2020年9月から2021年3月末まで実施予定の「マイナポイント」。総務省が実施するマイナンバーカード関連事業のひとつです。

マイナポイントは、消費の活性化や官民キャッシュレス決済基盤の構築、マイナンバーカードの普及促進を目的としています。

キャッシュレス決済サービスに対する前払い(チャージ)、もしくは物品の購入額の25%のマイナポイントがもらえます。ただし期間中の最大還元金額は5,000円です。

なおマイナポイントを使っても、国が買い物履歴を把握することはありません。

マイナポイントはいつからいつまで?

期間は2020年9月~21年3月末

マイナポイントとして還元を受けられる期間は限られています。また政府の予算額に達した時点で、マイナポイントの還元が予定期間よりも早く終了する可能性もあります。

マイナンバーカードが必要

マイナポイントの還元を受けるには、「マイナンバーカード」が必要です

国から送付されている「マイナンバー通知カード」では、マイナポイントの還元を受けられません。

しかも通知カードは令和2年5月末をもって廃止される予定です。

通知カードが廃止されると、通知カードの再交付申請及び住所・氏名等表面記載事項の変更手続きができなくなります。

マイナンバーカードはネットで申請可能です。早めにマイナンバーカードの発行に申込むのが吉です。

申請はオンライン(PC・スマホ対応)や郵便、街中の証明写真機からでもできます。

マイナンバーカードの受け取りは、本人確認のために役所に行く必要があります。

マイナンバーカード

交付は申込から約1か月

マイナンバーカードの交付には申請してから受取まで約1〜2カ月ほどかかるようです。

マイナポイントを利用したいなら、できるだけ早く通知カードからマイナンバーカードに切り替えましょう。

交付申請に必要なのは?

マイナンバーカードの交付には、以下の3点が必要です。交付通知書に記載されている交付場所に提出します。

  1. 市区町村から届く交付通知書
  2. マイナンバー通知カード
  3. 本人確認書類

交付申請書を紛失したら

交付申請書を紛失した方は、交付申請書の再発行、もしくは交付申請書(および封筒)をダウンロードできます。

マイナンバーカードの通知カードに同封されている交付申請書が手元にある場合は、スマートフォンやパソコンからでも申請できます。また郵便による送付や、近くの証明写真機からの申請も可能です。

通知カードはあるけれど交付申請書を紛失した場合は、手書き用の交付申請書および封筒をダウンロードして郵送で申請するか、市区町村の窓口で交付申請書を再発行してもらい申請できます。

手書き用の交付申請書には、マイナンバーの記入が必要です。マイナンバーを書類に記入したり人目に触れたりしないようにしたい場合、交付申請書の再発行を受けてスマートフォンやパソコンからの申請をオススメします。

本人確認書類(1点でOK)

本人確認書類は、以下の中から1点が必要です。

  • 顔写真付きの住民基本台帳カード
  • 運転免許証
  • 運転経歴証明書(平成24年4月1日以降に発行)
  • パスポート
  • 身体障害者手帳
  • 精神障害者保健福祉手帳
  • 療育手帳
  • 在留カード
  • 特別永住者証明書
  • 一時庇護許可書
  • 仮滞在許可書

本人確認書類(2点必要)

上記の証明書等を持っていない、あるいは提出できない場合は、以下の中から2点が必要です。

  • 健康保険証
  • 年金手帳
  • 社員証
  • 学生証
  • 学校名が記載された各種書類
  • 預金通帳
  • 医療受給者証

「氏名・生年月日」または「氏名・住所」が記載されていて、市区町村長が認めるもの2点。健康保険証と預金通帳、健康保険証と学生証や保険証などの組み合わせで利用できます。

暗証番号は推測されにくい&自分が忘れにくい番号を

マイナンバーカードの受取時には、本人確認後に暗証番号を設定する必要があります。

暗証番号設定後の交付ですので、事前に忘れにくい番号で、お誕生日や住所、電話番号など第三者から簡単に推測されにくい数字4桁の暗証番号を考えておきましょう。

マイナポイントを受け取る

マイキーID設定

マイナポイントを受け取るには、マイナンバーカード交付後に、「マイナポイントの予約」をする必要があります。マイナポイントの予約は、「マイキーID設定」をして完了します。

暗証番号を入力

マイナポイントの予約時にマイナンバーカードの交付時に設定した数字4桁の暗証番号が必要です。

マイナポイントの予約

マイナポイントの予約は、スマホやPCからできます。居住地の自治体によっては、マイナポイントの予約ができるコーナーもあります。自分での作業に自信がない方は、自治体に確認するのもオススメです。

スマホからは2つのアプリをインストール

マイナポイントの予約は、スマートフォンにアプリをインストールして予約できます。ICカードリーダライタがあればパソコンからの予約も可能です。マイナポイントの予約設定に必要な環境を整備して、マイナンバーカードの読み取り、暗証番号の入力をすることで予約が完了します。

Androidを利用するならGoogle Playから、iPhoneを利用するならApp Storeから、「マイナポイント」アプリ、「JPKI利用者ソフト」をインストールする必要があります。

マイナポイント Google Play の Android アプリ

マイナポイント iTunes App Storeで配信中 iPhone、iPod touch、iPad 用アプリ


JPKI利用者ソフト Google Play の Android アプリ

JPKI利用者ソフト iTunes App Storeで配信中 iPhone、iPod touch、iPad 用アプリ

PCから「マイナポイント」を予約するにはICカードリーダライタ」と「マイキーID作成・登録準備ソフト」が必要

パソコンからマイナポイントを予約するには、確定申告などで利用しているICカードに記録された電子情報を読むための機器「ICカードリーダライタ」が必要です。ICカードリーダライタは、マイナンバーカードに対応しているものが必要です。

機器によっては、最新版のドライバをインストールすれば利用できます。確認しましょう。

  1. パソコンに「マイキーID作成・登録準備ソフト」をインストール
  2. マイナンバーカード読み取り……「マイナポイントの予約」ページ(マイキープラットフォーム)を開き、「マイナポイントの予約(マイキーID設定)」をクリックして、マイナンバーカードをICカードリーダライタで読み取ります。
  3. マイナンバーカード交付時に設定した4桁の数字の暗証番号を入力
  4. 予約完了

マイナポイントの予約・マイキープラットホーム

スマホから「マイナポイント」を予約するには

スマートフォンの場合は、「マイナポイント」アプリを起動して、「マイナポイントの予約(マイキーIDの設定)」をクリックして、マイナンバーカードをスマートフォンで読み取ります。

予約完了すれば、マイキーIDが自動で設定されます。

マイキーIDは、マイナポイントの付与や、マイキープラットフォームの各種サービスを利用するために必要な本人認証キーです。

決済サービス選択は、2020年7月以降

マイナポイントの付与を希望する決済サービスの選択は、2020年7月以降です。ただしマイナンバーカードの交付までも時間がかかりますし、近くなればそれだけ交付も混雑することが予想されますので、早めの交付、予約完了がオススメです。

マイナポイントは、キャッシュレス決済にチャージをしたり、キャッシュレスでショッピングをしたりするともらえるプレミアムポイントです。

  • 利用金額の25%分がマイナポイントとして付与
  • ひとりあたりのマイナポイント獲得の上限は5,000円分まで

です。つまり20,000円分のチャージ,もしくはショッピングのご利用分までが上限です。

えらべるキャッシュレス決済サービスはひとつまで

マイナポイントで選べるキャッシュレス決済サービスは1つまでです。選べるキャッシュレス決済サービスは今のところ確定していません。

申込み期間は2020年7月から2021年3月末までの予定です。

マイナポイントの申込時に選択したキャッシュレス決済サービスでチャージやショッピングを利用すると、決済事業者から25%分のマイナポイントが付与されます。マイナポイントを獲得できるのは、2020年9月から2021年3月末までです。

マイナポントの申込は2020年7月からです。ただし実際にポイントが付与されるのは、9月に入ってからの利用分からです。

付与されたマイナポイントは、選んだキャッシュレス決済サービスでいつものお買い物に利用できます。

選べるキャッシュレス決済サービスはオフィシャルホームページではまだ発表されていません。2020年2月19日付の総務省の公表によりますと、2020年3月17日現在、以下の決済事業者が登録しています。今後の審査・手続きにより変更になる場合もあるそうです

マイナポイント・選べるキャッシュレス決済サービス
auPAY、Bibica、CoGCa(コジカ)、d払い、FamiPay、FKDハイカード電子マネーサービス、LINE Pay、nanaco、PayPay、J-Coin Pay、Suica、WAON、オレボポイントカード、くまモンのICカード、電子マネーゆめか、ナギフトマネー、ほろかマネーサービス、メルペイ、楽天ペイ(アプリ決済)、楽天Edy、りそなウォレットサービス(順序不同)

キャッシュレス決済事業者の申請は継続中ですので、上記以外のキャッシュレス決済サービスが追加される可能性もあります。

マイナンバーカードの便利な機能

マイナンバーカードには便利な機能がたくさんあります

  • 写真付きの身分証明書
  • 自宅で確定申告
  • コンビニエンスストアで住民票を発行
  • オンラインサービスのマイナポータルにて行政手続きの検索が可能

また健康保険証としての機能追加も予定されています。

年末調整も医療費控除の電子化の予定ですので、この機会にマイナンバーカードの交付を受けるのもオススメです。

有効期限

マイナンバーカードは、有効期限がありますので、1度取得したらずっとそのカードを利用できるわけではありません。

  • 有効期限(20歳以上)は発行の日から10回目の誕生日まで
  • 有効期限(20歳未満)は、発行の日から5回目の誕生日まで
  • 署名用電子証明書および利用者証明書の有効期間は発行の日から5回目の誕生日まで

15歳未満でも交付可能

15歳未満の方でも、マイナンバーカードの交付を受けられます。しかしマイナポイントの対象となるかどうかは、発表されていません。

2020年1月20日時点での総務省の発表によりますと、マイナンバーカードの交付状況は全国でおよそ15%、まだまだマイナンバーカードが普及しているとは言い難い数字です。

今回のマイナポイントは、マイナンバーカードの普及が目的ですが、顔写真付きのマイナンバーカードを作成することやマイナンバーカードを保有すること、個人情報の流出などを心配してマイナンバーカードの作成に消極的な意見も聞かれます。

マイナポイントの25%のポイント還元はオトク!

マイナポイントを貯めるには、マイナンバーカードを提示する必要はないので、

  • マイナンバーカードを持ち歩く必要はありません
  • マイナポイントを使っても、国が買い物履歴を把握することはありません

期間限定、上限ありのマイナポイントですが、25%のポイント還元はかなりお得です。キャッシュレス決済のお試し利用とあわせての検討をオススメします。

マイナンバーカードの作成がすべての国民に必要不可欠になった場合に、交付までこれまで以上に時間がかかることも考えられます。マイナポイントは、マイナンバーカードの交付を検討するよい機会になるかと思います。

2020年3月26日 作成
2020年5月10日更新


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