椎名誠さんといえば、1979年に「さらば国分寺書店のオババ」でエッセイストとしてデビューした著名な作家ですが、それより前に「クレジットとキャッシュレス社会」という、今書店に並んでいても違和感のないタイトルの本を書いています。

彼が一番最初に書いた本が、実はクレジットカードの本だということは、あまり知られていません。
 
当時サラリーマンとして、小売業従事者向けの専門雑誌の編集長をするかたわら、第一子が生まれて、お金が欲しくて引き受けた仕事らしいです。
 
クレジットが現金、小切手につづく第三の通貨として機能しているアメリカの状況を見て、日本もやがてキャッシュレス社会になるという展望でしたが、当の本人はそうなることを信じていなかったという後日談があります。

椎名誠 旅する文学館 » Blog Archive » クレジットとキャッシュレス社会

この本を執筆していた当時はまだクレジットカードがそれほど普及していない頃で、業界でキャッシュレスビジネスの可能性が話題になっている程度でした。SF好きのぼくとしてはプラスチック・マネーや自動販売機に興味があったし、仕事でクレジットのことを研究していたので正月の3日間で書いてしまいました。

椎名誠さんのSF好きが高じて生まれた作品といえるでしょう。

クレジットとキャッシュレス社会
出版社:教育社
発行年月日:1979年02月25日

他にも以下の作品があります。

大規模小売店と流通戦争
出版社:教育社
発行年月日:1979年07月25日

クレジットカードの実務知識
出版社:日本実業出版社
発行年月日:1979年06月20日

2019年6月23日 作成
2023年8月10日更新


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