世界最大のホテルグループのマリオットボンヴォイでは、年間の宿泊数に応じて会員ランクが上がり、ランクが上がれば上がるほどホテルで受けられる待遇が手厚くなる制度があります。
会員ランク | 年間宿泊数 |
---|---|
スタンダード会員 | 年間0~9泊 |
シルバーエリート | 年間10泊 |
ゴールドエリート | 年間25泊 |
プラチナエリート | 年間50泊 |
チタンエリート | 年間75泊 |
アンバサダーエリート | 年間100泊+対象利用金額20,000米ドル |
アメックスがマリオットボンヴォイと提携して発行しているクレジットカードである「Marriott Bonvoyアメックス・プレミアム」を持つと、本来ならマリオットのホテルに年間で25泊以上しないとなれないゴールドエリートになれてしまいます。
マリオットアメックス・プレミアムにはゴールドエリート特典以外にも、年間150万円以上決済していると継続時に無料宿泊特典がもらえたり、マイルへの還元率が高かったりと旅好きに大人気のカードです。
マリオットアメックス・プレミアムを持つとなれるゴールドエリートのひとつ上のランクのプラチナエリートは、必要な年間宿泊数がゴールドエリートの倍の50泊で、クレジットカードを持つだけではなれない会員ランクです。
にもかかわらず、ゴールドエリートよりもさらに快適なホテルステイが楽しめるとプラチナエリートを目指す方が大勢います。
もちろん、マリオットのホテルに年間50泊してプラチナエリートになる方もいらっしゃいますが、なんと現在開催されているプラチナチャレンジにエントリーすると、50泊の約1/3の16泊でプラチナエリートになれてしまうのです。
プラチナエリートはゴールドエリートと何が違うの?そもそも目指す価値があるの?プラチナチャレンジって何?どうやったら始められるの?について分かりやすく解説していきますね。
この記事によって分かること
プラチナエリートとゴールドエリートの違い
ゴールドエリートとプラチナエリートには様々な特典が付いていますが、主な特典とその違いを表にまとめました。
特典 | ゴールドエリート | プラチナエリート |
---|---|---|
ラウンジへのアクセス権 | × | ○ |
お部屋のアップグレード | ○ | ◎ (スイート含む) |
朝食の無料サービス | × | 〇 (2名分) |
子供の朝食 | 〇 6歳以下無料 12歳以上ビュッフェ50%オフ |
◎ 12歳以下無料 |
レイトチェックアウト | ○ 14時まで |
◎ 16時まで |
ボーナスポイント | 25% | 50% |
ラウンジへのアクセス権
マリオットボンヴォイの多くのホテルには、軽食やオードブル、デザート、アルコールを含む飲み物などを無料で飲食できるクラブラウンジ(エグゼクティブラウンジと呼ばれることも)があります。
ラウンジの形態や時間帯、提供されるフードやドリンクはホテルによって違いがありますが、クラブラウンジが使えるのは、プラチナエリート以上の会員、もしくはクラブレベル、エグゼクティブフロアのお部屋の宿泊客だけです。
ゴールドエリートでは入ることができませんし、お金を払えば使えるようになるといったものでもないので、ラウンジへのアクセス権はプラチナエリートの大きな魅力の一つですね。
スイートルームを含むお部屋のアップグレード
お部屋のアップグレードは、ホテルの空室状況によるので、ゴールドにしても、プラチナにしても必ずアップグレードされるわけではありませんが、お部屋をアップグレードしてもらえると嬉しいですよね。
ゴールドエリートにはスイートルームへのアップグレードは含まれていません。それに対してプラチナエリートではスイートルームへのアップグレードの可能性があります。
また、マリオットが公式にアナウンスしているわけではありませんが、お部屋がアップグレードされるのは、ゴールドよりプラチナが優先されます。
朝食の無料サービス
マリオットには4,000円以上する豪華な朝食のホテルも多く、それが毎回、2名分無料でいただける特典がプラチナエリートにはついています。
※一部朝食無料にならないホテルもあります
また、プラチナエリートならお子さんの朝食も12歳以下であれば無料になるのも、お子さん連れには嬉しい特典です。
レイトチェックアウトが16時まで
ゴールドエリートが14時までのレイトチェックアウトなのに対して、プラチナでは16時までホテルで過ごせます。
もちろんクラブラウンジも使えるので、チェックアウトの日の予定に合わせてゆったりとしたプランが立てられます。
ただレイトチェックアウトは確約ではないので、予約状況によってはプラチナでも14時までになったり、12時までになったりすることは覚えておきましょう。
50%のボーナスポイント
マリオットボンヴォイの会員であれば、ホテルの宿泊やホテル内のレストラン、スパなどを利用した料金の1USドルに対して10ポイントがもらえます。
分かりやすくするために1ドル=100円とすると、10,000円の利用で1,000ポイントがもらえる計算です。
この1,000ポイントに対して50%の500ポイントが加算されるのがプラチナエリートです。
さらにマリオットのホテルでマリオットアメックス・プレミアムで支払いをすると、100円につき6ポイントがもらえるので、600ポイントがつきます。
10,000円の利用で合計でおおよそ2,100ポイントが返ってきます。マリオット系列のホテルを使えば使うほどどんどんポイントが貯まる仕組みになっています。
こうやってゴールドとプラチナの違いを並べてみると、さすがにゴールドの倍以上の宿泊数が必要なだけある魅力的な特典がプラチナにはありますね。
ゴールドエリートに必要な宿泊数は25泊で、プラチナに必要な宿泊数は50泊ですが、マリオットアメックス・プレミアムを持っていてゴールドエリートの資格があるからといって、プラチナまで残り25泊とはなりません。
マリオットアメックス・プレミアムを持っていると15泊分のアドバンテージをもらえるので、プラチナエリートになるには残り35泊です。
35泊はなかなか長い道のりです。そこで最初にも登場した16泊でプラチナエリートになれるプラチナチャレンジです。
プラチナチャレンジって何?
プラチナチャレンジとは、マリオットボンヴォイが開催するお得にプラチナエリートになれるキャンペーンです。
通常なら50泊以上、マリオットアメックス・プレミアムを持っていても400万円以上決済するか、35泊以上宿泊実績を作らないとなれないプラチナエリートに16泊とかなり少ない宿泊数でなれるのがプラチナチャレンジ。
プラチナチャレンジは、不定期にひっそりと開催されているので、マリオットボンヴォイの公式ホームページで大々的にアナウンスされてはいません。
そして、プラチナチャレンジのルールは開催されるごとに微妙に異なるので、エントリーする前にチェックしておきましょう。
プラチナチャレンジのルール
マリオットボンヴォイに会員登録してから1回は系列ホテルに泊まっている
スタンダード会員、シルバーエリート、ゴールドエリートといった会員資格は問われませんが、ポイント宿泊であれ有償宿泊であれ、チャレンジする本人が1泊以上宿泊した記録がマリオットボンヴォイのサイト(もしくはアプリ)にないと参加できません。
まだ1泊もしたことがなければ、まずは1泊してからの申し込みになります。
プラチナチャレンジの開催期間
2021年5月18日から2022年3月31日までがプラチナチャレンジへの登録期間です。12月31日から延長になりました。
ですが、早期終了する可能性がありますので、早めの参加がおすすめです。
この期間はプラチナチャレンジにエントリーできる期間で、宿泊する期間ではありません。宿泊するチャレンジ期間は申込月+3カ月です。
チャレンジ期間は申込月+3カ月の間
プラチナチャレンジにエントリーした月とその後3カ月間の間に16泊するとプラチナエリートになれます。
10月にエントリーすると、10月を含んだ11月、12月、年明けの1月の末日までがチャレンジ期間です。
ただし、月初めの1日に申し込んでしまうと、その月も3カ月に含まれてしまいます。
10月1日に申し込むと、10月、11月、12月の末日までのピッタリ3カ月間がチャレンジ期間になってしまいます。
次の日の10月2日に申し込むと残りの10月中、11月、12月、翌年の1月末までとほぼ4カ月間がチャレンジ期間になります。
まとめて16連泊するのであればあまり関係ありませんが、期間は少しでも長いほうがいいのであれば、エントリーの日付には気をつけたいところです。
有償で16泊 ポイント宿泊は対象外
お金を払って16泊するのが条件です。1泊ずつ16回の宿泊でも16連泊でも、期間内に有償で16泊すればプラチナエリートになれます。
「有償で」が条件になっているので、ポイントを使った宿泊はカウントされません。宿泊料金の一部をポイントで支払っても対象外になってしまうので、気をつけましょう。
電話でエントリー
プラチナチャレンジは、ひっそりと開催されているので、マリオットボンヴォイのサイトやアプリからの申し込みはできません。
電話でのみエントリーができます。
プラチナチャレンジのエントリー電話番号
0120-925-659
2021年は初めてのプラチナチャレンジ
過去にプラチナチャレンジへの参加したかどうか、プラチナエリートになったことがあるかどうかは問われませんが、「2021年は初めてのチャレンジ」が条件になっています。
公式サイト・アプリからの予約
宿泊予約は公式サイト・アプリからの予約のみがプラチナチャレンジの実績の対象です。
楽天トラベルや、ホテルズドットコムといった代理店からの予約はカウントされないので注意です。
プラチナチャレンジ対象外のホテルがある
マリオットの系列ホテルではあるけれども、マリオットボンヴォイのプログラムに参加していないホテルはプラチナチャレンジの対象外となっています。
プログラムに参加しているかどうかを見分けるポイントは、公式サイトにカテゴリーが表示されているかどうかです。表示されていれば対象、表示されていなければ対象外です。
日本国内では「東山ニセコビレッジ、ザ・リッツ・カールトン・リザーブ」のみが対象外のホテルになります。
海外にもプラチナチャレンジ対象外のホテルがありますが、今現在は海外への旅行は、まだ難しいので海外のホテルはあまり気にしなくても大丈夫でしょう。海外のホテルも対象か対象外かの見分け方は同じです。
プラチナエリートの資格保持期間
プラチナチャレンジでプラチナエリートの資格がもらえるのは、16泊した直後です。そして、プラチナエリートでいられるのはその時点から次の次の2月1日までです。
2021年の10月にプラチナエリートになったら、再来年2023年の2月1日までの1年4カ月間です。2022年の1月にプラチナになったら、すぐに最初の2月1日がきてしまうので、2023年の1月末までの1年1カ月間と最短の期間になってしまいます。
逆に最長なのは2月です。2022年の2月2日以降にプラチナエリートになると、次の次の2月1日は2024年なので、ほぼ丸々2年間プラチナエリートでいられます。
プラチナになった月 | プラチナ | プラチナでいられる期間 |
---|---|---|
2021年10月 | 2023年2月1日まで | 1年4カ月間 |
2022年1月 | 2023年2月1日まで | 1年1カ月間 |
2022年2月 | 2024年2月1日まで | 2年間 |
※プラチナになった月も丸々1カ月としています
つまり、2021年の11月2日以降にプラチナチャレンジにエントリーして、2月2日以降にチャレンジを達成すると一番長くプラチナエリートでいられることになります。
プラチナチャレンジしやすいおすすめホテル
プラチナチャレンジで宿泊するホテルは1泊5万円でも、1万円以下でも同じ1泊にカウントされます。
もちろん、ラグジュアリーなホテルにゆったりと16泊滞在して達成される方も少なくないと思いますが、リーズナブルにプラチナチャレンジのクリアを目指せるホテルをまとめました。
2021年10月〜3月にかけて1泊5〜7千円台で宿泊できたホテル
フェアフィールド・バイ・マリオット札幌
フォーポイントバイシェラトン函館
2021年10月〜3月にかけて1泊8千円台〜1万円以下で宿泊できたホテル
モクシー大阪新梅田
フェアフィールド・バイ・マリオット・岐阜美濃
フェアフィールド・バイ・マリオット・岐阜清流里山公園
フェアフィールド・バイ・マリオット・岐阜高山荘川
フェアフィールド・バイ・マリオット大阪難波
フェアフィールド・バイ・マリオット・京都天橋立
フェアフィールド・バイ・マリオット・京都京丹波
フェアフィールド・バイ・マリオット・京都みなみやましろ
フェアフィールド・バイ・マリオット・三重御浜
フェアフィールド・バイ・マリオット・三重おおだい
フェアフィールド・バイ・マリオット・和歌山串本
フォーポイントバイシェラトン名古屋 中部国際空港
2021年10月〜12月にかけて1泊1万円以下で宿泊できたホテル(年明けは1万円オーバー)
モクシー東京錦糸町
アロフト大阪堂島
プラチナチャレンジするならマリオットアメックス・プレミアム
マリオットアメックス・プレミアムを持っていなくてもプラチナチャレンジに参加できますが、マリオットアメックス・プレミアムを持っていればプラチナチャレンジ中も、お部屋のアップグレード、14時までのレイトチェックアウト、25%のポイントアップといったゴールドエリートの特典を受けられます。
ポイントも100円の利用につき6ポイントが貯まっていきますので、マリオットアメックス・プレミアムを持たずにチャレンジするのはもったいないです。
プラチナチャレンジではポイントは使えませんが、プラチナエリートになる頃にはかなりのポイントが貯まっているはずです。
また、今現在、マリオットアメックス・プレミアムでは、入会後3カ月以内に30万円以上の利用で合計39,000ポイントがもらえる入会キャンペーンの真っ最中です。
入会キャンペーンの30万円利用条件にプラチナチャレンジの宿泊代金ももちろんあてられます。
プラチナエリートを目指すなら、プラチナチャレンジに絶好のこの機会をお見逃しなく!
2021年10月18日 作成
2023年3月28日更新
皆さんは「ポイント還元率が高いから」「ポイントやキャッシュバックなどのキャンペーンが良かったので」「友人知人が使っているから」といった理由でカードを選ばれることが多いと思います。お得ばかりを追い求めてカードを作り続けるとたいていポイントが分散してしまいます。それは入口にフォーカスしているからです。
入口=どこで使うか、出口=カードになにを求めるか、決済金額=一年にどれくらい使うか。
この3つの要素が揃って、はじめて有効なクレジットカードを選ぶことができます。大事なことは最終的にクレジットカードに求めるものを明確にすることです。つまり出口を決めることから始まります。当サイトでは「出口から逆算して決済金額で最適化する」ことを提案します。
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