ゆうちょ銀行が提供している決済アプリ「ゆうちょPay(ゆうちょぺい)」。本人名義のゆうちょ銀行口座から即時引落になるデビットカードのような使い勝手の決済アプリです。

事前にアプリにチャージをする必要が無いので、使い過ぎの心配がありませんし、チャージ式の決済アプリのように細かな端数がアプリ内に残ってしまうこともありませんので、より効率的に使えます。

ゆうちょPayは、入会金および年会費無料です。

ゆうちょPayとは?

ゆうちょ銀行が提供するスマホ決済アプリ。買い物と同時に代金がゆうちょ銀行の口座から引き落とされます。

ゆうちょPayのここが便利

利用代金は即口座か引落

ゆうちょPayで支払うと、登録済み口座からすぐに代金が引落。利用履歴はゆうちょPayアプリですぐに確認できます。

使いすぎの心配なし

ゆうちょ口座の残高を超える買い物はできないので、買い物しすぎ、お金の使いすぎを防げます。

分厚い財布にさようなら、クーポンもアプリ内に配信

たくさん持ち歩かずにすむのは現金だけではありません。クーポンもアプリ内に配信。かさばりがちなクーポンも持ち歩く必要がありません。

ゆうちょPayをはじめる

「ゆうちょPay」アプリを利用するには、本人様名義のゆうちょ銀行総合口座(通常貯金・キャッシュカード発行)が必要です。ゆうちょ銀行の振替口座、通常貯蓄貯金、キャッシュカードを使用していない総合口座(通常貯金)では、ゆうちょPayを利用できません。

最初にすること

  1. スマートフォンにアプリをダウンロード
  2. メールアドレスおよび希望のID、ゆうちょ銀行口座の登録
  3. 登録のメールアドレス宛に確認コードが届く
  4. 確認コードを入力しアカウント情報入力画面に移行
  5. 氏名、生年月日、性別、電話番号、職業等の入力
  6. ゆうちょ銀行口座の登録

ゆうちょ銀行口座設定には、口座番号(記号・番号)、キャッシュカードの4桁の暗証番号の入力が必要です。暗証番号入力後に、現在ゆうちょ銀行口座に登録の電話番号が表示されます。

ゆうちょ銀行口座の設定では、登録している電話番号宛に自動音声で本人様確認コード5桁が届きます。登録している電話番号が現在利用の電話番号と同じかどうか確認しましょう。もし現在の電話番号と異なる場合には、ゆうちょATMや郵便局の貯金窓口、ゆうちょ銀行での電話番号を変更しましょう。

ゆうちょPay利用で気をつけること

口座残高は足りる?

ゆうちょPayは、登録のゆうちょ銀行口座からの即時引落です。事前のチャージは必要ありませんが、ゆうちょ銀行口座に引落額が残っている必要があります。

普段ゆうちょ銀行をあまり利用していない方や現在どれくらいの金額がゆうちょ銀行口座に残っているのかわからない方には、利用前にゆうちょ銀行口座残高の確認や入金をオススメします。

登録したゆうちょ銀行口座残高は、ゆうちょPayアプリの下部メニュー「残高確認」をタップすれば確認できます。

定期貯金は残高には含まれません。また登録口座が担保定額・定期貯金等の貸付中の場合には、マイナスで表示されます。ゆうちょ銀行口座残高が決済額に満たない場合、ゆうちょPayを利用できません。

また、支払口座として登録できるのは、1ログインIDにつき1口座までです。

ゆうちょPay利用分の利用明細は、ゆうちょPayアプリ内「利用履歴」にて確認できます。

利用限度額は確認した?

ゆうちょPayの利用上限額は、初期設定では1日あたり3万円かつ1か月あたり3万円までです。上限3万円までであれば、ゆうちょPayアプリ内にて利用限度額の変更が可能です。利用上限額を3万円以上に設定したい場合には、以下の方法で変更できます。

  1. アプリ内「お問い合わせ」より「利用上限額の引き上げを希望する旨」を送信
  2. 利用口座の登録住所宛に転送不要の簡易書留にて利用上限額引き上げに必要なパスワードが届く
  3. 再度お問い合わせフォームより「利用上限額の希望額とパスワード」を送信

利用上限額の引き上げでは、1日あたり最大200万円までかつ1か月あたり最大500万円までの範囲内で、変更できます。

パスワードの送付までおよそ1週間程度、上限額の変更までおよそ3日程度必要になるとのことですので、ある程度余裕をもって上限額の変更をオススメいたします。

利用時間に気をつける

ゆうちょPayの利用可能時間は24時間ですが、初期設定では、毎日23時55分から00時05分までの間は受付を停止しています。

ゆうちょPayを使う

暗証番号、または生体認証

実際に店舗でゆうちょPayを利用する場合には、アプリを起動し、前回起動時より1時間以上が経過している場合には、6桁の取引暗証番号の入力(iOSではTouchID/FaceID、Androidでは生体認証を利用できます)、支払方法の選択(コード表示もしくはコード読み取り)へと進みます。

QRコード、バーコードを提示

支払方法の選択では、通常、コード表示が選択されている状態です。コード表示の場合、コード表示画面中央のマークをタップし、取引暗証番号を入力後(TouchID/FaceIDもしくは生体認証でも可能)、QRコードおよびバーコードが表示されますので、お店の方に提示し読み取ってすることで決済を完了できます。

コード読み取りを選択した場合、アプリで起動したカメラで、店に提示しているQRコード等を読み取り、支払内容を確認します。

表示された金額を確認するには、画面下部に表示する確認ボタンをスライドします。

金額あるいは個数を入力して確認するには、金額の確認や個数の入力の後、確認のボタンをスライドします。どちらの場合でも、確認ボタンのスライド後、取引暗証番号の入力(TouchID/FaceIDもしくは生体認証でも可能)をすることで支払いが完了します。

ゆうちょPayが使えるのはどこ?

業種店名 企業名
郵便局全国の各郵便局
コンビニエンスストア東海キヨスク、くらしハウス、スリーエイト、生活彩家、セブン-イレブン、ファミリーマート、ポプラ
スーパーマーケットオークワ、サミット
ドラッグストアウエルシア、ウエルシアダックス、金光薬品、カラースタジオ、キムラヤ、キリン堂、くすりサーバ、コクミン、ココカラファイン、サンドラッグ、スギヤマ、セイムス、ハックドラッグ、ハッピードラッグ、ビビオン、ブイドラッグ、マルエドラッグ、薬王堂
飲食店サーティワンアイスクリーム、かっぽうぎ、串家物語、元気寿司、さち福家、TGIフライデーズ、天麩羅えびのや、和民、わん等
ファストフードウェンディーズ、ファーストキッチン、松屋、松のや
家電量販店エディオン、ケーズデンキ、ジョーシン、ツクモ、ドスパラ、マツヤデンキ、100満ボルト、ベイシア電器、ベスト電器、ヤマダ電機
書籍 CDトレカパーク、ブックスクウェア、ふるいち、古本市場
生活雑貨東急ハンズ、トイザらス(SmartCordマークのある店のみ)、ベビザらス(SmartCordマークのある店のみ)
その他ジャンカラ、TokyuSnowResort

ゆうちょPayは、インターネットショッピングでは利用できません。

ゆうちょPayのココが便利

払込取扱票やコンビニ払込票の支払いができる

ゆうちょPayは、払込取扱票やコンビニ払込票の支払いもできます。今のところすべての払込取扱票やコンビニ払込票に利用できるわけではありませんが、払込票の支払いに決済アプリを利用できることはかなりのメリットになります。コンビニ払込票の場合、払込票に「収納代行業者DSK電算システム」と記載があるものが対象です。

東急電鉄の駅券売機から貯金が引き出せる

ゆうちょPayで東急電鉄の駅券売機から貯金を引き出せます(キャッシュアウト)。

東急電鉄の駅券売機のQRコード読み取り機にゆうちょPayアプリのQRコードを読み取らせることで、ゆうちょ銀行口座に預けてある現金を引き出すことができるようになっています。

お引き出し可能額は1万円から3万円までで、1万円札でのお引き出しのみです。

東急電鉄東横線、目黒線、田園都市線、大井町線、池上線、東急多摩川線の駅券売機から貯金の引き出しができます。利用可能時間は、5時30分から23時までです。利用手数料は、平日8時45分から18時までは1回あたり110円(税込)、休日を含むそれ以外の時間帯は220円(税込)です。

引き出しだけにはなりますが、駅の券売機をATMのように利用できますし、利用可能時間帯も長く便利です。なお世田谷線、こどもの国線各駅では利用できません。

アプリ内におトクなクーポン

ゆうちょPayのアプリ内に、提携店舗で割引などを受けられるクーポンを不定期で配信しています。

ゆうちょPayの利用を停止する場合には、スマートフォンからゆうちょPayアプリをアンインストールしただけでは、ゆうちょPayの利用停止とはみなされません。

ゆうちょPayの利用を停止するには、ゆうちょ銀行や郵便局の貯金窓口に「即時振替サービス廃止届」を提出し、廃止手続きをする必要があります。

即時振替サービス廃止届は、ゆうちょ銀行ホームページの「各種ご請求用紙のダウンロード」ページからダウンロードできます。ゆうちょ銀行や郵便局での手続きにかかる時間を少しでも減らすには、事前に届用紙をダウンロードし、記入しておくのがオススメです。

クレジットカードの登録は不可。ポイント付与も無し

ゆうちょPayは利用中のゆうちょ銀行口座から即時引落の決済アプリです。プリペイドタイプの決済アプリとは異なり、事前にチャージをする必要がありません。チャージ型の決済アプリのように端数の残高も発生しません。

デビット決済アプリは、口座残高までしか利用できないので、使い過ぎの心配もありません。

東急電鉄の駅券売機から貯金を引き出せます(キャッシュアウト)。ゆうちょPayの提携先は、コンビニエンスストアやドラッグストアも多く、日々の生活の中で利用しやすい決済アプリです。

ゆうちょPayは東急電鉄各線で通勤、通学の方に特にオススメの決済アプリ。デビットカードのように即時引落タイプの決済アプリで、全国で利用しやすいものを探している方にフィットします。

ただし、登録したクレジットカードから残高にチャージすることはできませんし、ポイントの付与もありません。それでも利用価値を見出せる方は使ってみてください。

ゆうちょPay


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