カード表面にカード番号や氏名、有効期限を、凹凸の刻印をつけて表示しているカードがエンボスカード、刻印することなく印字したものをエンボスレスカードといいます。

表面に「ELECTRONIC USE ONLY」と表記されているものはエンボスレスカードの特徴です。

エンボス文字は、オフライン環境でインプリンターを用いた決済のために存在しています。

それが1980年代に磁気ストライプカードが導入され、通信ネットワークによる決済の電子化が進みました。

磁気ストライプを読み取る決済端末が普及する前は、カード上のエンボスをインプリンターという機械で写し取り、売上伝票を作成していました。

その売上伝票を郵送でカード会社に送っていた時代もあります。

しかし昨今では、ネットワークインフラが整備され、オンラインで決済できるため、インプリンターを配備している店舗も少なくなりました。

インプリンターによる決済は、海外の一部の地域に限られます。

磁気ストライプやICチップによる決済が主流です。エンボス加工をする必要はありません。

エンボスカードは、決済した場所をオンラインで特定できないため、不正利用される可能性があります。

偽造のハードルを上げるという意味では、エンボスカードに一定の意義はあります。

Suica、PASMOなど交通系ICカード一体型では、券売機に引っ掛かりにくいという理由でエンボスレスカードが主流です。

デビットカード、プリペイドカードは、オフラインでの利用を前提としていないため、エンボスレスカードです。

エンボスが無い方が製造コストを抑えることができます。

クレジットカードでも、上の写真のポケットカードのように、更新カード発行時にエンボス加工が無いカードが送られてくることもあります。

エンボスレスカード

会員名、会員番号、有効期限等をカード面上に刻印するやり方をやめたカード。VIEW Cardが採用。エンボスレスカードはカード上に浮き出たエンボス文字と処理伝票に転記する器具(インプリンター)を利用できないので、売上伝票からは加盟店での買物金額等のチェックができなくなる。不正利用事前防止策の1つ。

出典:クレジットカード用語辞典[第4版] 末藤高義著 P31

エンボッサー(embosser)

キャッシュカードやクレジットカードの表面にカード番号、有効期限、カード保有社名などを刻印する機械。

出典:カードクレジット用語辞典 日本カードビジネス研究所編 近代セールス社 P79

エンボッシング(embossing)

キャッシュカードやクレジットカードの表面にカード番号、有効期限、カード保有社名などを刻印する処理。

出典:カードクレジット用語辞典 日本カードビジネス研究所編 近代セールス社 P79

エンボス(emboss)

カードに凸面の刻印(浮彫り)をすること。

出典:クレジット用語辞典 岩崎和雄[編著] P28

浮出し。打出し。プラスチックの表面に凸面の刻印をする特殊印刷。クレジットカードには、会員番号、氏名、有効期限などがエンボスされる。

出典:クレジット・金融用語辞典【改訂版】 西ケ谷葉子編著 日本消費者カウンセリング基金 消費者金融連絡会 企画 P20

インプリンター(imprinter)

印字機。クレジットカードのカード番号などの凸型刻印(エンボス)部分を売上伝票に複写する小型の機械。カード加盟店の店頭(レジ)に置いてある。

出典:クレジット用語辞典 岩崎和雄[編著] P17

カードに印字されたエンボス(凸凹)文字のイメージを売上伝票に複写する機器。カード加盟店で使われる。

出典:カードクレジット用語辞典 日本カードビジネス研究所編 近代セールス社 P70

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