「OMCカード」は、リニューアルしてセブン-イレブンで使うといつでもポイント3倍(1.5%)になりました。
年会費は1,100円(税込)で、条件に合えば無料になります。
一方、「セブンカード・プラス」は年会費無料で、セブン-イレブンでの買い物では1%のポイント還元率です。
ここで素朴な疑問がひとつ沸きます。
セブンを頻繁に使う人は、「セブンカード・プラス」と「OMCカード」どちらを持てばいいのでしょうか?
特典内容が微妙に違う2枚のカード。
こうなるとポイント還元率だけではなく、どの特典を優先するかで持つカードは変わってきます。
セブン-イレブンでの利用においてはどちらのカードを持ったほうがいいのか?
今回はそんな疑問を解決するため、判断基準を明確にし、選びやすくしてみました。
この記事によって分かること
セブンだけじゃなくイオンも還元率1.5%にしたいならOMCカード
「OMCカード」はセブン-イレブンだけではなく、イオンとダイエーでも1.5%還元になるという特徴があります。
ただし、イトーヨーカドーは0.5%還元です。
「セブンカード・プラス」はイトーヨーカドーも1.5%還元対象ですが、イオンとダイエーは対象ではありません。
イオンという大型スーパーでも1.5%還元にしているのは「OMCカード」だけなので、イオンやダイエーによく行く方にとってはOMCカードのほうが活用の幅が広がりますね。
買い物先が分散しても、ポイントを同じ倍率で貯められることはとても便利です。
「セブン-イレブン」「イオン」「ダイエー」で1.5%還元で使えるとなれば、OMCカードは日用品の購入カードとしてかなり役立ってくれるはずです。
イトーヨーカドー5%割引デーを活用するならセブンカード・プラス
OMCカードにもセブンカード・プラスにも、加盟店で優待される機能が付いています。
セブンカード・プラスの主な割引優待
- 毎月の8のつく日(8日、18日、28日)は、全国のイトーヨーカドーで、食料品・衣料品・住まいの品がカード利用でほとんど全品5%オフ
- イトーヨーカドーで対象商品にボーナスポイント付与
- セブン-イレブンで対象商品にボーナスポイント付与
- カラオケ館・室料割引サービス
OMCカードの主な割引優待
- 「セブン-イレブン」「イオン」「ダイエー」で1.5%還元
- カードショッピング月間5万円(税込)以上利用でわくわくポイント2倍(還元率1%)
セブンカード・プラスのほうが優待の数は多いですね。
イトーヨーカドーで1万円の買い物をすれば500円も値引きされるんです。
5%オフという数字はかなり大きいので、優待は積極的に使いたいところですね。
nanacoで税金を支払いたいなら迷わずセブンカード・プラス
セブン-イレブンの最大の長所といえば「nanacoで税金を支払える」という点です。
つまりクレジットカードと同じくらいnanacoの存在が重要です。
セブンカード・プラスでnanacoにチャージすると200円ごとに1ポイントたまります。
nanacoは利用するだけでも200円支払うたびに1ポイントもらえるので、nanacoチャージで0.5%、nanacoの支払いで0.5%、合計で1%のポイントをもらうことができます。
クレジットカードでは支払いができない税金類もnanacoを使えば間接的にクレジットカードのポイントをゲットすることができます。
OMCカードはnanacoチャージに対するポイントを付与していないので、nanacoをよく利用される方には向いていないカードです。
この点から、nanacoで税金を支払いたい方はOMCカードではなく、セブンカード・プラスでnanacoにクレジットチャージを行ったほうがいいという結論になります。
また税金類ではなくパンや飲み物といった普通のお買物の支払いは、「セブンカード・プラスのクレジット払い」「チャージしたnanaco」どちらも還元率は1%と同じなので、どちらを使ってもいいでしょう。
ただし、nanacoで対象商品を購入した場合、「ボーナスポイント」がもらえる場合があります。
OMCカード |
セブンカード・プラス |
|
---|---|---|
初年度年会費 | 無料 | |
年会費 | 1,100円(税込) | 無料 |
年会費無料条件 | 年間でカードを60万円利用すれば翌年無料 | なし |
ポイントサービス名 | わくわくポイント | nanacoポイント |
ポイントサービス内容 | 0.5%(月間5万円利用で1%にアップ) | 0.5% |
セブン-イレブン | 1.5% | 1% |
イトーヨーカドー | 0.5% | 1% ※ |
ダイエー | 1.5% | 0.5% |
イオン | ||
ヨークマート | 0.5% | 1% |
デニーズ | ||
国際ブランド | Visa・JCB・Mastercard | JCB |
ポイントレート | 1ポイント=1円 | 1ポイント=1円 |
家族カード | 年会費330円(税込) | 無料 |
申し込み資格 | 原則として18歳以上で、ご本人または配偶者に継続して安定した収入がある | |
ショッピング保険 | 50万円 | 100万円 |
ANAマイルへの交換単位 | 500ポイント → 250マイル | |
JALマイルへの交換単位 | 1,000ポイント → 500マイル | |
セブン-イレブンでの対象商品クレジット決済ボーナスポイント | ||
ヨーカドーのボーナスポイント付与 |
※毎月8のつく日(8日、18日、28日)は、全国のイトーヨーカドーで「セブンカード」「セブンカード・プラス」利用(クレジット払い・カード提示による現金払い)で、食料品・衣料品・住まいの品が、5%割引になります。
2020年3月12日から事前登録(新規登録)対象カードが「セブンカード」のみとなりました。 【事前登録(新規登録)対象カード】 すでに上記以外のクレジットカードを登録している場合は、これまで通り継続して利用できます。 店頭やセブン銀行ATMなどでの現金によるnanacoチャージも可能です。 |
nanacoとイトーヨーカドーメインなら「セブンカード・プラス」、イオンによく行くならOMCカード
「セブンカード・プラス」は無条件で年会費無料なのに対し、「OMCカード」は条件を満たさなければ年会費が無料にならない仕様になっています。
OMCカードの場合はカード利用年間60万円が条件ですが、月々5万円利用という計算になるので決してむずかしい数字ではありません。
よって年会費条件で決めるというよりも、やはり自分がどこの店の優待を使いたいかという点で持つカードが決まるでしょう。
●イオン・ダイエーでの1.5%還元はあきらめて、イトーヨーカドーの5%オフデーとnanacoチャージでセブンで税金を支払いたい方 → 「セブンカード・プラス」
●イトーヨーカドー5%オフデーとnanacoチャージポイントはあきらめて、セブン-イレブン、イオン、ダイエー1.5%還元の優待が欲しい方 → 「OMCカード」
という選択になります。
もちろん、「セブンカード・プラス」「OMCカード」両方のカードがあれば、お店によって使い分けることもできます。
なお、ポイントアップする店以外での、普通のお買い物時の還元率ですが、これはどちらのカードも0.5%。
ただしOMCカードは月5万円利用すればつねに1%還元になります。
そのためメインカードとして使うにあたってはOMCカードがおすすめです。
セブンカード・プラスを選んだ方は、条件無しで還元率1%にしているカード(楽天カードやリクルートカード)は多いので、別でそちらを持つという手もあります。
優待やポイントアップする店だけセブンカード・プラスを使い、それ以外での買い物では1%還元以上の年会費無料カードを持つという使い分けでポイントを収集する方法です。
なお、OMCカードには年会費無料カードが存在します。
「年間60万円はきびしいけどOMCカードを持ちたい…」という方はこちらのカードをご検討ください。
2016年10月12日 作成
2023年10月20日更新
セブンカード・プラス
セブンカード・プラスは、セブン-イレブン、イトーヨーカドー、デニーズなどで200円利用=2nanacoポイントが貯まるお得なカードです!おまけにnanaco一体型だからとっても便利!毎月8のつく日(8日、18日、28日)ハッピーデーは、全国のイトーヨーカドーで利用すると食料品・衣料品・住まいの品が5%割引
皆さんは「ポイント還元率が高いから」「ポイントやキャッシュバックなどのキャンペーンが良かったので」「友人知人が使っているから」といった理由でカードを選ばれることが多いと思います。お得ばかりを追い求めてカードを作り続けるとポイントが分散して貯まりません。それは入口にフォーカスしているからです。
入口=どこで使うか、出口=カードになにを求めるか、決済金額=一年にどれくらい使うか。
この3つの要素が揃って、はじめて有効なクレジットカードを選ぶことができます。大事なことは最終的にクレジットカードに求めるものを明確にすることです。つまり出口を決めることから始まります。当サイトでは「出口から逆算して決済金額で最適化する」ことを提案します。
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