ダイナースクラブカードに追加で手に入れられるビジネスアカウントカード。
ここではそのビジネスアカウントカードをこれもまた人気の「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード(以下セゾンプラチナビジネスAMEX)」と比べてその違いを解説します。
「セゾンプラチナビジネスアメリカンエキスプレスカード」(以下セゾンプラチナビジネスAMEX)も、プラチナクラスカードとして非常に注目度&人気ともに高いカードです。
一般的な収入を持っているなら、正社員、公務員、フリーランスの方でもOK。
25歳以上の社会人の方なら気軽に申し込むことが可能です。
こちらのカードとの比較を通じて、ご自分にとって最良のビジネスカードを手にしてください。
中小企業の経営者に選ばれるいぶし銀のカードを比較
両カードの年会費の差は4,000円
ダイナースクラブカード本会員カード 24,200円(税込)に+2,200円(税込)でビジネスアカウントカードが持てます。
合計26,400円(税込)の年会費となります。
一方、「セゾンプラチナビジネスAMEX」の年会費は22,000円(税込)です。
基本の年会費は「ダイナースクラブカード+ビジネスアカウントカード」のほうが4,000円高い計算になります。
しかし、ダイナースクラブカードには「1人分のコース優待&6人以上の利用で2人分の料金無料」の特典がつく「エグゼクティブ ダイニング」をはじめとする、レストラン、料亭、バーなど「食事関連のサービス」が充実しており、一回でも利用すれば差額の元は取れます。
また、Mastercardのプラチナグレードのステータスを備えた「TRUST CLUB プラチナマスターカード」が年会費無料で付帯します。
空港ラウンジは両カード充実の内容
数だけで見ると500を超える都市、さらには148を超える国々と地域で1300か所以上の空港ラウンジが無料利用できる「プライオリティパス」が付帯するセゾンプラチナビジネスAMEXに軍配が上がります。
セゾンプラチナビジネスAMEXならば、通常429米ドルの年会費が必要な「プレステージ会員」に無料でなれる特典が付きます。
海外旅行を満喫したい方にとっては大変魅力的なビジネスカードと言えます。
両カードの大きな違いはプライオリティパスの有無ですが、ダイナースにはプライオリティパスが無いものの空港ラウンジサービスやカード特典が充実しています。
総数ではプライオリティパスにかないませんが、ダイナースクラブカードの空港ラウンジサービスは、家族会員無料(同伴者は有料、料金は各ラウンジによって異なります)で日本国内ほとんどの空港ラウンジが利用でき、海外のラウンジ含め現在600ヵ所以上で利用できます。
また、ダイナースクラブカードに年会費無料で付帯する「TRUST CLUB プラチナマスターカード」は、空港ラウンジサービス「ラウンジ・キー(LoungeKey)」が無料で利用できます。
「ラウンジ・キー(LoungeKey)」は、世界1,000ヵ所以上のラウンジが利用できる空港ラウンジサービスです。
本会員・家族会員ともに年会費・利用料は無料、同伴者一名まで無料となっています。
海外旅行傷害保険は両カードともに最高1億円
海外旅行傷害保険については、ダイナースクラブカード、セゾンプラチナビジネスAMEXともに最高1億円の高額保障。
一方国内旅行保険はダイナースが1億円、セゾンプラチナビジネスAMEXは最高5,000万円です。
金額的な安心感で言えばダイナースクラブ+ビジネスアカウントカードが有利でしょう。
どちらもポイントに有効期限なし
ダイナースクラブのダイナースクラブ リワードポイント、そしてセゾンの永久不滅ポイントは、嬉しいことに共に有効期限はありません。
この点は利用者想いの計らいとして、両カードとも好印象です。
ダイナースクラブ+ビジネスアカウントカード |
セゾンプラチナビジネスAMEX |
|
---|---|---|
初年度年会費 | 26,200円(税込) | 無料 |
年会費 | 26,200円(税込) | 22,000円(税込) |
ポイント | ダイナースクラブリワードポイント 100円利用=1ポイント |
永久不滅ポイント 1,000円利用=1ポイント |
ポイント有効期限 | 有効期限無し | |
マイル移行 | ダイナースグローバルマイレージ(年間参加料6,6000円/税込) | セゾンマイルクラブ加入時(5,500円/年) ショッピング1,000円=10マイル |
追加カード | 年会費5,500円 (税込/持てるのは家族のみ) |
年会費3,300円 (税込/最大4枚) |
ビジネス向けサービス | ||
申し込み資格 | 所定の基準を満たす方、ダイナースクラブ会員 | 25歳以上の社会人の方 |
ショッピング保険 | 最高500万円 | 最高300万円 |
海外旅行障害保険 障害死亡・後遺障害 |
自動付帯分:最高5,000万円 利用条件分:最高5,000万円 |
自動付帯 最高1億円 (疾病治療300万円) |
国内旅行傷害保険 死亡・後遺障害 |
最高1億円 | 自動付帯 最高5,000万円 |
プライオリティパス | プレステージ会員 (無料) |
|
プライオリティパス同伴者 | 1名につき2,200円(税込) | |
空港ラウンジ | 国内外600ヵ所以上 | 31ヶ所の国内空港+ハワイ・ホノルル国際空港のラウンジ |
エアポート送迎サービス | タクシー1台を片道分無料 (条件あり) |
特別料金で利用可能 |
手荷物無料宅配サービス | 帰国時に手荷物1個無料宅配 | 1個につき300円割引(期間限定) |
エグゼクティブダイニング |
マイル移行はJALマイルにこだわるならセゾンプラチナビジネスAMEX一択
頻繁にどの航空会社を利用するのかによっても異なります。
セゾンプラチナビジネスAMEXはJALマイルに特化すれば最強です。
なぜならセゾンマイルクラブに登録したセゾンプラチナビジネスAMEXで1,000円分の買い物をすると、10マイル+0.5ポイントをダブルで貰える計算になり、還元率は1.125% とJALカードにも引けをとらない数字だから(ただし、年間の交換上限は15万マイルまで)。
ダイナースは複数の航空会社へのマイル移行に対応しています。
ダイナースのマイル移行サービスを利用するには、ダイナースグローバルマイレージへの参加が必要です。
つまり、ダイナースでマイル移行したい場合はカードの年会費とは別に、グローバルマイレージ年間参加料 6,600円(税込)が別途必要です。
1年ごとに自動更新され、マイル移行の有無に関わらず年間参加料は毎年請求されます。
なお、ダイナースクラブ プレミアムカード会員については参加料無料です。
ダイナースクラブのマイル移行先5社の中から、好きなマイレージに移行できます。
アライアンス | 航空会社 | 移行レート |
---|---|---|
スターアライアンス | 全日空(ANAマイレージクラブ) | 1,000ポイント= 1,000マイル |
ユナイテッド航空(マイレージプラス) | 2,000ポイント= 1,000マイル | |
スカイチーム | 大韓航空(スカイパス) | |
デルタ航空(スカイマイル) | ||
ワンワールド | 日本航空(JALマイレージバンク) | 2,500ポイント= 1,000マイル |
以下はダイナースの移行先航空会社のアライアンス図です。
移行レートはANA以外は半減
- 「ANAマイレージクラブ」1,000ポイント= 1,000マイル
- 「デルタスカイマイル」「マイレージプラス」「スカイパス」2,000ポイント=1,000マイル
ANA以外の航空会社への移行のマイル還元率はJALが0.4%それ以外は0.5%になるので、これらのマイルに移行したい場合は他のカードを選んだ方がよさそうです(たとえばMarriott Bonvoyアメックス)。
移行マイル数には年間上限がある
- 「ANAマイレージクラブ」年間4万マイルまで(集計期間12/21~翌年12/20)
- 「デルタスカイマイル」14万マイルまで(集計期間2月1日~翌年1月31日)
- 「マイレージプラス」「スカイパス」12万マイルまで(集計期間2月1日~翌年1月31日)
- 「JALマイレージバンク」移行上限なし
ダイナースグローバルマイレージ対象外カード
ANAダイナースカード、JALダイナースカード、デルタ スカイマイル ダイナースクラブカード、MileagePlus ダイナースクラブファースト、MileagePlus ダイナースクラブカード、一部コーポレートカード、および付帯カード(家族カード、ビジネス・アカウントカード)では参加できません。
ANAはポイントからマイルへの以降。それ以外は提携航空会社のマイルが貯められます。
黒いプレミアムカードが欲しいならダイナースクラブカード
ダイナースクラブカード+ビジネスアカウントカード、セゾンプラチナビジネスAMEX、ともに拮抗した魅力を備えたカードです。
「法人カード決済でJALマイルを貯めたい」ということであれば、セゾンプラチナビジネスAMEXの利用がベストです。
セゾンプラチナビジネスAMEXでは、セゾンマイルクラブ(SAISON MILE CLUB)の利用を通じて、効率的にJALマイルを貯めることができるからです。
一方、ダイナースクラブカードは上位に位置するダイナースクラブ プレミアムカードのインビテーションが来る可能性を持ちます。
本カードの決済だけではなく、ビジネスアカウントカードの経費決済分も実績として評価されるので、プレミアムカードへの近道になります。
ワンランク上のステータスを持ったプレミアムカードを将来的に持ちたいのであれば、ダイナースクラブカード+ビジネスアカウントカードの組み合わせがおすすめです。
セゾンプラチナビジネスAMEXはそれより上のランクのカードはないのですから。
2016年7月22日 作成
2023年10月15日更新
信頼とステータスのブランド、ダイナースクラブカード
対象レストランで会員を含む2名様以上で所定のコース料理をご利用いただくと1名様分の料金が無料になるエグゼクティブ ダイニング / 空港ラウンジサービス / 国内海外旅行保険最高1億円
皆さんは「ポイント還元率が高いから」「ポイントやキャッシュバックなどのキャンペーンが良かったので」「友人知人が使っているから」といった理由でカードを選ばれることが多いと思います。お得ばかりを追い求めてカードを作り続けるとポイントが分散して貯まりません。それは入口にフォーカスしているからです。
入口=どこで使うか、出口=カードになにを求めるか、決済金額=一年にどれくらい使うか。
この3つの要素が揃って、はじめて有効なクレジットカードを選ぶことができます。大事なことは最終的にクレジットカードに求めるものを明確にすることです。つまり出口を決めることから始まります。当サイトでは「出口から逆算して決済金額で最適化する」ことを提案します。
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