デビットカードを使用する際に、二重引き落としの問題が発生することがあります。デビットカードは、不正利用防止や本人確認のために、使用時に通知メールを送信することが一般的です。

店舗でデビットカードを使用する場合、通常は即座に利用通知メールが送信され、利用金額の引き落とし確認ができます。ただし、オンラインショッピングや一部の店舗では、実際の引き落としに時間差が生じる場合があります。この場合、通知メールが複数回送信されることががあります。

例えばクレジットカードを利用する際、店舗でショッピングをされると、利用可能かどうかの確認の意味も含めて、店舗側からクレジットカード会社へ情報(取引情報・オーソリ電文)が送られますが、実際の支払いは売上情報が届いた後に行われ、クレジットカードの請求に反映されます。

しかし、デビットカードの場合は、取引情報が届くとすぐに引き落としとして処理され、実際に売上情報が送信された後に、もう一度引き落としとして現れることがあります。

取引情報及びオーソリ電文が二重にかけられてしまう理由として、他にも予約商品を購入された場合など商品ご予約からご購入まで時間がある場合や商品の売り上げ金額が変更になった場合、1度ご購入いただいた商品を返品・キャンセルされた場合などが挙げられます。

また、店舗によっては、実際にご利用いただくことができるカードなのかどうかを確認するために1円から200円くらいまでの少額で一度決済をかけてカードの有効確認をしてから、実際の売り上げ金額の決済をする場合もあります。こうした場合にも二重に引き落としがかかる場合があります。

少額決済の場合、店舗側がすぐに返金処理をすることで、口座にすぐ返金されることが多いです。しかし、二重引き落としの場合、返金が遅れることがあり、デビットカードの発行会社側から返金されるまで1~2か月の時間がかかることもあります。

返金をスムーズに受け取るためには、店舗に「デビットカードが二重引き落としになっている」と問題を伝え、「返金処理のためにオーソリ取り消しを送信してほしい」など依頼する必要があります。店舗側が対応すれば返金は速やかに行われ、問題が解決します。

また、お手持ちのデビットカードによっては、店舗から届く利用情報と売上情報に差額が生じていた場合、その差額分のみが二度目に引き落とされる場合もあります。

特にご連絡をされない場合でも、基本的にはデビットカードの発行会社側から時間が経てば返金処理がなされる場合がほとんどになってはいますが、もしもの場合に備えて、二重引き落としとなってしまった場合には、店舗側に連絡するとともに、しっかりと返金がされたかどうか口座残高を確認することをおすすめします。

2015年5月20日 作成
2022年12月31日更新


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