UCSカードは、アピタの各直営売り場で衣料品・食料品・暮らしの品が、毎月9のつく日に5%割引になるカードです(一部商品を除く)。
また宇佐美直営の全国約500店舗でガソリン・軽油・灯油(燃料油)が2円/L引きなどの特典もあります。
アピタ・ピアゴを利用する方にはお得なカードですが、それ以外の特典が弱いのがデメリットです。
ほかのカードの特典と組み合わせることで、日常のカード決済がさらにお得に使いやすくなります。
この記事では、UCSカードの弱い部分を補ってくれる2枚目におすすめのカードをピックアップします。
この記事によって分かること
UCSカードはアピタ・ピアゴ以外で今一つ
「アピタ・ピアゴで5%割引」以外のメリットがほとんどない
UCSカードは、9のつく日にアピタの対象商品を買う際に利用すると5%割引になりますが、基本のポイント還元率は0.5%で日常的に使えるような優待や特典が少ないのがデメリットです。
UCSカードで貯まるポイントは「Uポイント」で、ショッピングやキャッシュレス決済で200円につき1ポイント貯まります。貯まったUポイントは、1,000点ごとに1,000円の商品券などと交換ができます。
基本ポイント還元率は0.5%で「ロイヤルメンバーズ」という優待サービスがあり、条件を満たせば還元率は0.6%まで上がりますが、高いとは言えません。
UCSカードをお得に利用するならmajicaアプリとの連携が必須
UCSカードはmajicaとの連携が可能で、その場合スマホのmajicaアプリが必須になります。連携すると貯まるポイントはUポイントからmajicaポイントに変わります。
majicaポイントなら1ポイントから利用でき、1ポイント=1円として国内のドン・キホーテ、アピタ、ピアゴ、およびmajica加盟店で利用できます。
majicaに連携すると、UCSカードの利用で貯まるポイントはmajicaポイントになり、Uポイントに戻すことはできません。
アピタ、ピアゴで買い物するときは、majica利用で1.5%のポイント還元率になります。
UCSカードからmajicaにクレジットチャージで0.5%、majicaで買い物時に1%のポイントが付与され、合計1.5%還元になります。
majicaランクがシルバー以上であれば、ランクに応じて還元率は2.5%から最大5.5%にアップします。
この還元率は電子マネーmajicaが使える店舗に限定されるので、ドン・キホーテ、アピタ・ピアゴ・ユーストアで良く買い物をする方におすすめのカードです。
アピタ・ピアゴでの5%割引優待もあるマジカドンペンカード
Uポイントを貯めるよりmajicaポイントに切り替えたほうが使い勝手が良いことが分かりましたが、UCSカードをmajicaと連携するにはmajicaアプリでの操作が必要です。
マジカドンペンカードは、電子マネーmajica一体型なので、カードを使って電子マネー支払いが可能です。
しかもはじめからmajicaポイントが貯まるので、特にアプリで何か手続きする必要はありません。カード支払いでアピタ・ピアゴで5%割引優待もつきます。
UCSカードと同じように、majicaランクがシルバー以上であれば、会員ランクに応じてmajicaマネーでのお買い物時のポイント付与率が2.5%から最大5.5%にアップします。
電子マネーのmajicaはポイントが1ポイントから使えて、購入金額に応じてポイントも貯まります(還元率1%)
マジカドンペンカードを2枚目カードにするのではなく、UCSカードから切り替えたい場合は、新規で申し込みする必要があります。
マジカドンペンカードは申し込み時に審査がありますので、まずはカード審査が通り発行されてからUCSカードを解約するほうが良いでしょう。
解約せずに2枚持つことも可能です。
UCSカードはVISAも選べますが、マジカドンペンカードは、MastercardとJCBのどちらかになります。
Uポイントとmajicaポイントの違い
majicaポイントは加盟店で電子マネーとして使うしかありませんが、Uポイントは、JMBにポイント移行できます。(1,000点=500マイル・別途専用申込書による申込が必要)
他にもUポイントは1,000点ごとに1,000円のユニー商品券、図書カード、三井住友ギフトカードなどと交換が可能です。
ポイントの有効期限は、Uポイントは最長2年に対し、majicaは最後にポイントが付与された日から1年なので、日常的に使っていれば期限が更新され続け、ポイントも1ポイントから無駄なく使うことができます。
Uポイントには有効期限があり交換単位も大きいので、majicaポイントのほうが使いやすいでしょう。
Uポイントを貯める場合、ポイント還元率は最大0.6%で、majicaランクの特典もつきませんので、Uポイントを貯めるよりもmajicaのほうが、ドン・キホーテやアピタ・ピアゴなどでのポイント還元率は高くなります。
QUICPayで2%還元のセゾンパールアメックスはドン・キホーテやアピタ・ピアゴでも使える
セゾンパールアメックスは、QUICPayで2%ポイント還元の特典があります。(11月1日以降はQUICPay加盟店での年間利用合計金額30万円(税込)超過引落月まで)
ドン・キホーテやアピタ・ピアゴでQUICPayが使えるので、5%割引の日以外はセゾンパールアメックスを利用するのが良いですね。
カードの年会費は、初年度無料で翌年から1,100円(税込)です。年1回(1円)以上のカード利用で翌年度も無料になります。
アメックス会員限定の特典も付帯します。
デジタルカード(+ナンバーレスプラスチックカード)と通常のプラスチックカードのどちらかを選べます。
どちらもQUICPay利用での2%ポイント還元はありますが、デジタルカードは家族カードが発行できません。
楽天Edyや楽天ペイが使えて楽天ポイントも使いやすい楽天カード
楽天カードの基本ポイント還元率は1%で、ご紹介したカードの中では最も高還元です。アピタの専門店では楽天ペイが利用でき、最大1.5%ポイント還元になります。
アピタ・ピアゴでは楽天Edyが使え、最大1%のポイント還元率になります。ネットでの買い物は楽天市場に集約すれば、ポイントがどんどんたまります。楽天モバイルなど、楽天グループのサービスを利用している方は、SPUでよりポイントが貯まりやすくなるでしょう。
まとめ
UCSカードをお持ちの方で、ドン・キホーテやアピタ・ピアゴをよく利用するなら、マジカドンペンカードへの切り替えまたは2枚持ちも検討してみるとよいでしょう。電子マネーmajica一体型のカードなので、majicaがすぐに使えます。
セゾンパールアメックスは、QUICPayの利用で2%ポイント還元でドン・キホーテやアピタ・ピアゴでも使えるので、アピタ・ピアゴでの割引日はUCSカード、それ以外はセゾンパールアメックスと使い分けが良いです。
貯まるポイントは永久不滅ポイント(期限なし)でQUICPayが使えるお店ならどこでも2%割引になるのでポイントは貯まりやすいです。
楽天カードは基本ポイント還元率が1%で一般的なカードの還元率0.5%よりも高いです。
楽天市場や楽天モバイルなど、楽天サービスを利用すればするほど楽天市場でのポイント還元率もアップします。
普段の買い物は、ドン・キホーテやアピタ・ピアゴメインなら「マジカドンペンカード」、QUICPay加盟店が多いなら「セゾンパールアメックス」、楽天モバイルなど楽天サービスを利用していて楽天市場で良く買い物するのであれば「楽天カード」。
UCSカードの2枚目カードは、良く利用するお店によって使い分けてみてください。
2021年12月13日 作成
2022年10月24日更新
皆さんは「ポイント還元率が高いから」「ポイントやキャッシュバックなどのキャンペーンが良かったので」「友人知人が使っているから」といった理由でカードを選ばれることが多いと思います。お得ばかりを追い求めてカードを作り続けるとポイントが分散して貯まりません。それは入口にフォーカスしているからです。
入口=どこで使うか、出口=カードになにを求めるか、決済金額=一年にどれくらい使うか。
この3つの要素が揃って、はじめて有効なクレジットカードを選ぶことができます。大事なことは最終的にクレジットカードに求めるものを明確にすることです。つまり出口を決めることから始まります。当サイトでは「出口から逆算して決済金額で最適化する」ことを提案します。
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