法人カードはポイントをマイルに移行できない……と思っている方もいるかと思います。

たしかに法人カードの多くはマイル移行サービスを行っていませんが例外はあります。

それはアメックスの法人カード「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド」とクレディセゾンのセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」、そしてダイナースの法人カード「ダイナースクラブ ビジネスカード」です。

まずはアメックス・ビジネス・ゴールドとセゾンプラチナ・ビジネス・アメックスを比較してみましょう。


アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
年会費 31,000円(税別) 20,000円(税別)
追加カード会費 12,000円(税別)/枚 3,000円(税別)/枚
限度額 審査により個別に決定 審査により個別に決定
マイル還元率 0.8~1% 1.125%~1.375%(セゾンマイルクラブ加入)

 
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールドは、法人カードでためたポイント(カード利用額100円ごとに1ポイント付与)を個人のマイレージ口座に移行できます。

換算レートはショッピング 100円=1ポイント=1マイル(※)。

追加会員のカードのポイントは基本会員のポイントに合算、他人へマイルを譲渡することはできませんが、外資系の航空会社に限れば貯めたマイルで家族以外が搭乗するエアチケットを発券することはできます。

つまり、法人カードで大量に貯めたマイルを、出張で使うのは当然のことながら、社員旅行で使うことも可能というわけです。

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提携航空会社15社(2020年2月現在)

  • ANA「ANAマイレージクラブ」
  • チャイナエアライン「ダイナスティ・フライヤー・プログラム」
  • デルタ航空「スカイマイル」
  • ヴァージン アトランティック航空「フライングクラブ」
  • タイ国際航空「ロイヤルオーキッドプラス」
  • キャセイパシフィック航空「アジア・マイル」
  • シンガポール航空「クリスフライヤー」
  • ブリティッシュ・エアウェイズ「エグゼクティブ・クラブ」
  • スカンジナビア航空「SAS ユーロボーナス」
  • アリタリア-イタリア航空「クラブ・ミッレミリア」
  • フィンランド航空「フィンエアー・プラス」
  • エティハド航空「エティハド ゲスト」
  • エミレーツ航空「エミレーツ・スカイワーズ」
  • カタール航空「プリビレッジクラブ」
  • エールフランス/KLM航空「フライングブルー」

移行するにあたって、各航空会社のマイレージ・プログラムへの登録が必要です。

1,000ポイント=1,000マイル単位で移行するためにはメンバーシップ・リワード・プラス登録費(年間3,000円+税)が必要。メンバーシップ・リワード・プラスに登録しない場合は2,000ポイント=1,000マイルです。

ANAへのポイント移行には、メンバーシップ・リワードANAコースへの別途参加登録費が必要です。

年間5,000円+消費税、2年目以降自動更新。

年間移行上限は40,000ポイントです。

消耗品や経費などで月60万円ほど利用した場合、月に6,000ポイントが貯まります。

60万円×12ヶ月で年間利用金額は720万円で得られるポイントは72,000ポイント。

経費をカードで支払えば、このようにマイルがどんどん自然に貯まっていきます。

またアメックスビジネスゴールドカードはデポジットという、他社にはないサービスがあります。

カードに設定されている限度額を上回る買い物をする場合、枠を超える分の現金を先にアメックスの口座に振り込むことで、カードでの支払いが可能になります。(デポジットといいます)

もちろんこの場合でもポイントやマイルは付与されるので、高額な設備を購入する際には是非活用しましょう。

 アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードはJALマイルを貯める最強の一枚!

一方で、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードはJALマイルに特化するなら最強の一枚といえます。

セゾンマイルクラブに加入するとマイル還元率が1.125%~1.375%と高いからです。

アメックスでは移行できないJALマイルですから、上級会員になるほどJALに乗る方ならセゾンプラチナが最適です。

年会費は20,000円+税で年間200万円使うと半額の10,000円になるので、年会費の面でもリーズナブルです。

  • 公式サイトはこちら
  • カードの詳細はこちら

ダイナースクラブカードでもマイル貯まる!

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ダイナースのマイル移行サービスを利用するには、ダイナースグローバルマイレージへの参加が必要です。

つまり、ダイナースでマイル移行したい場合は、カード年会費の他にグローバルマイレージ年間参加料 6,000円(税別)が別途必要です。

1年ごとに自動更新され、マイル移行の有無に関わらず年間参加料は毎年請求されます。

なお、ダイナースクラブ プレミアムカード会員については参加料無料です。


ダイナースクラブのマイル移行先5社の中から、お好きなマイレージに移行できます。

マイル移行先 アライアンス 移行レート
スターアライアンス 全日空(ANAマイレージクラブ) 1,000ポイント= 1,000マイル
ユナイテッド航空(マイレージプラス) 2,000ポイント= 1,000マイル
スカイチーム アリタリア-イタリア航空(クラブ・ミッレミリア)
大韓航空(スカイパス)
デルタ航空(スカイマイル)
ワンワールド 該当なし

以下はダイナースの移行先航空会社のアライアンス図です。

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【移行レート】
「ANAマイレージクラブ」1,000ポイント= 1,000マイル

「デルタスカイマイル」「マイレージプラス」「クラブ・ミッレミリア」「スカイパス」2,000ポイント=1,000マイル

【年間移行マイル数の上限】
「ANAマイレージクラブ」年間4万マイルまで(集計期間12/21~翌年12/20)
「デルタスカイマイル」14万マイルまで(集計期間2月1日~翌年1月31日)
「マイレージプラス」「クラブ・ミッレミリア」「スカイパス」12万マイルまで(集計期間2月1日~翌年1月31日)


【対象外カード】
ANAダイナースカード、JALダイナースカード、デルタ スカイマイル ダイナースクラブカード、MileagePlus ダイナースクラブファースト、MileagePlus ダイナースクラブカード、一部コーポレートカード、および付帯カード(家族カード、ビジネス・アカウントカード)では参加できません。

【改定】
2018年12月21日から、ANAマイレージクラブの年間移行マイル数上限が8万マイルから4万マイルに改定されました。

2020年2月1日から、ANA以外の4社について「移行レート」と「年間移行マイル数の上限」が変更になりました。


ビジネス・アカウントカードは対象外ですが、貯めたリワードポイントはダイナースクラブカード(個人カード)と合算可能です。

年間加算ポイントは無制限ですが、ANAマイレージクラブには年間(12/21~翌年12/20)4万マイルまでの加算制限があります。

移行期間は、ANAであれば一週間程度で処理が終わりますが、そのほかの航空会社の場合は2週間~1ヶ月半程度の時間がかかるのでご注意ください。

ダイナースクラブ ビジネスカードも、経営者向の便利なサービスやトラベル関連の特典でかなり充実した内容のカードです。

青色申告や決算書などをカードの利用履歴から簡単に作成できる会計ソフト「freee」の優待や、専門家に無料相談できる「プライベートアドバイザー」、ダイヤモンド経営者倶楽部の銀座ラウンジが利用できる「ビジネス・ラウンジ」など、仕事をスムーズにこなせるサービスがそろっています。

 ダイナースクラブ ビジネスカード

 ダイナースクラブカード 個人カード作成後にビジネスアカウントカード作成

ダイナースクラブ ビジネスカードにするか、ダイナースクラブカード+ビジネスアカウントカードにするか、迷われるかと思いますが、ダイナースクラブ ビジネスカードを選ぶのは、従業員にカードを持たせたい場合です。

ビジネスアカウントカードは事業主・経営者の個人カードに、本人名義で一枚追加できるのみです。そこが大きな違いです。

2019年9月からダイヤモンド経営者倶楽部の銀座ラウンジもビジネスアカウントカードで利用できるようになったので、ビジネスカードのアドバンテージではなくなりました。

また、ビジネスアカウントカードは法人口座から引き落としでき、明細も別に送られるので、個人と法人でカードを使い分けたい場合も便利です。

プレミアムカードのインビテーションがもらえるのもダイナースクラブカードだけです。ビジネスカードは対象外です。

ですので、ダイナースクラブの最上位カードへの道を開きたい方は、必然的にダイナースクラブカード+ビジネスアカウントカードを選ぶことになります


  

ダイナースクラブカードとセゾンプラチナ・ビジネス・アメックスを比較しました。


 

最後にアメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードとダイナースクラブカードの比較表を掲載します。


アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード

ダイナースクラブ ビジネスカード

ダイナースクラブカード+ビジネスアカウントカード
年会費 31,000円(税抜) 27,000円(税抜) 22,000円+2,000円(税抜)
追加カード会費 12,000円(税抜)/枚 無料・何枚でもOK ビジネスアカウントカードは1枚
限度額 審査により個別に決定 利用金額に一律の制限なし 利用金額に一律の制限なし
追加会員のポイントを基本会員のポイントに合算 合算不可 合算可能 基本会員に移行後利用可

2010年7月20日 作成
2020年7月4日更新


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