還元率の高さやポイントの貯めやすさから、絶大な人気を誇っている楽天カードですが、いくつかのデメリットもあります。とはいえメリットの数と比べれば、本当に微々たるもの。
これから楽天カードを作ろうと考えている方、または持っているけれどデメリットについてあまり知らない方は、これから紹介する楽天カードのデメリットについて理解していただければと思います。
ETCカード発行が有料
車を利用している方に知って欲しいことがひとつ。
楽天カードのETCカードには年会費550円(税込)がかかります。ETCカードを年会費無料で発行しているクレジット会社はたくさんあるので、あえて楽天カードでETCカードを作らなくてもいいでしょう。
ただし楽天ブラックカード、楽天プレミアムカードまたは楽天ゴールドカードを持っていて、追加で楽天ETCカードを発行する場合は、無条件で年会費が無料です。
それ以外の楽天カードの会員でも、楽天会員ランクがダイヤモンド・プラチナ会員は、楽天ETCカードの年会費が無料です。(詳細条件などは、楽天カードのHPでご確認ください)
楽天発行のクレジットカード1枚に対して楽天ETCカードは1枚のみ作れます。家族カードには付帯できません。
しかし楽天ビジネスカードの場合は、法人向けカードなので、楽天ETCカードを複数枚作れます。
楽天ビジネスカードのETCカードは、1枚目は無料、2枚目以降は550円(税込)です。
紙の利用明細書は有料
楽天カードの利用明細書発行は有料です。1回につき84円(税込)の手数料がかかります。つまり84円×12カ月=1年で1,008円の費用が発生します。
楽天ゴールドカード、楽天プレミアムカード、楽天ブラックカードなど一部のカードは明細書発行費用の対象とならず、費用はかかりません。
ネットサービス『e-NAVI明細サービス』に申し込めばネットから無料で明細書を確認できます。ネット環境がある方は必ずWeb明細に切り替えましょう。
スマートフォンから使えるe-NAVIアプリも使えるので、紙の明細書を発行してもらう機会はほとんどなくなりそうですね。紙の明細を発行しない方がエコですしね。
Web明細サービスの印刷機能と、紙の明細発行の両方は利用できません。何度でもダウンロードや印刷ができるWeb明細サービスを利用する方が便利といえるでしょう。
旅行傷害保険が利用付帯
楽天カードには最大2,000万円の海外旅行傷害保険が付帯しています。しかしこの保険は自動付帯ではなく利用付帯です。
カードを持っているだけでは保険が適用されません。
この保険は、日本を出国する前に、海外旅行代金(募集型企画旅行の代金)を楽天カードで支払った場合に限り適用されます。
楽天カードに付帯する海外旅行傷害保険の利用条件に変更がありました
<対象カード>
楽天カード、楽天ANAマイレージクラブカード、楽天PINKカード、楽天カード アカデミー、楽天ゴールドカード、楽天銀行カード、アルペングループ 楽天カード<海外旅行傷害保険の利用条件変更について>
【旅行開始日が2020年9月30日(水)まで(変更前)】
保険が有効となるには、日本を出国する以前に以下に該当する代金を楽天カードで支払っていること(旅行開始後、日本出国以前に代金を支払った場合は、支払時以降の旅行期間が対象)。
・自宅から出発空港までの交通費(公共交通乗用具の運賃)
または、
・海外旅行代金(募集型企画旅行の代金)【旅行開始日が2020年10月1日(木)以降(変更後)】
保険が有効となるには、日本を出国する以前に以下に該当する代金を楽天カードで支払っていること(旅行開始後、日本出国以前に代金を支払った場合は、支払時以降の旅行期間が対象)。
・海外旅行代金(募集型企画旅行の代金)【変更点】
旅行開始日が2020年10月1日(木) 以降となるご旅行において、「自宅から出発空港までの交通費(公共交通乗用具の運賃)」のみを楽天カードで支払った場合は、海外旅行傷害保険は適用されません。利用条件の詳しい内容につきましては、保険が有効となる条件をご参照ください。
特典としてもらえるポイントの有効期限が短い
楽天ではいろいろなキャンペーンを実施しています。
楽天市場での利用で最大16.5倍になる、常時開催のSPU(スーパーポイントアッププログラム)や、新規入会&利用で最大5,000ポイントがもらえるキャンペーンなど、ポイントを効率的に貯められる機会がたくさんあります。
しかしここにも、ひとつデメリットが。
キャンペーンで付与されるポイントは、通常のポイントではなく「期間限定ポイント」です。
各ポイントには●月×日~▲月●日まで有効、という条件が付いています。この期間をすぎるとポイントは問答無用で失効です。
せっかく大量にボーナスポイントをもらえたとしても、自分の好きなタイミングで使えないので、ちょっと不便ですね。
私は楽天カードに入会したときに5,000ポイントをもらったのですが、期間限定ポイントだと知らずにずっと貯めていたので、うっかり3,100ポイントも失効するミスを犯してしまいました。
期間限定ポイントは、楽天市場などの楽天サービス以外にも使える機会はあります。
楽天ペイ加盟店、または楽天ポイントカード加盟店で期間限定ポイントが使えます。
楽天ポイント支払いにすると、自動的に期間限定ポイントが先に使われますので、「どうしよう、通常ポイントを先に使ってしまった!」なんてことも起きません。
楽天ペイ加盟店は、全国のローソン、ナチュラルローソン、ローソンストア100、和民、AOKI、アート引越センター、マックハウスなどがあります。※一部対象外店舗あり
楽天ポイントカード加盟店は、くら寿司、マクドナルド、ミスタードーナツなどがあります。
以上が楽天カード4つの欠点です。
この中でもとくに気をつけて欲しいのは、やはり失効の可能性が高い「期間限定ポイント」についてです。
キャンペーンに参加した際は、きちんと注意事項ページに目を通して、特典のポイントがいつごろ付与されるのか、またいつまでに使えばいいのかをきちんと確認しておいてください。
そうすれば失効の憂き目から逃れられるでしょう。
そのほか楽天の期間限定ポイントの上手な使い方はこちらの記事をご覧ください。
いくつかのデメリットはあれど、やはり楽天カードは魅力的なカードです。
デメリットを理解し、正しい活用法さえ知っておけば、右に出るものはない心強い1枚です。
2011年8月23日 作成
2023年12月1日更新
「楽天カード」は会員数3,000万人超えの人気の年会費無料カード
楽天市場で一度でも買い物するなら必携のカード。
還元率はいつでもどこでも常時1%、楽天市場でポイント最大16.5倍も狙える楽天市場のスーパーポイントアッププログラムも実施中! 入会後にエントリーして利用するだけで、ポイントがもらえるキャンペーンも見逃せません。
カード会員数は3,000万人を突破。その人気は衰え知らずです。
皆さんは「ポイント還元率が高いから」「ポイントやキャッシュバックなどのキャンペーンが良かったので」「友人知人が使っているから」といった理由でカードを選ばれることが多いと思います。お得ばかりを追い求めてカードを作り続けるとポイントが分散して貯まりません。それは入口にフォーカスしているからです。
入口=どこで使うか、出口=カードになにを求めるか、決済金額=一年にどれくらい使うか。
この3つの要素が揃って、はじめて有効なクレジットカードを選ぶことができます。大事なことは最終的にクレジットカードに求めるものを明確にすることです。つまり出口を決めることから始まります。当サイトでは「出口から逆算して決済金額で最適化する」ことを提案します。
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