楽天経済圏とも呼ばれている楽天市場、楽天カード、楽天トラベルなどなどの楽天のサービスを掛け合わせて使うことでみるみる貯まる楽天ポイント。
楽天のサービスを使うことでもらえる楽天ポイントには”通常ポイント”と”期間限定ポイント”の2種類があります。
期間限定ポイントは以下の特徴があります。
- 提携サービスへのポイント交換はできない
- 有効期限は15日や月末までなど異なり期間も短い
- 有効期限を過ぎると自動的に失効する
- 有効期限の近い期間限定ポイントから優先して使われる
今回は、楽天のスーパーセールやお買い物マラソンなどの買い回り、SPU(スーパーポイントアッププログラム)などのキャンペーンなどでもらえる「期間限定ポイント」のお得な使い方について解説します。
この記事によって分かること
【最適解】期間限定ポイントは楽天ペイで使うのが一番還元率が高い
期間限定ポイントの使い道はいくつかありますが、最適解と言えるのが楽天ペイでの支払いに充てる方法です。
使いやすいうえにポイントも貯まることが、大きなメリットです。
ポイント支払いでも還元率1%
期間限定ポイントでの支払いでも、楽天ペイに紐付けた楽天カードからの支払いと同じ還元率の1%の通常ポイントがもらえます。
楽天ペイのアプリの「すべてのポイント/キャッシュを使う」にチェックを入れるだけで、期限の近い期間限定ポイントから優先して使えるので簡単ですし、楽天ペイが使える店舗もたくさんあります。
主要なコンビニはもちろんドラッグストア、飲食店、家電量販店をはじめ、スポーツ用品店や、洋服屋、靴屋、メガネ屋など多種多様です。
日常的にコンビニを使っている方はもちろん、ドラッグストアで日用品を買ったり、外食や洋服、眼鏡の購入など、楽天ペイを使って期間限定ポイントで支払えば楽天カードで支払ったのと同じポイントバックで、しかも現金を使いません。
楽天ペイ+楽天ポイントカード提示 Wでポイント貯まる
楽天ペイが使える楽天ポイント加盟店なら「楽天ペイ払い」と「楽天ポイントカード提示」で、それぞれポイントが貯まります。
楽天ペイが使える店舗はこちら
楽天ペイ+楽天ポイントカードに対応している店舗の一部を、以下にピックアップしてみました。
- ファミリーマート
- マクドナルド
- ケンタッキー・フライド・チキン
- ガスト
- ジョナサン
- すき家
- 西友
- サンドラッグ
- ツルハドラッグ など
なお、楽天ポイントカードの提示でポイントは貯まるものの、反対に支払いに充てられない店舗もあるため、事前にわかっていないと使いづらい面もあります。
ちなみに、それぞれの還元率は以下のとおりです。
還元率 | |
---|---|
楽天ペイ | 1% |
楽天ポイントカード | 0.5〜1% |
楽天ポイントカードについては店舗によって還元率が異なるので、事前に調べておきましょう。
楽天ポイントが貯まる・使える店舗はこちら
楽天ペイで期間限定ポイントを使う時の注意点
楽天ペイでの楽天ポイントの1回の支払いでの利用上限は30,000ポイント
期間限定ポイント、通常ポイントに関わらず、1回の支払いで利用できるのは30,000ポイントまでとなっています。
30,000ポイントもあれば日用品なら大抵のものは購入できるので、大きな支障はないはずです。しかし、何らかの理由で30,000ポイント超を保有することもあることを想定して、利用上限があることは理解しておきましょう。
コンビニでの支払いの利用上限は1日4,000円
コンビニでの楽天ペイでの支払いは、ポイント使用であれクレジットカード払いであれ、「1回の支払い」「1日の支払い」ともに上限は4,000円です。
コンビニでもいろいろと買い込むと4,000円を超えることもあるので、コンビニの利用上限には気をつけたいところです。
コンビニには楽天ペイで買えないものがある
下記のものは楽天ペイで支払えません。
- 公共料金や税金、収納代行
- 切手、印紙、はがき
- QUOカードや商品券、Amazonギフト券などのPOSAカードなど金券などに準ずるもの
- 地域指定のゴミ袋、ゴミ処理券
なお、公共料金や税金はお住まいの地域によっては、楽天ペイの請求書払いで支払いが可能です。お住まいの地域が対応しているか、確認してみてください。
ポイント払い時は期間限定ポイントから消費する
楽天ペイでポイントで支払うは際は期間限定ポイント → 通常ポイントの順で、自動的に使われます。
通常ポイントは使わず、期間限定ポイント分だけ使いたい場合は「一部使う」でポイント数を指定します。
例えば楽天ペイで400円分購入するとき、期間限定ポイントが200ポイント、通常ポイントが100ポイントあった場合、200ポイントを指定すれば、期間限定ポイントだけ使えます。
残りの200円分は楽天ペイでの支払いになります。
楽天市場で使う
期間限定ポイントの多くを楽天市場から獲得する人は多いはずです。そのため、楽天市場での買い物の支払いに充てようと考える人もいるでしょう。
楽天市場で使えることも知っておくことで、期限切れを防ぎやすくなります。楽天市場における使い道について、詳しく見ていきましょう。
【前提】楽天ポイントを楽天市場で使うのはもったいない
楽天市場でのお買い物でもらえるポイントには、楽天カードを使うことが条件になっているものも多く、ポイント支払いよりも楽天カードで支払ったほうが多くのポイントがもらえます。
「ポイント払い」と「楽天カード払い」では、SPU適用によりポイント還元率が最大3%も変わってきます。
例えば、10,000円の買い物で「楽天カード払い」にすると「ポイント払い」より300ポイントも多くもらえる場合があるということです。
そのため、楽天市場での買い物にポイントを充てるのは、ポイント還元の機会損失となります。
もちろん、他に使い道がなくて期間限定ポイントを失効してしまうよりは、楽天市場で使ったほうがいいのは言うまでもありません。
期間限定ポイントの使い道にどうしても困ってしまったときは、楽天市場での支払いに充てることも、選択肢として持っておきましょう。
買い物の端数で使うのが最善策
楽天市場で楽天ポイントを使うのであれば、楽天カードでは付与されない100円未満の端数の部分に充てるのがおすすめです。
100円未満の端数に充てれば還元されるポイント数は変わらず、また微々たるものですが、期間限定ポイントを使った分の現金が残ります。
細々とした使い方ですが、楽天市場で買い物をする人にとっては有効な消費先となるので、ぜひ使ってみてください。
ふるさと納税に使う
楽天市場内にある楽天ふるさと納税でも、期間限定ポイントを支払いに充てられます。
「より多くのポイントを獲得する」という視点で言えば、楽天市場での買い物と同様に、ふるさと納税も楽天カード払いのほうが多くのポイントがもらえます。
普通はポイントでは納められない税金にポイントが使えて、しかも自己負担2,000円(2,000ポイント)でいくつもの返礼品がもらえると考えるとかなりお得です。
また、楽天のスーパーセールやお買い物マラソンなどのキャンペーンでは、ふるさと納税をした1自治体を1ショップとカウントされるので、上手にふるさと納税をすることでポイントアップにもつながります。
ただし、ふるさと納税でお得に税金を納められる上限額は、年収や家族構成などによって変わってくるので、上限額をしっかりシミュレーションしてから寄付しましょう。
楽天銀行の振込手数料に使う
楽天銀行の振込手数料に期間限定ポイントが使えます。
振込手数料を現金で支払ってもポイントはつかないのでポイントを使います。
1回の振込手数料は多くても数百円ですが、年間にすると振込手数料だけでまとまった金額になる人もいるでしょう。
ただし、以下のケースでは振込手数料に楽天ポイントが使えないので注意してください。
- 他行の本人名義口座宛の振込
- 「ゆうちょ銀行本人名義口座への振込(出金)」サービスの利用
- 振込手数料無料回数が残っている場合
- 楽天ポイントの利用可能ポイントが50ポイント未満のとき
- システムメンテナンス時など、楽天ポイント数を正確に取得できない場合
楽天ポイントカードで使う
期間限定ポイントは、楽天ポイントカード加盟店で買い物をしたときの支払いにも充てられます。
支払い前に楽天ポイントカードを提示して「ポイント払いで」と説明すれば、ポイントから支払われます。
ポイント還元率は店舗により異なる
楽天ポイントカードからポイント支払いをした場合、通常ポイントとしてポイント還元されます。
楽天ポイント加盟店では店舗によって100円(税抜)につき1ポイント、もしくは200円(税抜)につき1ポイントと決められています。
楽天ポイント加盟店を中心にポイントを貯めようと考えている人は、行きつけの店舗の還元率を確認しておきましょう。
楽天ペイで期間限定ポイントを使うのがおすすめ
楽天ポイントカードと楽天ペイでは使える店舗やサービスがかぶっているところも多いので、基本的には楽天ペイで期間限定ポイントを使うのがおすすめです。
楽天ペイで支払いをすれば、楽天ポイントカードを提示したときにポイントが付与されるので、一層お得になります。
また、楽天ポイントカードは「1回の支払い上限30,000ポイント」となっており、使い方によっては楽天ペイではなく楽天ポイントカードを選択する場面もありそうです。
楽天系サービスで使う
毎月それなりの期間限定ポイントを獲得している人は、楽天系サービスの支払いに充てるのがおすすめです。
毎月コンスタントに期間限定ポイントを使えるうえに、ポイント支払いでもポイント還元を受けられます。ポイントを使う設定にしておけば、楽天の他のサービスと同様に有効期限の短い期間限定ポイントから優先して使ってくれます。
ここからは、期間限定ポイントを支払いに充てられる、おすすめの楽天系サービスをいくつか紹介します。
楽天モバイル
楽天モバイルの通信費を楽天ポイントで支払うことができます。
楽天ポイントで支払った金額の1%がポイント還元されますし、楽天モバイルを使うだけで、SPU対象(+4倍)になります。
同月内に楽天市場で買い物した合計金額に還元される楽天ポイントが4%アップはかなり大きいので、スマホを乗り換える予定がある方は、ぜひ検討してみてください。
楽天でんき
楽天でんきの電気料金をポイントで支払っても、楽天カードで支払ったときと同様に0.5%のポイントバックがあります。
楽天モバイルと比べて0.5%と還元率は低めですが、電気代は4人家族であれば1万円超も珍しくないので、それなりのポイントが毎月付与されます。
楽天でんきの電気代は条件によっては必ず安くなるとも限らないので、シミュレーションをしてお得になるかを確認してから契約してください。
楽天でんきに変えたほうが安くなるのであれば、期間限定ポイントも使えて電気代も安くなり一石二鳥ですね。
楽天トラベル
楽天トラベルで予約したホテルやレンタカーでも期間限定ポイントを支払いに充てられ、金額に応じて還元もされます。SPUの対象でもあるので、楽天市場で買い物をするときにポイント還元率が上がります。
支払いに充てるためには100ポイント以上が必要で、利用単位は予約したサービスによって異なります。また、ポイント利用対象外となるサービスも中にはあるので、チェックしておきましょう。
対象サービス | 利用単位 |
---|---|
・国内宿泊 ・国内日帰り・デイユース ・国内レンタカー ・宿泊+レンタカー |
100ポイント単位 |
・ANA楽パック(宿泊+航空券) ・JAL楽パック(宿泊+航空券) ・高速バス ・海外航空券 ・海外ホテル |
1ポイント単位 (ただし100ポイント以上であること) |
・国内航空券 ・往復JR+宿泊 ・海外レンタカー ・旅行損害保険 など |
利用不可 |
付与されるポイント還元率は1%であることが多いですが、キャンペーンなどが適用されれば10%を超えることもあります。ぜひ、予約するサービスについて確認してみてください。
楽天ビューティ
美容院やサロンなどを楽天ビューティから予約した場合も、利用額を期間限定ポイントで支払えます。他の楽天系サービスと同様に、利用額に応じて楽天ポイントが100円(税抜)ごとに1ポイントが付与されます。
3,000円(税込)以上の予約であればSPUの対象となり、ポイント還元率が+0.5倍アップします。
美容院やサロンをネットから予約することが多い人は、ぜひこれを機に利用してみてください。
楽天生命・楽天損保
生命保険・損害保険を取り扱っている楽天生命や楽天損保でも、期間限定ポイントを支払いに充てられることに加え、保険料に応じて還元されます。還元率は保険料の1%。
生命保険や損害保険を月払いで契約している人であれば、毎月支払いが発生するので、一定額のポイントを消化できます。
1ヶ月間の進呈上限が楽天生命なら250ポイント、楽天損保は3,000ポイントと決められています。とくに、楽天生命は上限が低めに設定されているので、注意が必要です。
ラクマ
フリマアプリのラクマでも、購入した商品の支払いに期間限定ポイントを充てられます。
本記事で紹介した他の楽天系サービスと違って、ポイント還元の対象は楽天カードで決済した場合のみです。ポイント払いでは原則として還元されない点には、注意が必要です。
ただし、スーパー還元の対象になっている商品を購入した場合は、支払方法に関係なくポイントが付与されます。
基本的にはポイントが還元されないのでおすすめできる方法ではありませんが、期限が迫ったときの消化方法のひとつとして押さえておくといいでしょう。
商品券、優待券、切手を買う
期限が迫っている期間限定ポイントを使い切れる見込みがない方は、商品券や優待券、切手などを購入するのもおすすめです。
金券を購入することで期間限定ポイントの期限を実質的になくす、もしくは先延ばしにできます。
ただし、送料もかかるうえに割高での購入になるのでお得とは言えないので、他に消化する方法がないか模索してからにしましょう。
期間限定ポイントでいらないものを無理して買ったり、ポイントを失効してしまうくらいなら、金券と言う形で期限を事実上引き延ばすのも一つの方法です。
楽天市場の「商品券販売センター」では、期間限定ポイントでJCBギフトカードなどの信販系ギフトカードや全国百貨店共通商品券、ビール共通券、全国共通図書カード、QUOカード、切手など様々な種類の金券が購入できます。
楽天期間限定ポイントが使えないもの
ここまで期間限定ポイントのおすすめの使い方について解説してきましたが、実際には通常ポイントに比べると、使用用途が限られているのが現状です。通常ポイントでは使えて、期間限定ポイントでは使えない用途は、以下のとおりです。
- 楽天カードの利用額の支払い
- 楽天証券でのポイント投資
- 楽天Edyへの移行
- Suicaへのポイント移行 など
通常ポイントをお持ちの方は上記の使い道で使うようにすることで、より有効にポイントを消費できます。
通常ポイントのおすすめの使い道については、以下の記事でも解説しています。通常ポイントを消費するうえで注意すべき点もわかるようになっているので、ぜひ参考にしてみてください。
期間限定ポイントのお得な使い方まとめ
楽天の期間限定ポイント7つの使い方を紹介しましたが、楽天ペイで使うのがお得な使い方です。ポイント支払いでも利用額に応じて還元されるうえに、身近な店舗で利用できます。
とはいえ、楽天ペイでの支払いにこだわるあまり、期限切れにしてしまっては本末転倒なので、他の使い方も知っておくことも大切です。
最後に、期間限定ポイントの使い方をまとめます。
- 楽天ペイで使う
- 楽天市場の買い物の端数に使う
- 楽天銀行の振込手数料に使う
- 楽天ポイントカードで使う
- 楽天系サービスで使う
- 商品券、優待券、切手を買う
楽天ペイなら数十ポイントから数万ポイントまで使いやすく、1%の還元率でポイントが貯まります。
普段から楽天の期間限定ポイントをうまく使えば、その分現金が残るので、家計改善につながる可能性があります。
通常ポイントと比べて、たくさんもらえる期間限定ポイントだからこそ効果的に活用していきたいですね。
楽天カードの弱点を補う最強のパートナーを3枚厳選しました!
クレジットカードは1枚に絞らず、複数枚持っておくとカードの特典を有効に活用できます。2枚なら2枚分の、3枚なら3枚分のカード特典が受けられるからです。
ただし、カードの枚数が多いと残高管理や不正利用がないかなどのチェックが大変です。ポイントも分散して貯まり、使いづらくなってしまいます。
楽天カードはさまざまな特典を受けられますが、場面によっては他のカードのほうが優れているケースは数多くあります。
以下の記事では、楽天カードに加えて持つべきおすすめのクレジットカードを3枚紹介しています。うまく使い分ければお得になるので、ぜひ2枚目のカードの発行を検討してみてください。
2020年7月18日 作成
2023年12月1日更新
皆さんは「ポイント還元率が高いから」「ポイントやキャッシュバックなどのキャンペーンが良かったので」「友人知人が使っているから」といった理由でカードを選ばれることが多いと思います。お得ばかりを追い求めてカードを作り続けるとポイントが分散して貯まりません。それは入口にフォーカスしているからです。
入口=どこで使うか、出口=カードになにを求めるか、決済金額=一年にどれくらい使うか。
この3つの要素が揃って、はじめて有効なクレジットカードを選ぶことができます。大事なことは最終的にクレジットカードに求めるものを明確にすることです。つまり出口を決めることから始まります。当サイトでは「出口から逆算して決済金額で最適化する」ことを提案します。
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