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ANA TOP&ClubQ PASMO マスターカード VS ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)

「ANA TOP&ClubQ PASMO マスターカード」は、ANAカードとTOP&QlubQカードの特典をダブルで享受できるうえ、PASMOも搭載されている、まさに1枚で3度おいしいカードです。

今回はそんな「ANA TOP&ClubQ PASMO マスターカード」の長所や特徴、また、スペックが似た「ANA To Me CARD PASMO JCB(愛称:ソラチカカード)」と比較して解説します

ANA TOP&ClubQ PASMO マスターカードの特徴・長所

「ANA TOP&ClubQ PASMO マスターカード」では「ANAマイル」と「TOKYUポイント」「Vポイント(三井住友カード)」の3種類のポイントを貯めることができます。

ANAマイルが貯まるのは、ANAの航空機を利用してフライトした場合や、ANAの提携店・加盟店でお買い物をした場合です。

もちろん通常のANAカードと同様に入会時と継続時に1,000マイルのボーナスが与えられますし、空港内店舗での10%割引サービスも利用できます。

そして「TOKYUポイント」ですが、これはTOKYU関連のお店でカードを利用したさいに貯まるポイントです。

東急ストア、ヒカリエ、109、ライズなどのスーパーや大型ショッピングモール2,000店舗以上で貯まります。

基本クレジットポイント200円(税込)ごとに1ポイント付与ですが、東急百貨店での年間利用額に応じて、翌年のTOKYUポイントが3~10%までアップする仕組みになっており(食品、セール品は一律1%)、10万円未満で3%、10~50万円未満で5%、50~100万円未満で7%、100~300万円未満で8%、300万円以上からは10%となります。

また東急ストア・とうきゅう・プレッセでは、月間お買上げ金額が2万円以上なら、翌月ボーナスポイントがプレゼントされます。

なお貯まったポイントは500ポイントから500円分の商品券などに交換することができます。

基本は200円=1ポイントなので還元率0.5%ですが、このように加盟店を利用することによって何倍にもあげることができます。

ちなみに「Vポイント(三井住友カード)」は、毎月のショッピング金額の合計分に対して200円ごとに1ポイントが付与されます。

PASMO定期券の購入、PASMOオートチャージに対してもこのVポイントが貯まります。

東急やヒカリエなどの東急系列のお店が近い場所にあり、なおかつANAマイルを集めている方、旅行時によくANAの飛行機を利用するという方に、ぜひ持っていただきたい一枚です。

 ANA TOP&ClubQ PASMO マスターカード

1枚で3種類のポイント ポイントの貯め方
ANAマイル ANA航空機フライト利用
ANAの提携店・加盟店でショッピング
TOKYUポイント 東急関連のお店でカード利用
(利用額に応じて還元率アップやボーナスポイントあり)
Vポイント ショッピングでカード利用200円ごとに1ポイント付与
PASMO定期券の購入、PASMOオートチャージ

似た機能だけど特典の差はある?ソラチカカードと比較!!

この「ANA TOP&ClubQ PASMO マスターカード」と機能的に似ているカードが「ANA To Me CARD PASMO JCB(愛称:ソラチカカード)」です。

ソラチカカードでは、「ANAマイル」と「メトロポイント」と「OkiDokiポイント」の3つのポイント&マイルが貯まります。

では、ソラチカカードとANA TOP&ClubQ PASMO マスターカードのサービス面はどちらが充実しているのでしょうか?

まず海外旅行傷害保険、これはどちらも同じ最高1,000万円です。
国内旅行傷害保険は、ANA TOP&ClubQ PASMO マスターカードが国内航空のみ1,000万円です。

ショッピング保険は、どちらも最高100万円補償でソラチカは海外のみですが、ANA TOP&ClubQ PASMO マスターカードは海外と国内での一部利用が対象です。

 
ANA TOP&ClubQ PASMO マスターカード

ソラチカカード
海外旅行傷害保険 最高1,000万円
国内旅行傷害保険 国内航空 1,000万円
国内旅行 なし
なし
ショッピング保険 最高100万円(海外での利用および国内でのリボ払い・分割払い3回以上の利用のみ対象) 最高100万円(海外のみ)

肝心なのはTOKYUポイントとメトロポイントのどちらを選ぶか

TOKYUポイントとメトロポイントの比較

両カードは基本的な機能や付帯サービス(海外旅行傷害保険やショッピング保険)などはほぼ同じなので、どちらを選ぶかという判断基準は、「メトロポイントを取るか、TOKYUポイントを取るか」という点となります。

ソラチカカードで貯まるメトロポイントは、東京メトロに乗車するたびに貯まるポイントで、平日5ポイント、土日は15ポイント貯まります。(メトロポイントPlusに登録する必要があります。)

貯まったメトロポイントは、多機能券売機で10P=10円単位でPASMOにチャージできます。

「TOKYUポイント」と「メトロポイント」どちらのポイントを選ぶかは、それぞれのライフスタイルで変わってくるでしょう。

東京メトロに乗車するごとにポイントが貯まるソラチカカードは、東京メトロをよく利用している方向けに特化したカードです。

ただしこの「乗車ポイント」は出勤や通学で定期を利用しているからといって多く貯まるわけではありません。

あくまで定期区間外の改札で入退場をした時のみに加算されるポイントです。

たとえば土日に東京メトロの160円の定期外区間に行けば15ポイント、つまり15円貰えることになるので、これはかなりお得です。

ソラチカカードは、東京メトロをメインの移動手段として利用している方、また定期を作るほどではないけど頻繁に東京メトロに乗っている方などにもおすすめのカードです。

また「ANA TOP&ClubQ PASMO マスターカード」で貯まるTOKYUポイントは、前述したとおり、東急系列のお店でショッピングをしたときに3~10%の還元率で貯まるポイントです。

加盟店で、1ポイント1円として現金代わりに使うことができます。

10ポイント=10円単位でPASMOにチャージすることも可能です。

「ANA TOP&ClubQ PASMO マスターカード」は、やはりTOKYU加盟店が近くにないと持つ価値が半減します。

ちなみに東急線の電車や東急バスにPASMOで乗車して、同日中に専用施設に設置された専用端末にタッチするとTOKYUポイントが1日10ポイント貯まる「乗ってタッチTOKYUポイント」は2020年3月31日(火)にサービス終了しました。

《ソラチカカードとANA TOP&ClubQ PASMO マスターカードの共通点》

  • 年会費が同額(2,200円(税込))
  • PASMOが搭載されている
  • PASMOオートチャージ、定期券購入でポイント貯まる
  • ANAの入会・継続・フライトボーナスマイルが貰える
  • ANA提携店での割引を受けられる
  • 最高1,000万円の海外旅行傷害保険が自動付帯
  • ショッピング保険100万円(ソラチカは海外のみ)
  • 盗難保険付帯

《ソラチカカードとANA TOP&ClubQ PASMO マスターカードの違い》

  • ソラチカカードは「メトロポイント」ANA TOP&ClubQ PASMOは「TOKYUポイント」が貯まる
  • クレジット利用時、ソラチカカードは「OkiDokiポイント」、ANA TOP&ClubQ PASMOは「Vポイント(三井住友カード)」が貯まる
  • ソラチカカードは東京メトロ乗車でポイントがもらえる
  • ANA TOP&ClubQ PASMOは東急加盟店で3~10%還元
  • マイル移行手数料
 
ANA TOP&ClubQ PASMO マスターカード

ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)
年会費 2,200円(税込)(初年度年会費無料)
ブランド Mastercard JCB
審査 18歳以上で電話連絡可能な方なら誰でも
クレジット利用基本ポイント Vポイント(200円利用毎=1P付与)
ポイント還元率0.5%
OkiDokiポイント(1,000円利用毎=1P付与)
ポイント還元率0.5%
ANAマイル 入会&継続で1,000マイル付与
区間基本マイルの10%のボーナスマイルプレゼント
TOKYUポイント 前年度利用額に応じて3~10%加算
メトロポイント 平日乗車で5P付与
土日乗車で15P付与(要登録メトロポイントPlus)
PASMOチャージ&定期券購入でポイント付与
ANA提携店での割引
海外旅行傷害保険 最高1,000万円
国内旅行傷害保険 国内航空 1,000万円
国内旅行 なし
なし
ショッピング保険 最高100万円(海外での利用および国内でのリボ払い・分割払い3回以上の利用のみ対象) 最高100万円(海外のみ)
盗難保険

両カードともマイル←→ポイントの相互交換可能

ソラチカカード、ANA TOP&ClubQ PASMO マスターカードともに同レートでポイントをPASMOにチャージして使うことができるのが特徴です。

またそれぞれのマイル&ポイントは相互交換可能になっているので、非常に利便性が高いといえます。

相互交換先
ANA TOP&ClubQ PASMO マスターカード

ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)
OkiDokiポイントor Vポイント → マイル Vポイント 1P→1~2マイル OkiDokiポイント1P→3~10マイル
メトロポイントorTOKYUポイント→マイル TOKYUポイント1,000P→750マイル メトロポイント100P→90マイル
マイル→メトロポイントorTOKYUポイント 10.000マイル→TOKYUポイント10,000P 10.000マイル→メトロポイント10,000P
ポイント→ポイント Vポイント→TOKYUポイント 交換不可 OkiDokiポイント1P→メトロポイント5P

基本的なレートは全て同じですが、メトロポイントorTOKYUポイントをANAマイルに交換するときだけ両者のレートが変わります。

TOKYUポイント1,000P→750マイル、メトロポイント100P→90マイルです。

マイル移行手数料の安さはJCBのソラチカカードに軍配

貯めたポイントをマイルで使いたい場合、ANA TOP&ClubQ PASMO マスターカードであればVポイントから、ソラチカカードであれば OkiDokiポイントから、マイルに移行する必要があります。違うのはマイル移行手数料です。

マイル移行手数料
ANA TOP&ClubQ PASMO マスターカード

ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)
交換レート 1ポイント=2マイル
(1ポイント1円相当)
1ポイント=10マイル
(1ポイント0.5円相当)
ポイント移行単位 1ポイント以上1ポイント単位
交換手数料 ■2倍コース
年間6,600円(税込)
■10マイルコース
年間5,500円(税込)

 
マイル移行手数料に関しては、ソラチカカードが年間5,500円(税込)、ANA TOP&ClubQ PASMO マスターカードの年間6,600円(税込)。 1,100円の差です。

まとめ

ソラチカカードもANA TOP&ClubQ PASMO マスターカードも基本的な仕様は同じであり、貰えるANAマイルのボーナスマイルにも差はありません。

ただ、ソラチカカードでは「To Me CARD」、ANA TOP&ClubQ PASMO マスターカードでは「TOP&ClubQカード」のサービスがそれぞれつくという点が違います。

東京メトロでの乗車ポイント取るか、東急加盟店での高還元を選ぶかという二択になりますが、それは各自のライフスタイルで決まります。

東急系列のお店でお買い物をしている方はANA TOP&ClubQ PASMO マスターカード、東京メトロを定期区間以外でよく利用する方にはANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)、マイルの移行に有料コースを選ぶ場合はANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)が移行手数料の面で有利、という結論になります。

ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)

ANA TOP&ClubQ PASMO マスターカード

2014年5月14日 作成
2021年4月6日更新


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