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アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード

アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カードは2021年9月30日をもって申し込み受付を終了しました。

2012年にアメリカン・エキスプレスが発行をスタートした「アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード(以下スカイ・トラベラー・カード)」は、出張や旅行で頻繁に飛行機を利用する方にとって、ポイントやマイルが貯まりやすい仕組みになっており、マイラーからの注目を集めているクレジットカードです。

アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード(以下アメックスグリーン)、ANAアメリカン・ エキスプレス・カード(以下ANAアメックス)、 デルタ スカイ マイル アメリカン・エキスプレス・カード(以下デルタアメックス)とスカイ・トラベラー・カードは、サービス内容や特典にどのような違いがあるのか?という点も非常に気になるところです。

今回は、どのアメックスカードが一番自分の要望に答えてくれるのかわからない、という悩みを抱いている方に向けて、この比較記事を書いたのでぜひカード選びの参考にしてみてください。

ちなみにスカイ・トラベラー・カードは、アメックスのプロパーカードであるアメックスグリーンやアメックスゴールドとの2枚持ちは出来ません。

持つならどれか1枚に限られますので、サービスの違いや特徴を理解して、慎重に選ぶ必要があります。

スカイ・トラベラー・カード独自のポイント3倍サービス


他のアメックスカードにはないスカイ・トラベラー・カード独自の強みは、「エアラインご利用ポイント3倍」の特典が付くことです。

対象航空会社27社の航空券を円建てで対象航空会社のウェブサイトなどから直接カードで購入した場合、または、対象旅行代理店の指定旅行商品を円建てで対象旅行代理店のウェブサイトや指定店舗などから直接カードで購入した場合、メンバーシップ・リワードのポイントが通常の3倍貯まります。

100円利用=3ポイント付与=3マイル交換という流れになります。

ポイント3倍対象の提携航空会社はアシアナ航空、アリタリア-イタリア航空、エア タヒチ ヌイ、ANA、エールフランス航空、エティハド航空、エバー航空、エミレーツ航空、オーストリア航空、ガルーダ・インドネシア航空、カンタス航空、キャセイパシフィック航空、KLM オランダ航空、シンガポール航空、スイス インターナショナル エアラインズ、スカンジナビア航空、スターフライヤー、タイ国際航空、大韓航空、チャイナエアライン、デルタ航空、日本航空、バニラエア、フィリピン航空、フィンランド航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、ルフトハンザ ドイツ航空の27社です。(2020年4月現在)

また、対象旅行代理店(2社)および指定旅行商品は以下のとおりです。

1.日本旅行(日本旅行のウェブサイトおよび日本旅行の全店舗):上記対象航空会社の航空券、パッケージツアー、前払いで手配されるホテルなどの宿泊代金、JR・バスのチケットのご購入

2.アップルワールド(アメリカン・エキスプレスのカード会員様専用ウェブサイト):前払いで手配されるホテルなどの宿泊代金
(2020年4月現在)

たとえば、ポイント3倍対象の提携航空会社を「JAL」で、日本~ハワイ行きの往復航空券(エコノミー)をJALで購入したとします。

航空券代金は89,950円、これを通常のアメックスグリーンで購入した場合、899ポイントが付与される計算になりますが、トラベラーズカードではその3倍の2,697ポイント(マイル)が貰えることになります。

スカイトラベラーの100円=3マイルは圧倒的です。なおマイルへの交換単位とレートは、1,000ポイント=1,000マイルとなります。
(アメックスグリーンは参加費3,300円(税込)/年の「メンバーシップ・リワード・プラス」登録時に同じ)

ただしこの3倍サービスでもらえるポイントには上限があります。

1年間で通常ポイントと合わせて合計60,000ポイント(航空券代金合計200万円利用分相当)までです。

上限以降は100円=1ポイントに戻りますのでご注意を。

ポイント3倍対象は国内発券のみ!海外発券は対象外!

なお、注意しておきたいのは、ポイント3倍の対象になるのが「航空券を直接購入した場合のみに限る」という点です。

「直接」というのは、つまり、その航空会社のWebサイトからの購入、または空港の販売カウンターから直接購入するということを指します。

対象旅行代理店以外の代理店や、楽天トラベルといった旅行サイトを経由して取った航空券は対象にならないので気をつけてください。

また、公式サイトで「航空券購入代金のポイント3倍」と「ファーストフライト・ボーナスポイント」の対象となる利用は「航空券を円建てで対象航空会社のウェブサイト等から直接カードでご購入された代金」とアナウンスされています。

これは、表示価格が日本円かつ支払いが日本円でカード決済されるものを指しますので、海外発券は対象外となります。

航空会社によっては、海外で発券したほうが安く済む場合もあるでしょうが、しかしポイント3倍が国内のみのサービスだということを覚えておいてください。

アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード

カードの入会と継続でボーナスポイントプレゼント

スカイ・トラベラー・カードは、「入会ボーナスポイント」「継続ボーナスポイント」のふたつのボーナスポイントが貰えます。

まずは入会時にもれなく3,000ポイントがプレゼントされ、以降は毎年カードを継続するたびに1,000ポイントがプレゼントされます。

またカード入会後1年以内に、提携航空会社27社いずれか1社の航空券を国内でその航空会社から購入すると、初回に限り5,000ポイントがプレゼントされます。

アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード

ポイントの有効期限なし!好きなだけ貯められる!

アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カードのポイント制度「メンバーシップ・リワード」は、ポイントの有効期限が無期限となっています

期限切れで失効することもないので、自分の好きなように貯めて、好きなタイミングで利用することができます。

なおスカイトラベラー以外のアメックスカードのポイント制度は、有効期間が最長3年間に設定されていますが、1度でもアイテムやマイルに交換・移行すればその時点からポイントは無期限になりますので、期限に関してはスカイ・トラベラー・カードだけではなく、他のアメックスでも実質無期限といえるものです。

アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード

スカイ・トラベラー・カードのマイル交換先は16社!

スカイ・トラベラー・カードは、アメックスのグリーンやゴールドからマイル移行できる提携航空会社17社より一つ少ない16社です。

日本航空(JAL)を除く16社の中から好きな航空会社を選んで、ポイントをマイルに交換することができます。

ANAアメックスやデルタアメックスなどは、それぞれANAとデルタしか交換先にできませんが、スカイ・トラベラー・カードやアメックス・グリーン、アメックス・ゴールドなら数々の航空会社から自由に選択できます。

提携航空会社は、アリタリア-イタリア航空、ヴァージン アトランティック航空、ANA、エールフランス/KLM航空、エティハド航空、エミレーツ航空、カタール航空、カンタス航空、キャセイパシフィック航空、シンガポール航空、スカンジナビア航空、タイ国際航空、チャイナエアライン、デルタ航空、フィンランド航空、ブリティッシュ・エアウェイズの16社です。(五十音順)(2020年11月現在)

※各航空会社のマイレージ・プログラムへの登録が必要です。
※ANAへのポイント移行には、別途参加登録費が必要です。(年間5,500円、2年目以降自動更新)。
※ANAへのポイント移行は、年間40,000ポイントまで移行可能です。

アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード

スカイ・トラベラー・カードはアメックスプロパーと2枚持ち不可


スカイトラベラーの公式ページには「アメリカン・エキスプレスが発行するカードをすでにお持ちの方はお申し込みいただけません。

なお、一部提携カード、ビジネス・カード、コーポレート・カード等を お持ちの方はお申し込みいただけますが、メンバーシップ・リワードの ポイントは合算できかねますので、予めご了承ください。」と表記してあります。

果たして本当に無理なのでしょうか?また、2枚持ちが可能となっている一部提携カードとはどのカードのことをさすのでしょうか?実際にアメックスのサポートセンターに電話して聞いてみました。

すると、プロパーカード(グリーン・ゴールド・プラチナ)とスカイ・トラベラー・カードの2枚持ちは不可、という回答がありました。

プロパーカードを所持している会員がスカイ・トラベラー・カードに申し込んでも却下されるようです。

つまり、すでにプロパーカードをお持ちで、なおかつスカイ・トラベラー・カードが欲しいという方は、一度プロパーカードを解約してから、スカイトラベラーに申し込み直すといった切り替え方法しかありません。

また提携カードであるANAアメックスとデルタアメックスはスカイ・トラベラー・カードとの2枚持ちが可能とのことです。

なおANAアメックスとデルタアメックスはプロパーカードとの2枚持ちもできます。

年会費はどちらがお得?

アメックス・グリーンは月会費1,100円(税込)。年会費に換算すると13,200円(税込)。

対するスカイ・トラベラー・カードはそれより少し安い11,000円(税込)です。

ただし、アメックス・グリーンは1,000ポイント=1,000マイルで交換するために「メンバーシップ・リワード・プラス」に登録する必要があり、1年分の月会費と登録費を合わせると13,200円+3,300円=16,500円(税込)になるので、スカイ・トラベラー・カードの方がリーズナブルです。

どちらのカードもJAL、ANAへのポイント移行には、別途参加登録費が必要で、JALの場合は年間9,900(税込)、ANAの場合は5,500円(税込)がかかります。

スカイトラベラーなら飛行機が遅延しても安心!

スカイ・トラベラー・カードには、「航空便遅延費用補償」がついています。

これは、到着便がなんらかのトラブルで遅延した場合、そのせいで発生した費用を補償してくれる保険です。

ホテルにもう一泊余計に泊まらなければならなくなったり、またそこで食事などに使った出費を、アメックスのほうで負担してくれます。

この保険は、アメックスグリーンやANAアメックスにはついていません。

アメックス・ゴールド(年会費31,900円(税込))に付帯されている保険ですが、それと同じ内容のものがスカイ・トラベラー・カードにも付いています。

乗継遅延費用 最高20,000円
出航遅延、欠航、搭乗不能費用 最高20,000円
受託手荷物遅延費用 最高20,000円
受託手荷物紛失費用 最高40,000円

 

100円利用で5マイル付与、ワンランク上のスカイトラベラープレミア

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実はアメックス・スカイ・トラベラー・カードには、ワンランク上の「アメックス・スカイ・トラベラー・プレミア・カード」というカードが存在します。

このプレミアカードは、通常のスカイトラベラーのサービスを更にグレードアップさせています。

たとえば、通常のスカイトラベラーは対象航空会社27社の中で航空券を購入するとポイント3倍ですが、プレアミはなんとポイントが5倍になって付与されます。

100円利用で5マイル貯まる計算になるので、まさに最強のマイル収集カードですね。

通常のスカイトラベラーとプレミアカードの違いのみを具体的にあげてみると…

スカイ・トラベラー・カードとスカイ・トラベラー・プレミア・カードの違い
・プレミアは年会費38,500円(税込)一般カードは11,000円(税込)
・航空券購入特典がプレミアは5倍、一般のスカイトラベラーは3倍
・プレミアなら入会時に5,000ポイント貰える(一般カードは3,000ポイント)
・プレミアはファーストフライトボーナスが10,000ポイント(一般カードは5,000ポイント)
・プレミアはカード継続時のボーナスポイントが5,000ポイント(一般カードは1,000ポイント)
・プレミアにはオーバーシーズ・アシストが付く(一般カードはグローバル・ホットラインのみ)
・プレミアの海外&国内旅行傷害保険は5,000万円(一般カードは海外3,000万、国内2,000万)
・海外用携帯電話のレンタル優待がつく(一般カードは対象外)
・プレミアならキャンセル・プロテクションとオンライン・プロテクションが付く

 

スカイトラベラープレミアは、年会費が通常のスカイトラベラーの2倍以上あります。

今回紹介した他のそのアメックスカードよりも年会費は割高です。

しかしマイル付与率がどのカードよりも高く設定されており、また入会時と初回フライト時、継続時のボーナスマイルもプレミアの方がはるかに多くなっています。

しかしサービス面では通常のスカイトラベラーとそれほど大きな差はなく、しいて言うなら「海外用携帯電話のレンタル優待」がないことと、旅行傷害保険の補償額の違いくらいです。

アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・プレミア・カード

 
アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード

アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・プレミア・カード
年会費 11,000円(税込) 38,500円(税込)
ポイント 100円=1ポイント
(提携航空会社27社で航空券購入すればポイント3倍の100円=3ポイント)
100円=1ポイント
(提携航空会社27社で航空券購入すればポイント5倍の100円=5ポイント)
マイル移行レート 1ポイント=1マイル
マイル移行手数料 JAL:9,900円(税込)
ANA:5,500円(税込)
カード入会時・継続時に貰えるポイント(マイル) 入会時:3,000
継続時:1,000
入会時:5,000
継続時:5,000
初回搭乗ボーナスマイル 5,000 10,000
マイル移行先 16社
海外旅行傷害保険 最高3,000万円利用付帯 最高5,000万円自動付帯
国内旅行傷害保険 最高2,000万円利用付帯 最高5,000万円利用付帯
キャンセル・プロテクション
オンラインプロテクション
ショッピング・プロテクション 最高200万円 最高500万円
航空便遅延費用補償
空港ラウンジ 国内(27空港37ヶ所)海外(2空港3ヶ所)
海外用携帯電話レンタル割引
アメリカン・エキスプレス・トラベル・サービス・オフィス
グローバル・ホットライン

 

スカイトラベラーよりスカイトラベラープレミアの方がお得になる人とは?

通常のスカイトラベラーとプレミアの年会費の差は25,000円。

プレミアの年会費は38,500円(税込)とあって、年会費の元を取れて、差額分のメリットがあるかどうかが判断の分かれ目です。

たとえば1マイル=1.5円として考えてみましょう。

プレミアカードで年間50万円分航空券を購入すると、25,000マイルで37,500円。

これが年会費の元を取れる年間利用額の最低ラインであり、ここにカード継続ボーナスとして5,000マイル(7,500円)が無条件で入りますので、元を取りつつ得が生まれます。

つまり、スカイトラベラーのポイントアップ対象である27社のうちのいずれかの航空会社で年間50万円ほど航空券を直接購入しているかどうか、が判断基準になります。50万円以上利用している方はプレミアカードを持っておいてもまず損をすることはありません。

出張の多い方や家族旅行で海外によく行かれる方におすすめです。

逆に利用額が年間で50万円以下の方は、通常スカイトラベラーの方を持つことをおすすめします。

年会費11,000円(税込)なので、最低でも年間で30万円以上航空券を購入していれば、年会費の元は取れますし継続ボーナスは1,000マイル分です。

アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・プレミア・カード

アメックスグリーンの方が充実しているサービス


アメックスグリーンと比べると、スカイ・トラベラー・カードのほうが年会費も安く、またマイルが3倍になるといった特典があるので、飛行機利用者は圧倒的にスカイ・トラベラー・カードを持ったほうが良いという結論になるでしょう。

しかしマイル・ポイント方面の内容を充実させた分、スカイ・トラベラー・カードはアメックスグリーンよりも付帯されるサービスがいくつか絞りこまれています。

その例が「海外旅行障害保険」です。

スカイ・トラベラー・カードには最高3,000万円の海外旅行傷害保険が付いていますが、これはカードで旅行代金を決済した時のみに適用される保険です。

対してアメックスグリーンは利用付帯で、最高5,000万円の海外旅行傷害保険が適用されます。

また、ショッピング保険の額もアメックスグリーンは500万円補償ですが、スカイトラベラーは200万円補償です。

「リターン・プロテクション」などの保険類もスカイ・トラベラー・カードには付いていません。

スカイ・トラベラー・カードにはないアメックスグリーンだけのサービス
海外用レンタル携帯電話特別割引 海外用レンタル携帯電話をカード会員だけの特別割引料金で提供(成田国際空港(第1ターミナル)、成田国際空港(第2ターミナル)、羽田空港(第3ターミナル)、関西国際空港)
メンバーシップ・プレビュー 全国各地で開催される映画試写会にカード会員を招待。

 
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード

ANAマイラーはANAアメックスとスカイ・トラベラー・カードどっちを持てば良い?


アメリカンエキスプレスでは「ANA・アメリカン・エキスプレス・カード」というANAマイラー向けのアメックスカードも発行しています。

このカードは、マイル移行先を自由に決められるスカイ・トラベラー・カードと違い、ANAマイルを貯めることだけに特化したカードです。

年会費は7,700円(税込)。100円利用=1ポイント=1マイル貯まります。ポイントに有効期限はありません。

ANAグループ便の利用では、通常のフライトマイルに加えて搭乗ごとにボーナスマイル(区間基本マイレージの+10%)がプレゼントされます。

つまり東京-ホノルル片道航空券(82,600円)を購入した場合、区間基本マイレージ3,830マイル×10%で合計4,213マイルが付与されることになります。

スカイトラベラーズで3倍ポイント対象にANAを選び、同じ東京-ホノルル間の航空券を買った場合は、826ポイント×3倍=2,478マイル付与されることになります。

ANAしか乗らないANAマイラーの方は、ANAアメックスをお持ちになったほうがいいでしょう。

デルタアメックスとスカイ・トラベラー・カード

アメックスではデルタ空港のスカイマイルが貯まる「デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・カード」も発行しています。

このカードは利用金額100円につき、スカイマイル1マイルが貯まります。

しかしdelta.comやデルタ航空予約センターで購入したデルタ航空航空券、その他デルタ航空空港チェックインカウンターなど、デルタ航空への支払いにカードを利用すると獲得マイルが通常の2倍(100円=2マイル)になります。

さらに入会時に5,000ボーナスマイル、翌年度以降も毎年カードを継続するたびに2,000ボーナスマイルがもらえます。

ファーストフライトボーナスマイルもあります。

カード入会後6ヶ月以内のデルタ航空初回フライトに対して、通常のフライトマイルに加えさらにファーストフライトボーナスマイルがプレゼントされます。

エコノミで10,000マイル、ビジネス&ファーストクラスで25,000マイル付与です。

デルタ航空をよく利用する方には、やはりスカイ・トラベラー・カードよりもデルタアメックスがおすすめです。

何故かというと、カードの利用状況によって「シルバーメダリオン会員資格」が付くからです。

シルバーメダリオンは、デルタ航空を頻繁に利用しているスカイマイル会員のみに提供される上級会員資格です。

このシルバーメダリオンを持っていると、飛行機に優先的に搭乗できたり、空席待ちも一般の方より優遇してもらえ、40%のメダリオンボーナスマイル付与などの特典を受けることができます。

手荷物を預ける際の手数料も免除されます。

またデルタ航空では、追加料金を支払うことによって座席を「デルタ・コンフォートプラス」に変更できるサービスも実施しています。

エコノミーコンフォートでは最大 4 インチ(10 cm)広くなったレッグルームを持ち、通常よりも最大 1.5 倍になったリクライニング角度の座席に優先搭乗でき、ゆったりと休むことができます。

無料のビール、ワイン、スピリッツを愉しむこともでき、HBOおよび Showtimeの利用が無料です。

このエコノミーコンフォートも、シルバーメダリオンを持っていれば通常料金の50%オフで利用することができます。

デルタアメックス独自の特典「カード利用ボーナスマイル」は、サービス改定に伴い2018年6月25日をもって終了となります。

4枚のアメックスを比較

以下は「アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード」「アメリカン・エキスプレス・カード」「ANAアメリカン・エキスプレス・カード」「デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・カード」の4枚のアメックスカードの比較表です。

 
アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード

アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード

ANAアメリカン・エキスプレス・カード

デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・カード
年会費 11,000円(税込) 月会費1,100円(年換算13,200円)(税込) 7,700円(税込) 13,200円(税込)
ポイント 100円=1ポイント
(提携航空会社27社のいずれかで航空券購入すればポイント3倍の100円=3ポイント)
100円=1ポイント 100円=1ポイント 100円=1スカイマイル
ポイント有効期限 無期限 3年
(一度でもポイントを利用すれば無期限)
無期限 無期限
マイル移行レート 1ポイント=1マイル 1ポイント=1マイル 1ポイント=1マイル
マイル移行手数料 JAL:9,900円(税込)
ANA:5,500円(税込)
6,600円(税込)
カード入会時・継続時に貰えるポイント(マイル) 入会時:3,000
継続時:1,000
入会時:1,000
継続時:1,000
入会時:5,000
継続時:2,000
初回搭乗ボーナスマイル 5,000 区間基本マイル+10% エコノミークラス: 10,000マイル
ビジネス/ファーストクラス:25,000マイル
マイル移行先 16社 17社 ANAのみ デルタ航空のみ
海外旅行傷害保険 最高3,000万円利用付帯 最高5,000万円利用付帯 最高3,000万円利用付帯 最高5,000万円利用付帯
国内旅行傷害保険 最高2,000万円利用付帯 最高5,000万円利用付帯 最高2,000万円利用付帯 最高5,000万円利用付帯
オンラインプロテクション
ショッピング・プロテクション 最高200万円 最高500万円 最高200万円 最高500万円
航空便遅延費用補償
空港ラウンジ 国内(28空港)海外(1空港)
空港クロークサービス

エアポート送迎サービス
メンバーシッププレビュー

プライオリティパス スタンダード会員(年会費99米ドル)への無料入会可能
アメリカン・エキスプレス・トラベル・サービス・オフィス
グローバル・ホットライン


デルタアメックスはシルバーメダリオン特典があるので、アメックスグリーンと同じだけの年会費を払う価値があります。

デルタ航空をよく使う方は、スカイ・トラベラー・カードではなくサービスの質と量を重視したデルタアメックスを選ぶとよいでしょう。
※2018年6月26日から新しくメダリオン会員資格の取得プログラムがスタートします。利用金額に応じて毎年変更となります。

スカイ・トラベラー・カードの強みは、提携航空会社27社のポイントが3倍になる点です。

搭乗ボーナスや継続ボーナスもあるので、旅行や出張で飛行機の搭乗回数が多いかたは、アメックスグリーンより、こちらのスカイ・トラベラー・カードを持ったほうが断然マイルは貯まりやすいでしょう。

出張が多いビジネスパーソンがマイルを貯めるのにおすすめのカードです。

アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カードおよびアメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・プレミア・カードは申込み受付を終了しています。

2012年12月4日 作成
2022年12月29日更新


富裕層向け金属製カードのラグジュアリーカード
ブラッシュド加工金属仕様のチタン / 24時間対応のコンシェルジュ・サービス / 最高1.2億円の国内海外旅行傷害保険 / 世界1,300か所以上の空港ラウンジが利用無料 / ポイントはチタン1.0%、ブラック1.25%、ゴールド1.5%の還元率 / ポイントはJAL/ANAのマイルに交換可能 / 国際線手荷物宅配無料 / ゴルフにレストランにさまざまな優待制度 / LUXURY MAGAZINE会員誌


メルマガ皆さんは「ポイント還元率が高いから」「ポイントやキャッシュバックなどのキャンペーンが良かったので」「友人知人が使っているから」といった理由でカードを選ばれることが多いと思います。お得ばかりを追い求めてカードを作り続けるとポイントが分散して貯まりません。それは入口にフォーカスしているからです。

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