送金アプリ「pring(プリン)」

銀行口座と紐付けて無料でお金のやり取りができる送金アプリ「pring(プリン)」

pring同士なら「送金」「お金の受け取り」「支払い」「チャージ」「口座への払い戻し」そのすべてを無料で利用できます。

また全国のファミリーマートなどでの支払いや、セブン銀行ATMからの出金も可能です。

pringの使い方

手数料無料で使える

「pring(プリン)」は、スマートフォンにアプリをダウンロードして提携の銀行口座を登録するだけで利用できる送金アプリ。

基本的に利用手数料は無料です。

ただし一部手数料が必要となる場合があります。

手数料の詳細は「資金決済法に基づく重要事項表示」で確認できます。


 

スマホとネット接続環境が必須

pringは、iOS11以降、Android6以降、SMSの受信(端末認証)ができるタブレットを除くスマートフォンで利用できます。

実際に利用するときは、LTEやWifiなどインターネットに接続できる環境が必要です。

アカウントの登録から利用までの流れ

pringアプリダウンロード

アプリを開いてSMS認証・パスワード設定

アプリから会員登録

利用開始

アプリをダウンロードしたら携帯電話番号の入力及びSMSによる端末認証、パスワード設定をします。

次にアプリを開いて会員登録をしていきます。

氏名、ニックネーム、生年月日、性別、住所などを登録し、さらに銀行口座の登録・設定をする必要があります。

SMSによる端末認証では、入力した電話番号宛に4桁の認証番号がSMSを通して送られるので、番号を入力すれば本人確認が完了します。

SMS受信拒否設定をしていたり、SMSが使えない場合はアプリが利用できません。

銀行口座の登録でpringの新規会員登録は完了となりますが、住信SBIネット銀行を利用する場合は、郵送による本人確認が必要となり、確認完了後に口座の登録が可能となります。

銀行口座を登録するのは不安に感じられる方がいらっしゃるかもしれませんが、pringの主要株主は伊藤忠商事株式会社、ファミリーマートグループの株式会社ファミマデジタルワン、みずほ銀行、三井住友銀行系のSMBCベンチャーキャピタル株式会社等の名前もありますので、安心して利用できるかと思います。

登録できるアカウントは、ひとつの電話番号につき1メインアカウントまでとなります。

ただし、ひとつのメインアカウントにつき2つまでのサブアカウントを持つことはできます。

pringのアカウントは、他者への譲渡や売買は法律で禁止されています。

送金先の登録

送金先は、電話番号や登録時に発行されるIDで検索するか、URLのメール送信またはQRコードの読み取りで登録が可能です。

12歳未満も利用可能

pringの利用推奨年齢は12歳以上ですが、未成年の場合は、利用時に保護者の同意が必要となります。

また、保護者管理のもとであれば12歳未満でも利用可能です。

iPhoneの場合、設定で利用可能なアプリの年齢設定が「4歳以上」または「9歳以上」になっている場合は、利用することができません。

保護者管理のもと、設定を変更する必要があります。

アカウント失効に注意

pringに有効期限はありませんが、最終利用から5年が経過している場合、アカウントが失効することがあります。

ただしアカウント内のpringに変動がある場合は、利用が続いているとみなされます。

pringに登録できる銀行

2021年7月現在、pringに登録できる銀行は以下の50行があります。

利用したい銀行が今は無くても、今後は利用できるようになるかもしれません。公式サイトで最新情報をご確認ください。

全国

  • 三菱UFJ銀行
  • ゆうちょ銀行
  • みずほ銀行
  • 三井住友銀行
  • りそな銀行
  • あおぞら銀行
  • SBJ銀行

ネット銀行

  • 住信SBIネット銀行
  • 楽天銀行
  • PayPay銀行
  • ソニー銀行
  • auじぶん銀行
  • イオン銀行

北海道・東北エリア

  • 七十七銀行
  • 東邦銀行
  • 福島銀行
  • 北洋銀行
  • 北海道銀行

関東エリア

  • 横浜銀行
  • 埼玉りそな銀行
  • 群馬銀行
  • 京葉銀行
  • 常陽銀行
  • 千葉銀行
  • 筑波銀行
  • 武蔵野銀行

北陸・中部エリア

  • 愛知銀行
  • スルガ銀行
  • 八十二銀行
  • 十六銀行

関西エリア

  • 関西みらい銀行
  • 滋賀銀行
  • 京都銀行

中国・四国エリア

  • 阿波銀行
  • 伊予銀行
  • 愛媛銀行
  • 紀陽銀行
  • 四国銀行
  • 百十四銀行
  • 広島銀行
  • もみじ銀行
  • 山口銀行

九州エリア

  • 福岡銀行
  • 西日本シティ銀行
  • 北九州銀行
  • 熊本銀行
  • 親和銀行
  • 宮崎銀行
  • 琉球銀行

チャージはオンラインとオフラインの2通り

pringへのチャージは、2通りあります。

  • 登録した銀行口座から直接入金
  • セブン銀行ATMによる現金での入金

銀行口座からチャージ

銀行口座からチャージする場合、1日のチャージ上限額は100万円です。

スマートフォンのpringアプリ上にてチャージをしてください。

セブン銀行ATMでチャージ

セブン銀行ATMによるチャージは、下記のような流れになります

ATM画面の「スマートフォンによる取引」からQRコード画面を表示

pringの「チャージする」画面からATM画面上のQRコードを読み取る

pringに表示された企業番号をATM画面に入力

ATM画面の案内に従って紙幣を入金、確認後完了

セブン銀行ATMでのチャージは、1,000円単位で、1回あたりの入金限度額は50万円、1日あたりの入金限度額は100万円までとなります。

利用手数料は終日無料ですが、セブン銀行ATM設置施設の営業時間外は利用できません。

pringで支払い 対応店舗は順次拡大中

ファミリーマートや店頭での支払いにpringを利用する場合、ほかのスマホ決済アプリ同様、店頭に提示されているQRコードを、pringを通して読み取ることで支払いができます。

pring画面上の「お店ではらう」ボタンをタップするとQRコード読み取り画面になります。

反対に店員の方に自分のQRコードを読み取ってもらう場合には、「お店ではらう」ボタンのQRコード読み取りページ下部にある、「支払コード表示」をタップしていただくことで、自分のQRコードを画面上に表示することができます。

現在、pring支払い可能な店舗は下記になります。

対応店舗は、まだ多くはありませんが順次拡大予定とのことですので期待しましょう。

ファミリーマートでは、セルフレジでも利用できます。

また、ファミリーマートをよく利用される方は、pringはさまざまな利用手数料が無料なので、便利な決済アプリとして使えます。

  • ファミリーマート
  • シェーキーズ
  • シズラー
  • ロイヤルガーデンカフェ
  • コメダ珈琲
  • おかげ庵
  • 日高屋
  • トイザらス
  • ドラッグスギヤマ
  • キリン堂
  • サーバ
  • 好日山荘(一部)
  • ロイヤルホスト
  • カウボーイ家族…など

「お金をおくる」「お金をもらう」機能で割り勘も簡単

送信する相手の検索

pringで送金をする場合には、「お金をおくる」ボタンをタップして、送る相手を選び、金額を入力して送信するだけで、送金できます。

送金をする相手は、pring同士であれば「電話番号検索」もしくは、「pring登録時に発行されるID検索」で探せます。

相手の連絡先を知らない場合には、マイQRコードをスマホ画面に表示させて相手の方にスキャンしてもらう方法もあります。

また、相手がpringを利用していない場合には、SMS、LINE、QRコードをURLで送信することもできます。

1円から送信できる

pringでの送金では、1円単位で送金ができます。食事会や飲み会での割り勘や、お買い物の代行を頼まれた場合でも、ぴったりの金額が送信できます。

送りたい相手を選ぶと、チャットにも似た画面が表示されます。

画面上で送金をするとともに、メッセージを送信することもできます。

1タップでスワイプ送金

pringでは、通常の送金方法のほかに、スワイプ送金も用意されています。

通常の送金方法の場合、5タップが必要ですが、スワイプ送金の場合は1タップで送金を完了することができます。

スワイプ送金は送金したい相手のページで、画面右下にあるプリンちゃんのマークをタップし、送金したい金額に触れながらスワイプをするだけで送金が完了します。

通常の送金よりも簡単に作業が完了しますが、簡単に送金できてしまう分、注意も必要です。

スワイプ送金の場合は、1円、5円、10円、50円、100円、500円のボタンの中から送金金額を選ぶ形になります。

画面上には、金額ではなく、硬貨の絵が表示されますので、硬貨を指ではじくようなイメージで送金します。

細かな金額の指定はできませんが、簡単に送金することができますので、例えば、210円を送金したい場合は、100円を2回、10円を1回送金することで、金額を調整することもできますし、細かな金額を入力する方法よりも、場合によっては少ないタップ数で送金を完了させることができます。

1日あたり10万円まで送金可能

送金することができるpringは、チャージされた残高内で、1日あたり1アカウント(メインアカウント、サブアカウントそれぞれ)ごとに10万円までとなります。

送金された金額は、送金方法に関わらず、送金相手が72時間以内にお金を受け取らない場合、不成立となります。

お金の受け取り方

送金されたお金を受け取る場合は、「お金をもらう」をタップしてください。

送金してくれたお金を受け取ることができますし、送金するときと同じように、請求したい金額を指定して請求し、受け取ることもできます。

相手から送金があった場合には、pringホーム画面上部に、送金相手のアイコンと未読マークが提示されます。

通知をタップするか「お金をもらう」をタップすると、「受取可能」の受取申請の一覧が表示されます。

送金相手のアイコン横に表示される金額をタップして受け取ると、アプリ内残高に反映されます。

お金をもらう際に、銀行登録が済んでいない場合は、お金を受け取ることができない点は注意が必要です。

相手に請求をする場合は、「お金をもらう」ページから相手を選び、チャット仕様のメッセージページから金額を入力してリクエストをすることができます。

相手の連絡先がわからなかったり、相手がpringを利用していない場合には、SMS、LINE、QRコードを利用して請求することもできるようになっています。

この機能を使うと、割り勘の際に現金を用意しなくて済むので非常にスマートです。

チーム機能

pringには、ほかにも「チーム」と呼ばれる機能があります。

チームは1アカウントにつき1つまで作ることができ、メインアカウント、サブアカウントにつきそれぞれ1つずつお作りいただくことができますので、1つの電話番号につき3つまでチームを作ることができます。

チーム名またはチームIDを知らせることでチームを教えることもできますし、検索機能からチームを探すこともできます。

チームには公開、非公開があります。

公開されているチームの場合、「チームに参加する」からチームに参加することができ、いいね(スワイプ送金)、コメント、送金のいずれかを行うとチームに参加することができます。

チーム内での送金は、1アカウントあたり1日30万円が上限となります。

またチームへの送金を受け取る際には、1日の送金合計金額より税別9.5%が手数料として差し引かれます。

チームをご利用になることで手数料が必要となりますので、ご家族間やご友人間での送金では、チームを作成せず、通常の機能をご利用になることをおすすめします。

反対に、チームを利用すれば不特定多数の方に向けてメッセージやブログのように日常を発信することで、いいね(送金)をもらうこともできます。

手数料が必要となってしまいますが、何か自分から発信したい場合、文章や画像、動画などを投稿して、いいねをもらえるか自分を試してみたい、誰かに共感してもらいたい場合などは、チームを利用ちてみるのもひとつの方法だと思います。

スマホの故障・紛失時の手続き

スマートフォンを紛失した場合には、できるだけ早く「お問い合わせフォーム」より、pringにアカウントを停止してもらうことをおすすめします。

ただし、ユーザーサポートはメールのみ、土日祝日の受付は翌営業日以降となります。

スマートフォンが故障してしまった場合には、別の端末から必要情報を入力し、手続きできます。

pringはこのような方におすすめ

pringでは「お金をおくる・もらう」「お店ではらう」「pringにチャージする」「pringから口座に戻す」のすべてを基本的に無料で行うことができます。

家族や周りの人たちとお金のやり取りをする機会が多い方は、prinを利用すれば手数料を気にせずかんたんに、1円単位で送ったり受け取ったりすることができます。

アプリ内に履歴が残るため、記憶違いや計算間違いの心配もなく、お金のやり取りがスムーズになります。

チャット仕様のメッセージ機能を使えば、お金のやり取りをする際に、それがどういったお金なのかを相手に伝えたり、感謝の気持ちを伝えたりすることもできます。

スマホからpringにチャージすれば、お財布を持たずに外出したときや、キャッシュカードを忘れてしまった場合でも、セブン銀行ATM からスマホを使って現金を引き出すことができるため、非常に便利です。

銀行の出金手数料を無料にしたい方や、家族や友人などとお金のやり取りをする機会が多い方におすすめのアプリです。

2020年6月4日 作成
2021年7月10日更新


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