

JALカード(プラチナ)は、JALカードと提携カードのサービスを両方受けられる、コストパフォーマンスに優れたカードです。

カード利用100円ごとに1マイル貯まるほかに、入会時5,000マイル、毎年初回搭乗時には2,000マイルが貰えます。

またショッピングマイルのほかにアドオンマイルも貯まります。

JALグループの航空機券や機内販売でカードを利用すると100円=2マイルのアドオンマイルが加算されます。プラチナカードは最大で100円=4マイル貰えます。

さらに空港免税店で10%の割引特典がつきます。
JALカード | 空港店舗・免税店 – 割引サービス

化粧品やたばこ類を免税店で購入する方にとって10%OFFは大きいですね。

もちろん手荷物宅配サービスも出発&帰国時に無料で利用できます。

JALカード(プラチナ)の素晴らしさは、プライオリティ・パスが付いているだけではありません。プラチナならではの上級サービスがぎっしり詰まってます。

マイルを効率よく貯めるだけではなく、上質なサービスの中でリラックスしながら旅行や出張をしたい方にオススメです。

なお、アメックスブランドを選ぶと家族会員にプライオリティパスを付けることが可能です。

利用回数制限 お食事・リフレッシュ・休憩施設 家族カードにPP付帯 同伴者
なし 2024年10月31日(木)8:00PM以降は海外のみ利用可 1名につき2,200円(税込)

  
 JALカード(プラチナ)

本会員分を申し込めば家族会員のプライオリティ・パスが届く「ANA VISAプラチナ プレミアムカード」

ANA VISA プラチナ

ANA VISAプラチナ プレミアムカードは年会費88,000円(税込)、家族で海外旅行へ行く機会が多い方にうれしいカード。

ANA VISAプラチナ プレミアムカードのプライオリティ・パスはプレステージランクです。
家族カード会員全員のプライオリティ・パスが発行可能です。

本会員がプライオリティ・パスに申し込めば、家族カード分のプライオリティ・パスが一緒に届きます。

Webから申込書の請求もできますが、プラチナデスクに電話で申し込んだほうが、手間がかからず早いです

同伴者がプライオリティ・パスカードを持っていない場合、同伴者料金として1名につき29USドル(2023年10月から29USドル)が、後日カード会員本人に請求されます。

海外旅行保険は、本カード会員と家族カード会員ともに最高1億円まで補償。カード会員以外の家族は最高1,000万円まで補償。

万が一のけがや病気、事故に巻き込まれた時にかかった費用が戻ってきます。

お買物安心保険も付いているので、カードで購入したものが壊れたり盗まれたりしたときも安心。

航空便遅延保険付きなので、飛行機が遅れたり欠航したりした時のホテル代や食事代が戻ります。

ロストバゲージに遭ったときも、旅行を続けるのに必要な衣類や日用品の購入代金の一定額を請求可能です。

コンシェルジュデスクサービス付きなので、旅行計画に航空券の手配、ホテルやレストランの予約までコンシェルジュにお願いできます。細かいことに煩わされず、家族との時間を楽しめますね。

利用回数制限 お食事・リフレッシュ・休憩施設 家族カードにPP付帯 同伴者
なし 1名につき29米ドル

  
 ANA VISAプラチナ プレミアムカード

クレジットカードだけで使える「ラグジュアリーカード」

ラグジュアリーカードは年会費55,000円(税込)から。24時間365日利用できるコンシェルジュサービスをはじめとした、最上位クラスの優待を受けられるMastercard”World Elite Mastercard”。豊かな人生を送るための特別なクレジットカードです。

ラグジュアリーカードのプライオリティ・パスは、家族会員も無料で空港ラウンジを利用できます。

会員カードもデジタル会員証もなしで利用できるのがメリット

ラグジュアリーカードは2022年11月4日に利用方法が変わりました。「ラグジュアリーカード」だけ提示すれば使えるようになりました。

事前に利用登録(プライオリティ・パス会員カードを発行)することなく、空港ラウンジにて「ラグジュアリーカード」と「航空券」を提示して、プライオリティ・パスを利用する旨を伝えるだけで利用できるようになりました。

プライオリティ・パス会員カード(旧サービス)は、2023年1月31日をもって終了しました。旧会員カード(プラスチックカード)や、それに紐づくデジタル会員証も利用できないのでご注意を。

現場でどこまで周知徹底されているかは未知数ではありますが、国内外でプライオリティ・パスを利用する際にラグジュアリーカードを提示してみましたが問題なかったです(関空のぼてぢゅうでも使えました)。

(かつてデジタル会員証(アプリ)が導入されたとき、QRコードリーダーが配備されていないラウンジで入場を断られたことがありましたが、カードをスワイプするオペレーションを見る限り大丈夫そうです)

カードが有効であれば利用できるので、プライオリティパスの有効期限切れも気にしなくていいのはメリットではありますが、スマホだけで入場できないのはデメリットでしょうか。

利用回数制限 お食事・リフレッシュ・休憩施設 家族カードにPP付帯 同伴者
なし 1名につき35米ドル

  
 ラグジュアリーカード

プライオリティ・パスは2年ごとに自動更新「JCBザ・クラス」

JCBカード最高峰のJCBザ・クラスは年会費55,000円(税込)。最上級のサービスが受けられる特別なクレジットカードです。

「ザ・クラス・コンシェルジュデスク」は、まるで「もうひとりの秘書」。旅の手配や予約、ゴルフ場の案内などを代行。「ザ・クラス・コンシェルジュデスク」は24時間365日利用できます。

ザ・クラス メンバーズ・セレクションは、年に1回とどくカタログギフトの中から、好きな商品をひとつ無料で利用できます。商品ひとつの価格は2~3万円程度で、ディズニーリゾートやUSJのチケット、商品券や高級食材など幅広い商品の中から選べます。

グルメ・ベネフィットは、国内有名レストランの所定のコースメニューを2名様以上で予約すると、1名様分の料金が無料になる期間限定サービスです。

プライオリティ・パスは、ザ・クラス・コンシェルジェデスクに電話で申し込めば、2週間程度でラウンジ・ディレクトリー(ラウンジ一覧記載の小冊子)と一緒にカードが届きます。

同伴者は1名まで無料。2名目以降はラウンジにより異なります。家族カードにプライオリティ・パスを追加発行することはできません。

プライオリティ・パスは2年ごとに自動更新です。更新のたびに申し込みが不要なのはザ・クラスのおもてなし精神の表れでしょう。

ただし、2024年10月31日(木)8:00PM以降は、プライオリティ・パス社ウェブサイトのラウンジ情報にて「お食事」「リフレッシュ」「休憩」のカテゴリに表示される日本国内の施設は利用できなくなります
プライオリティ・パス旅行特典のご利用に関する改定について|JCBカード2

つまり、JCBカードの付帯サービスとして提供されるプライオリティ・パスは、プライオリティ・パス社が提供する国内の「ラウンジ」施設および、日本国外のすべての提携施設のみが利用対象になるということです。

利用回数制限 お食事・リフレッシュ・休憩施設 家族カードにPP付帯 同伴者
なし 2024年10月31日(木)8:00PM以降は海外のみ利用可 1名につき2,200円(税込)

  
 JCBザ・クラス

アメリカン・エキスプレス「プラチナ・カード」のプライオリティ・パスは家族会員と同伴者1名が無料

アメリカン・エキスプレスのプラチナ・カードは年会費165,000円(税込)で特別なサポートであなたの毎日をサポートしてくれるカードです。

プラチナカードのプライオリティ・パスは、家族会員と同伴者1名が無料。プライオリティ・パス デジタル会員証は、申込直後から利用できます。

アメリカン・エキスプレス プラチナ・カードとアメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード会員は「アメリカン・エキスプレス・グローバル・ラウンジ・コレクション」が用意されていて、センチュリオン・ラウンジも使えます

センチュリオン・ラウンジはセンチュリオン会員だけではなく、プラチナ・カード会員も利用できます。

利用できるラウンジは、アメリカン・エキスプレス直営の「センチュリオン・ラウンジ」「インターナショナル・アメリカン・エキスプレス・ラウンジ」のほか、「エスケープ・ラウンジUS」「プラザ・プレミアム・ラウンジ」、「デルタ・スカイクラブ」「エアスペース」「ルフトハンザ・ラウンジ」があります。

ラウンジ検索はこちら

ほかにも2人以上で予約すると1人分のコース料金が無料になる「2 for 1ダイニング by 招待日和」や、もしもの時のための旅行傷害保険や個人賠償責任保険、さまざまなイベントや旅行の手配や提案など、日々の生活や特別な日をサポートしてくれるプラチナ・コンシェルジェ・デスクなど、非常に役に立つサービスが充実しているのでそれなりの年会費を払うだけの価値があります。

ポイント・プログラム 「メンバーシップ・リワード」では、あなたのライフスタイルや目的に応じて、さまざまなポイントサービスが用意されています。

利用回数制限 お食事・リフレッシュ・休憩施設 家族カードにPP付帯 同伴者
なし 同伴者1名まで無料

  
 アメリカン・エキスプレス プラチナ・カード

「ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」も家族会員と同伴者1名が無料

ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カーに付帯するプライオリティ・パスは、家族会員に付けることができます。

年会費165,000円(税込)家族カード4枚まで無料。同伴者の利用料1名まで無料、2名以上の場合、1名につき35米ドルとなっています。

利用回数制限 お食事・リフレッシュ・休憩施設 家族カードにPP付帯 同伴者
なし 同伴者1名まで無料

  
 ANAアメリカン・エキスプレス・ プレミアム・カード

アメックス発行カードに付帯するプライオリティ・パスはレストランでの利用が不可

アメリカン・エキスプレス発行カード(プラチナ・カード含む)に付帯するプライオリティ・パスでは、2019年8月より空港内の提携レストランでの利用が不可になりました。

たとえば関西国際空港の「ぼてぢゅう」や中部国際空港の 「THE PIKE BREWING RESTAURANT & CRAFT BEER BAR」「くつろぎ処」「海膳空膳」では、利用できないのでご注意ください。

ダイナース プレミアムカードは券種によって申込み方法が違う

「ダイナースクラブ プレミアムカード」はコンパニオンカードを発行し、コンパニオンカードに付帯するプライオリティ・パス(Mastercard®プログラム)を利用する形になりました。

それ以外のプレミアムカードは、プレミアムカード会員専用ウェブサイトで申込みができます。

・ANAダイナース プレミアムカード
・ANAダイナース スーパーフライヤーズ プレミアムカード
・BMW プレミアム ダイナースカード
・ライオンズクラブ ダイナース プレミアムカード
・三井住友信託ダイナースクラブ プレミアムカード
・SMBC信託銀行との提携で発行されたプレミアムカード
・ダイナースクラブ ビジネスプレミアムカード

いずれもプレステージ会員に申込みができます。

プライオリティ・パスのご登録方法 | トラベル優待 | クレジットカードのダイナースクラブ

 ダイナースクラブ プレミアムカード

利用回数制限 お食事・リフレッシュ・休憩施設 家族カードにPP付帯 同伴者
なし 同伴者1名まで無料

  

プライオリティ・パス 回数制限のないプレステージ会員になれるクレジットカード
カード名 年会費 入会条件 同伴者 家族カードにもプライオリティ・パス付帯 家族カード年会費


楽天プレミアムカード
11,000円(税込) 20歳以上の安定収入のある方 1名につき3,300円(税込) 550円(税込)

セゾンローズゴールド・アメリカン・エキスプレス
11,000円(税込)・初年度年会費無料・年間1回(1円)以上のカード利用で翌年度年会費無料 学生や未成年を除く電話連絡可能な方。プライオリティ・パス利用は本会員であっても優遇年会費11,000円で別途登録必要 1名につき2,200円(税込)※2024年1月16日利用分から4,400円(税込) 年会費1,100円(税込)

セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス
初年度年会費無料・11,000円(税込)

JCBゴールド ザ・プレミア
JCBゴールド 11,000円(税込)+JCBゴールド ザ・プレミア5,500円(税込) インビテーションのみ 1名につき2,200円(税込) 家族カード年会費1名無料
(2人目以降、1名につき1,100円(税込))

三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
22,000円(税込) 20歳以上の安定収入のある方 1名につき3,300円(税込) 家族カード年会費1名無料
(2人目以降、1名につき3,300円(税込))

セゾン プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
22,000円(税込) 安定した収入があり、社会的信用を有するご連絡可能な方(学生・未成年を除く) 1名につき2,200円(税込)※2024年1月16日利用分から4,400円(税込) 家族カード1枚3,300円(税込)※家族カードにPP発行不可

セゾン プラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
22,000円(税込) 経営者・個人事業主・会社員の方 1名につき2,200円(税込)※2024年1月16日利用分から4,400円(税込) 追加カード1枚3,300円(税込)※追加カードにPP発行不可

JCBプラチナ
27,500円(税込) 25 歳以上でご本人に安定収入のある方。※学生不可 1名につき2,200円(税込) 1名無料、2人目より1名につき3,300円(税込)

エポスプラチナカード
30,000円(年間ご利用金額100万円以上またはインビテーションからの入会で翌年以降2万円) 1名につきカードアプリは29米ドル、アプリ会員は35米ドル 家族カード発行なし

JAL・JCBカード プラチナ
34,100円(税込) 20歳以上の安定収入のある方 1名につき2,200円(税込) 17,050円(税込)

JAL アメリカン・エキスプレス・カード(プラチナ)
34,100円(税込) 20歳以上の安定収入のある方 1名につき2,200円(税込) 17,050円(税込)

TRUST CLUB プラチナ Visaカード
38,500円(税込) 25歳以上の方 1名につき32米ドル 無料

三井住友カード プラチナ
55,000円(税込) 30歳以上の安定収入のある方 1名につき2,200円(税込) 無料

ラグジュアリーカード
チタン
55,000円(税込)
20歳以上で一定の収入がある方 1名につき35米ドル チタン
16,500円(税込)

JCBザ・クラス
55,000円(税込) インビテーションのみ 1名まで無料
2名目以降はラウンジにより異なる
8名まで無料

ANA VISAプラチナ プレミアムカード
88,000円(税込) 30歳以上の安定収入のある方 1名につき29米ドル 4,400円(税込)

ダイナースクラブ プレミアムカード
143,000円(税込) 同伴者1名まで無料
コンパニオンカードに付帯
無料

プラチナ・カード
165,000円(税込) 同伴者1名まで無料 4枚まで無料

ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード
165,000円(税込) 同伴者1名まで無料 4枚まで無料

ANAダイナース プレミアムカード
170,500円(税込) 同伴者1名まで無料 無料

  
上記以外にも、プライオリティ・パス(プレステージ会員)の無料発行が可能なクレジットカードはいくつか存在します。

アメリカン・エキスプレス センチュリオン・カードなどがあります。

回数制限付きでプライオリティ・パス全対象施設が利用できるカード

「UCプラチナカード」年間6回まで無料

UCプラチナカード会員はプライオリティ・パスが提供する世界1,300の空港ラウンジとトラベルエクスペリエンスを、年間6回まで無料で利用できます。サービス開始は2023年8月1日。

新設された成田空港 I.A.S.S SUPERIOR LOUNGE の利用は、プライオリティ・パスではなくプラチナカードの特典を使えば、無料の利用回数を消費しないで済みます。

 UCプラチナカード

「ジャックスカードプラチナ」年間6回まで無料

ジャックスカードプラチナ会員はプライオリティ・パスが提供する空港ラウンジを、年間6回まで無料で利用できます。これまではラウンジ・キーの提供でしたが、2024年3月1日からプライオリティ・パスの提供に切り替わりました。。

7回目以降は1回あたり35ドルが必要、同伴者は毎回1回あたり35ドルが必要です。

他にもジャックス発行のHAREYプラチナカード・ジャガー・ランドローバーカード・レンジローバープラチナカード・ディフェンダープラチナカードはプライオリティ・パス利用可能です。

「プライオリティ・パス」専用アプリででデジタル会員証を利用する際は、事前にプライオリティ・パス専用Webサイトより会員登録手続きが必要となります。(初回利用時のみ)アカウント作成後は、専用アプリでデジタル会員証を表示させることでラウンジを利用できます。

また、クレジットカードを提示することでも空港ラウンジが利用できます。どちらでも対応できるのは便利ですね。

 ジャックスカードプラチナ

住信SBIネット銀行のプラチナデビットカード(Mastercard)年間3回まで無料

住信SBIネット銀行のプラチナデビットカード(Mastercard)は、2023年12月1日からプライオリティ・パスが利用できるようになりました。

年間3回まで無料で利用できます。

利用方法は以下の2通り。

・プラチナデビットカード(MasterCard)を利用する場合
 カードのご提示で利用可能。
・プライオリティ・パスアプリを利用する場合
 プライオリティ・パスWEBサイトまたはアプリからアカウント登録が必要。

アカウント登録を事前に行うことで、プライオリティ・パスアプリを利用できるようになり、さらにプラチナデビットカード(Mastercard)を提示するだけでも利用可能です。これにより、利便性が向上します。

(更新)プラチナデビットカード(Mastercard®)付帯サービス変更に関するお知らせ | お知らせ | NEOBANK 住信SBIネット銀行

 プラチナデビットカード(Mastercard)

スマホアプリのデジタル会員証が使えるカードは

プライオリティ・パスを申込むと、カードタイプのプライオリティ・パスが送られてきます。そのカードを搭乗券とともにラウンジで提示すればラウンジが利用可能です。

プライオリティ・パスには、リアルカードの他にデジタル会員証があります。スマートフォンのApp StoreまたはGoogle Playからからプライオリティ・パス アプリをダウンロードし、設定すると使えます。

デジタル会員証は、どのクレジットカードのプライオリティ・パスでも使えるわけではありません。対応していないカード会社もあります。またデジタル会員証が使えない空港ラウンジもあります。

利用予定の空港ラウンジがデジタル会員証に対応しているかいないかは、プライオリティ・パス公式HPのラウンジ一覧で確認しましょう。

プライオリティ・パス デジタル会員証 対応状況
クレジットカード名
デジタル会員証 対応カード ANAダイナースプレミアム
アメリカン・エキスプレス・カード(ゴールド・グリーン・プラチナ)
ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
エポスプラチナカード(2024年9月10日からデジタル会員証)
ダイナースクラブプレミアム
UCプラチナカード
など
デジタル会員証 非対応カード JAL アメリカン・エキスプレス ・カード(プラチナ)
セゾン プラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
セゾン・ゴールド・アメリカン・エキスプレス
三井住友カード プラチナ
三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
ラグジュアリーカード
楽天プレミアムカード(2025年2月からデジタル会員証に対応)
楽天ブラックカード(2025年2月からデジタル会員証に対応)
など

 

最近は少ないと思いますが、デジタル会員証に対応していない空港ラウンジの存在を考えると、物理カードも携行しておいた方が無難です。

有効期限はカードによって違う。期限切れにご注意を

プライオリティ・パスの有効期限が切れた後は、お手持ちのプライオリティ・パスは利用できなくなり、新しい有効期限付きのプライオリティ・パスに更新する必要があります。

クレジットカード付帯のプライオリティ・パスの場合、プライオリティ・パスを申込むと、クレジットカードとは別に黒い券面のプライオリティ・パスのカードが送られてきます。

プライオリティ・パスの券面には、有効期限が記されています。有効期限が過ぎたプライオリティ・パスは利用できません。

クレジットカード付帯のプライオリティ・パスの場合、クレジットカード会社側で更新をしてくれる場合もあります。そうでない場合、プライオリティ・パスの有効期限後は自分で再度申請をし、期限を更新しましょう。

基本的に更新作業はご自分で行わない限り、プライオリティ・パスの有効期限は切れてしまいます。期限切れのカードでは間違いなく入場を断られますので、十分にご注意ください。空港ラウンジを利用する前に有効期限を確認しましょう。

プライオリティ・パス 有効期限
付帯カード 有効期限 更新手続き
セゾン・プラチナ・アメックス 3年 自動更新
セゾン・ゴールド・アメックス 3年 更新申請要
MUFGプラチナ・アメックス 3年 更新申請要
JCBザ・クラス 2年 自動更新
ダイナースクラブ プレミアムカード 2年 更新申請要
ANA VISAプラチナ 2年 更新申請要
楽天プレミアムカード 2年 更新申請要
アメリカン・エキスプレス プラチナ・カード 1年 自動更新
ラグジュアリーカード クレジットカードの有効期限と同じ

 

楽天カードは有効期限の3か月前に更新手続きが必要なことをメールで教えてくれます。更新手続きは楽天e-NAVIにログインして「プライオリティ・パスのお申込み」ページで行います。

クレジットカードの家族会員もプライオリティ・パスを使える?

クレジットカードの種類によって、家族会員の方もプライオリティ・パスを利用できる場合もあれば、クレジットカードの本会員のみプライオリティ・パスを利用できる場合もあります。

自己申請でお申し込みできるプライオリティ・パス特典付きのクレジットカードの場合、家族会員の家族カードにはプライオリティ・パスの特典が付帯しないことが多いです。

正規プライオリティ・パス会員の同伴者は、ひとり35米ドルでラウンジが利用できます。プライオリティ・パスの正規会員料金は、もっとも手軽な年会費でも99米ドル(スタンダード会員、利用には1回35米ドル必要)です。

年に数回程度の利用であれば、同伴者は、プライオリティ・パス会員の同伴者として、利用ごとに35米ドルを支払う方が経済的です。

またプライオリティ・パスの本会員が同行できない場合には、基本的にプライオリティ・パス特典としてラウンジを利用できません。

クレジットカード会社からの招待制プライオリティ・パス特典付きクレジットカードの場合は、本会員だけではなく、家族会員でもプライオリティ・パスの特典を利用できる場合が多いです。

クレジットカード家族会員もプライオリティ・パスが持てる場合、家族会員のみの旅行でもプライオリティ・パスでラウンジを利用できます。

家族カードにもプライオリティ・パスが付帯するカード、家族カードの年会費が無料のカードで代表的なものに「三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」があります。

年会費は22,000円ですが、配偶者の家族カードを年会費無料で発行し、プライオリティ・パスを持てば、一人当たりのコストは11,000円になります。

それでいて、24時間365日、電話・メールでいつでも受け付けているコンシェルジュ手荷物無料宅配が往復それぞれ1個利用できるので、楽天プレミアムカードやセゾンローズゴールドに対してもアドバンテージがあります。

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プライオリティ・パスを持たない同伴者はどうなる?

プライオリティ・パス会員の同行者は、1回の利用につき35米ドル、もしくは付帯するクレジットカードによって2,200円~4,400円の利用料で、会員と一緒にラウンジを利用できます

同伴者の利用料は、プライオリティ・パス所有者の方のクレジットカードからの引き落としです。

プライオリティ・パスでラウンジを利用できる同伴者の人数ですが、ラウンジによっては制限があります。

また同伴者が小さなお子様の場合、こども料金を設定しているラウンジもあります。しかしほとんどの場合は大人の同伴者と同じ利用料です。

プライオリティ・パス特典の付いているクレジットカードの種類(特に上級カード)によっては、同伴者が無料になる場合があります。

アメリカン・エキスプレス プラチナカード、ダイナースクラブ プレミアムカード、ANAダイナース プレミアムカード、JCBザ・クラスは同伴者1名、楽天ブラックカードは同伴者2名が無料で利用できます。

空港ラウンジを家族で利用するなら、利用予定のラウンジの料金を、プライオリティ・パスのオフィスに直接問い合わせるか、クレジットカード会社に確認しておくとよいでしょう。

プライオリティ・パスに肉薄!ダイナースクラブカードの空港ラウンジサービス

プライオリティ・パスを付帯していくても、使える空港ラウンジが豊富なカードが「ダイナースクラブカード」です。

「ダイナースクラブカード」の空港ラウンジサービスは、空港ラウンジの数ではプライオリティ・パスにはかないません。

しかしながらダイナースクラブカードの空港ラウンジサービスは、決してあなどれません。(家族会員は無料、同伴者は有料、料金は各ラウンジによって異なります)

日本国内の空港のラウンジはほぼ全部利用でき、海外ラウンジを入れると現在約1,000か所以上のラウンジを利用できるからです。

プライオリティ・パスではなくカード会社独自の空港ラウンジサービスでこの数はすごいですね。

ダイナースクラブカードの年会費は24,200円(税込)。27歳以上という年齢制限が撤廃され、収入の安定した方なら誰でも申し込めるカードです。

ダイナースクラブのサービスは、空港ラウンジサービスだけではありません。「空港送迎タクシーサービス」や「海外旅行傷害保険」、「ダイナースクラブ エグゼクティブ ダイニング」などもあります。

「空港送迎タクシーサービス」は、海外旅行の際に成田と羽田、中部国際、関西国際の、4つの空港のタクシー代金が無料または割安になるサービス。

「ダイナースクラブ エグゼクティブ ダイニング」は、高級飲食店で食事代が1人分無料になるサービスです。

海外旅行障害保険は最大1億円を補償してくれます。

プライオリティ・パス付帯ではないですが、ダイナースの空港ラウンジサービスやその他のハイクオリティなサービス内容を考えると、選択肢のひとつにいれてほしいカードです。

 ダイナースクラブカード

ダイナースクラブ プレミアムカードとANAダイナース プレミアムカードには、プライオリティ・パスが付帯していてプレステージ会員になれます。アメックスのプラチナ・カードと同様に同伴者1名まで無料で利用できます。

2019年10月1日より前は家族会員無料・同伴者有料だったのが、本会員と同伴者1名まで無料に変更されました。

2021年4月以降は、これまで自動継続だったのが2年未使用で更新されない仕様(いつでも再申込み可能)になったので有効期限に注意が必要です。

搭乗当日ならいつでも空港ラウンジ利用可能

プライオリティ・パスの契約ラウンジを利用するには、プライオリティ・パスの提示とともに当日の搭乗券の提示が必要です。

搭乗当日であれば、いつでもラウンジが利用できます。

空港ラウンジには

  1. 搭乗前・搭乗後でも利用できる制限エリア外のラウンジ
  2. 搭乗前の出国審査後だけ利用できる制限エリア内のラウンジ

があります。

プライオリティ・パスが利用できるラウンジの多くは、制限エリア内(出国審査後のエリア)にあります。

プライオリティ・パスが利用できる制限エリア外のラウンジは、当日の搭乗券があれば、出国前・入国後に限らず利用できます。

乗り継ぎ(トランジット)のために、空港で待機している時間帯に利用できる制限エリア内のラウンジもあります。

ヨーロッパならEU圏内の乗り継ぎ、アメリカならアメリカ国内への乗り継ぎエリアなどでプライオリティ・パスで利用できるラウンジが多いです。

日本などEU圏外への国やアメリカ国外への国への乗り継ぎエリアに入ると、プライオリティ・パスで利用できるラウンジがあるエリアを出てしまうことがあります。

エリアを超える前にラウンジを利用しましょう。あとから気がついてラウンジがるエリアに戻ろうとしても、戻れません。

また空港によっては、到着後や入国前の段階で利用できる、制限エリア内のラウンジがあることも。ただしこうした空港は少ないです。

また搭乗券を確認する際に、到着後の利用だということもわかりますので、混雑時やラウンジの規則によっては利用できない場合もあります。

プライオリティパス契約ラウンジであればどこの航空会社のラウンジでも使える


プライオリティ・パスが契約しているラウンジであれば、搭乗する航空会社に関係なくどこの航空会社のラウンジでも利用できます。

たとえば利用する空港に、プライオリティ・パスで利用できるラウンジが、航空会社Aのラウンジと航空会社Bのラウンジ、その他Cのラウンジと3か所あったとしましょう。

その日に搭乗する航空会社がAであったとしても、航空会社Bのラウンジでも、その他Cのラウンジでも好きなラウンジを利用できます。

航空会社のラウンジの場合、クレジットカード会社等のラウンジに比べると、ドリンクのサービスや軽食のサービスが充実していたり、シャワーなどの設備が用意されていたりするところが多いです。

プライオリティ・パスが提携しているラウンジであれば、航空会社やクレジットカードに関係なく、好きなラウンジをご自由に選んで利用できます。

エコノミークラス搭乗時でもビジネスクラスラウンジが使える

プライオリティ・パスは、ビジネスクラスやファーストクラス専用の航空会社ラウンジを含む多数のラウンジと契約しています。

通常、これらのラウンジはビジネスクラスやファーストクラスの乗客、または航空会社の上級会員限定で利用されています。

しかし、プライオリティ・パスを持っていれば、エコノミークラスやLCCで飛んでも、これらの上位クラス向けのラウンジの利用が可能になります

旅行の際、出発地の空港にプライオリティ・パスが契約している航空会社専用ラウンジがあれば、エコノミークラスの利用時であっても使うことができます。

プレステージ会員は無料で何度でも空港ラウンジを利用できる

クレジットカード付帯プライオリティ・パスの多くは、プライオリティ・パスのプレステージ会員(年間469米ドルの会員費分)と同じサービスが受けられます。

プレステージ会員は利用回数の制限がなく、1年間無料で何度でも空港ラウンジを利用できます。

プライオリティ・パスの提携しているラウンジを利用するには、プライオリティ・パスと、当日の搭乗券の提示が必要です。

クレジットカードによっては、プライオリティ・パスのスタンダード会員のみが付帯し、ラウンジ利用1回ごとに料金が発生する場合があります。

同じ日に複数のラウンジを利用することも可能ですが、ラウンジによっては利用時間制限(2~3時間)があるため、トランジット時間が長い場合はラウンジを出る必要があるかもしれません。

これらの点を考慮すると、年に数回しか旅行に行かない方でも、プレステージ会員の方がメリットがあると言えるでしょう。

【結論】お得にプライオリティ・パスが利用できるカード3枚

旅行好きの方には選択肢が多く、どのカードを選ぶか悩ましいところですよね。そこで、さまざまなプライオリティ・パス付きクレジットカードを実際に使い倒してきたクレジットカードDBが厳選した3枚をご紹介します。

プライオリティ・パスは数あるサービスの一部に過ぎません。どのカードが最適かは、持つ方のライフスタイルによって異なります。

プレステージ会員に無料登録できるクレジットカードはどのカードもそれぞれ良さがあって魅力的です。プラチナクラスのカードは手荷物無料宅配サービスやコンシェルジュが利用できるなど、海外旅行に役立つサービスが充実しています。

コストをかけずにプレステージ会員になりたい方には、現時点では楽天プレミアムカードが有力です。

「現時点では」と付けた理由は、回数制限なく利用できるのが2024年内までであり、2025年1月以降はラウンジ利用回数が年5回までに制限されるからです。

また、楽天プレミアムカードは楽天市場や楽天トラベルでの利用にメリットがあり、楽天ペイとの相性も良いことや、ビジネスカードの追加が可能であるなど、バリエーション豊富な機能を持つ、楽天経済圏の中核となるクレジットカードです。

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次におすすめなのが、セゾン プラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードです。なぜパーソナルカードではなくビジネスカードなのかというと、初年度年会費が無料であることが大きな理由です。また、プライオリティ・パスも無料で付帯されるため、最初の一年間はカードのサービスとプライオリティ・パスのサービスを完全無料でフルに活用することができます

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三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードの魅力は、家族カードが1枚まで年会費無料で発行でき、家族会員にもプライオリティ・パスが付帯される点です。配偶者やお子さんと一緒に旅行し、ラウンジを利用したい方に最適なカードです。

年会費は22,000円ですが、家族カードと合わせて考えると、1人当たり11,000円(税込)となり、非常にコストパフォーマンスに優れています。さらに、手荷物無料宅配やコンシェルジュサービスも利用できるため、充実した特典が魅力です。

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プライオリティ・パス Q&A

Q ドレスコードはある?

A プライオリティ・パスが提携しているラウンジによってドレスコードの条件が異なる場合もありますが、プライオリティ・パスの提示しているドレスコードは「スマートカジュアル」です。

スマートカジュアルに厳格な定義はありませんが、タンクトップに短パンにビーサンは避けたほうがいいでしょう。

プライオリティ・パスの契約しているラウンジによっては、ドレスコードに厳しいところもあるようですが、まあ基本的に飛行機に乗る恰好でしょうから、それほど気にしなくてもいいと思います。

Q ラウンジキーとプライオリティ・パスの違いは?

A プライオリティ・パスと同様のサービスにラウンジキーがあります。

ラウンジキーは世界1,250か所以上の空港ラウンジが利用できるサービスです。運営会社はプライオリティ・パスと同じ The Collinson Group です。

ラウンジキーとプライオリティ・パスの違いは?

運営会社が同じため、サービス内容と対象ラウンジはかなり被りますがが、利用方法と対象カードが違います。

コリンソンがアジア太平洋地域で空港ラウンジと旅行体験を拡大

プライオリティ・パスは、アジア太平洋地域の空港で急増する需要に対応するため、ダイニング、軽食、リラクゼーションの体験を増やしています。

アジア太平洋地域の空港ラウンジや旅行体験は、同地域の旅行者からも強い支持を得ている。コリンソン・インターナショナルは、今年1月から6月までの訪問数を前年同期と比較して、アジア太平洋地域の旅行者による同地域の空港ラウンジや旅行体験の利用数は73%増加したと報告する。旅行者にとって空港ラウンジは依然として旅行特典の最優先事項であるが、スパ、スリープポッド、レストランといった空港で提供される旅行体験をアジア太平洋地域の旅行者がより優先させている(144%増加)ことからもわかる。これは、同地域の旅行者による空港ラウンジの利用が70%増加していることからも明らかである。

旅行の急速な回復と旅行者のニーズの進化に対応するため、コリンソン・インターナショナルはアジア太平洋地域の空港ラウンジと旅行体験のネットワークを過去12ヶ月間で15%拡大し、次々とアジア太平洋地域の空港におけるダイニング、軽食、リラクゼーションの体験を倍増させた。現在、アジア太平洋地域のプライオリティ・パス・ネットワークには約650の空港ラウンジと旅行体験があり、そのうち100以上が旅行体験である。

コリンソン・インターナショナルのプライオリティ・パスが、アジア太平洋市場における2024年上半期の空港体験の利用数が(2023年同期比)71%増と報告し、同市場における世界的な旅客輸送量の急増が明らかに | プレスリリース | 沖縄タイムス+プラス3

アジア太平洋地域の需要は他地域の2倍以上に増加しており、これに対応するため、ダイニングやリラクゼーション施設が大幅に拡充されました。しかし、その結果として、元々あった不均衡がさらに拡大し、カードに付帯する特典の持続可能性が損なわれる事態となりました。

クレジットカードDBの視点から見た重要なポイント

三菱UFJニコスとJCBから、プライオリティ・パスの利用条件改定の発表がありました。

三菱UFJニコスは、2024年10月1日以降、無料サービスとして提供するのは空港ラウンジのみとなります。JCBは2024年10月31日(木)20:00以降、プライオリティ・パス社のウェブサイトで「お食事」「リフレッシュ」「休憩」のカテゴリに表示されている日本国内の施設が利用できなくなります。

利用者としては残念な改定ですが、ラウンジ行脚する人があまりにも増えすぎました。楽天カードの回数制限は、その前触れだったのかもしれません。JCBや三菱UFJニコスの改定で流れが変われば、クレディセゾンも同様の対応を取るのは時間の問題。年会費の安いカードから順に制限がかかっていくのでしょう。

プライオリティ・パスを無制限に使える正規料金はUS$469、約68,000円。それが年会費1、2万のカードに付いてくる歪み。カード会社に対するCollinson(プライオリティ・パス運営会社)の出し値は知りませんが、1回の利用でUS$35ほどのコストが発生すること、楽天カードが来年から5回、UCとジャックスが6回に制限することを考えると、年に数回程度が想定される利用回数かもしれません。国内出張組に月1回でも使われたら厳しいですね。

レストランでは、ラウンジとは異なり、確実に3千円相当の料理やドリンクが提供され、店舗にも支払いが行われるため、利用者が増えると収支に影響が出やすくなります。さらに、1回のフライトで複数のレストランを利用できる点も問題で、サービス提供側がその利用をシステムで制限できなかったため、カード会社が制限を設ける必要が生じたのでしょう。

納税や電子マネーチャージに関しても、カード会社の収益性を考えれば、将来的な動向は容易に予測できます。逆ザヤは、いずれ修正される運命にあります。歴史は繰り返すものです。

※SURUGA VISAインフィニットカードに付帯のプライオリティ・パスは廃止になりました。

2016年6月6日 作成
2024年9月10日更新

脚注

  1. 海外空港ラウンジサービス プライオリティ・パスのご利用に関するお知らせ|クレジットカードなら三菱UFJニコス
  2. プライオリティ・パス旅行特典のご利用に関する改定について|JCBカード
  3. コリンソン・インターナショナルのプライオリティ・パスが、アジア太平洋市場における2024年上半期の空港体験の利用数が(2023年同期比)71%増と報告し、同市場における世界的な旅客輸送量の急増が明らかに | プレスリリース | 沖縄タイムス+プラス

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