JCBカードは、持っていて安心感のあるプロパーカード(JCBが直接発行しているカード)ですが、デメリットもあります。それを補えるカードを2枚目に選ぶと良いでしょう。
この記事によって分かること
JCBカードの弱点を3つ挙げて2枚目候補を考える
Oki Dokiポイントには有効期限がある
JCBカードで貯まるOkiDokiポイントの有効期限は、獲得月から2年(24カ月)後の15日までとなっていて、有効期限が過ぎたポイントから、1ヵ月単位で順次失効となります。期限が気になるという方は、期限が切れないもしくは使うたびに期限が延びるようなカードを2枚目に選べば、ポイントを気にしながらカードを使わずにすみます。
PayPayの支払い用カードに使えない
QRコード決済のPayPayは、JCBカードに対応していません。PayPayを使いたい場合は、VISAまたはMastercardの国際ブランドが付いたカードが必要です。PayPayカードだけは特別で、JCBブランドを含むどの国際ブランドでもPayPayに登録できます。
PayPayをはじめとする、クレジットカードに対応したどのQRコード決済でも使えるカードを2枚目に選べば、カードをたくさん増やさずにすみます。
お店によってはクレジットカードのJCBカードが使えない場合もあります。JCBに対応したQRコードで支払いが可能であれば支払うこともできますが、より多くの場所で使えるVisaなどのカードを1枚持っておくとカードが全く使えないという場面は回避できます。
旅行傷害保険やショッピング保険の内容が弱い
JCBカード Sの付帯保険は、海外旅行傷害保険 最高2,000万円(利用付帯)、ショッピングガード保険(海外のみ)年間100万円上限(自己負担額1回の事故につき10,000円)です。
JCBカード Sの年会費は永年無料。JCBゴールドカードであれば保険の内容がグレードアップしますが、年会費が一般カードよりも高くなります。
なるべく年会費をかけたくない場合は、年会費無料で保険内容が充実したカードを2枚目に選ぶと良いでしょう。
永久不滅ポイントが貯まる「セゾンパールアメックス」はポイント期限切れの心配なし
JCBカードのポイント有効期限は、獲得月から2年(24カ月)後の15日までとなっていて、有効期限が過ぎたポイントから、1カ月単位で順次失効となります。
期限が切れる前にポイント交換すればよい事ですが、なるべく貯めておきたい、有効期限が気になるという方は、永久不滅ポイントのセゾンカードを2枚目のカードとして検討してみてはいかがでしょうか。
特にセゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード(セゾンパールアメックス)は、ポイントの有効期限がないだけでなく、QUICPayの利用でポイント還元率が2%と高還元です。(2022年11月1日以降はQUICPay加盟店での年間利用合計金額30万円(税込)超過引落月までが2%対象)
QUICPayが使える店で日常的な買い物に利用すれば、ポイントが貯まりやすくなります。
年会費は初年度無料で次年度から1,100円(税込)です。ただし年1回(1円)以上のカード利用で翌年度も無料になります。
セゾンパールアメックスは、ナンバーレスカードを選ぶこともできます。
セゾンパールアメックスの永久不滅ポイントとJCBカードのOki Dokiポイントどちらもdポイントに交換できますので、ポイントを1つにまとめたい方にとっても使いやすいカードです。
ポイント交換時のレートは下記のとおりです。
永久不滅ポイント100ポイント → dポイント500ポイント
(2口以上から交換可能)
Oki Dokiポイント1ポイント → dポイント4ポイント
(200ポイント以上1ポイント単位)
QRコード決済で使えてポイントも貯まる「Visa LINE Payクレジットカード」
「Visa LINE Payクレジットカード」はQRコード決済のPayPayの支払い元カードとして登録でき、利用額の1%分のポイントが貯まります。(PayPayのポイントは貯まらず、LINEポイントが貯まります。)
PayPayは、支払い元カードにJCBカードは対応しておらず、VISAとMastercardのカードが登録できます。ただしPayPayカードのJCBブランドであれば使えます。今後JCBカードに対応する可能性はゼロではありませんが、現時点でPayPayでクレジットカードを使いたい場合は、国際ブランドがVisaまたはMastercardのカードかPayPayカードが必要です。
不定期に開催される、PayPay加盟店で20%ポイントバックなどのキャンペーンは、適用条件として支払い元カードが「PayPayカード」またはPayPay残高決済であることがほとんどなので、PayPayをよく利用するのであれば、PayPayカードは持っておいたほうが良いです。ただし、PayPay残高チャージは銀行口座からも可能です。
普段のPayPayの支払いはVisa LINE Payクレジットカードにして1%ポイント還元、キャンペーン時はPayPayカードに切り替えて使うのが賢い方法です(支払い元カードの変更は、PayPayのアプリにカードを登録しておけば、支払い時でも簡単に切り替えできます)。
代表的なQRコード決済のクレジットカード対応については下記のとおりです。
LINE Payは「Visa LINE Payクレジットカード」もしくは三井住友カードが発行するVisaブランドのクレジットカードが使えます。それ以外のカードは使えません。
メルペイはメルカードを除くクレジットカードに対応していません。
JCBカードが使えるQRコード決済は、楽天ペイ(一部店舗ではJCB未対応)、d払いなどがあります。
どのQRコード決済でも使えてポイント還元率1%のカードの一つが「Visa LINE Payクレジットカード」です。
エポスゴールドカードは海外旅行傷害保険が利用付帯
JCBカードは、ショッピング保険が海外のみ対象で国内は対象外、海外・国内旅行傷害保険は利用付帯です。JCBカードを持つことにこだわりがあり、保険内容をグレードアップさせたい方にはJCBゴールド (JCB ORIGINAL SERIES)がおすすめですが、年会費無料で保険も充実したカードということであれば、エポスゴールドカードが最有力候補です。
エポスゴールドカードは、年間カード利用額が50万円を超えた場合、翌年以降年会費が永年無料になります。
エポスゴールドカードについては下記にて解説しています。
ポイント還元率が3倍になるエポスゴールド・プラチナカード特典の「選べるポイントアップショップ」については下記にて解説しています。
保険の比較は下記のようになっています。
JCBカード S |
JCBゴールド |
エポスゴールドカード |
|
---|---|---|---|
年会費 | 永年無料 | 11,000円(税込) | 5,500円(税込) 条件次第で永年無料(※1) |
海外旅行傷害保険 | 最高2,000万円(利用付帯) | 最高1億円(利用付帯) | 最高1,000万円(利用付帯) |
国内旅行傷害保険 | - | 最高5,000万円(利用付帯) | - |
国内・海外航空機遅延保険 | - | 利用付帯 | - |
ショッピング保険 | 年間100万円上限(自己負担額1回の事故につき10,000円)(海外) | 年間500万円上限(自己負担額1回の事故につき3,000円)(国内/海外) | 年間50万円(国内/海外)任意加入(年会費1,000円) |
申込条件 | 原則として18歳以上で、ご本人または配偶者に安定継続収入のある方。※高校生除く | 原則として20歳以上で、ご本人に安定継続収入のある方。※学生不可。ゴールドカード独自の審査基準により発行。 | 満20歳以上の方(学生を除く安定収入のある方) |
(※1)年間カード利用額が50万円を超える場合、翌年以降年会費が永年無料
JCBカードのデメリットをカバーする2枚目に選ぶカードの良い点
PayPayなどのQRコード決済で使えてポイントも貯まる「Visa LINE Payクレジットカード」は、年会費無料でポイント還元率1%なので日常的に使いやすいカードです。
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード(セゾンパールアメックス)は、JCBカードのデメリットを多くカバーできるカード。ポイントの有効期限がないだけでなく、QUICPayの利用でポイント還元率が2%と高還元です。年1回(1円)以上のカード利用で翌年度も無料になり、ナンバーレスカードにすることも可能な高スペックカードです。
エポスゴールドは、ゴールドカードにもかかわらず条件次第で年会費が永年無料になるカードです。海外旅行傷害保険が利用付帯し、選べるポイントアップショップでポイントが3倍(還元率1.5%)になります。年間100万円以上のショッピング利用で1万ポイントのボーナスポイントも(還元率1%)。合わせて還元率2.5%になる高還元カードです。
年会費をかけずに持てる高スペックカードが色々ありますので、ご自身のライフスタイルに合わせて選んでみてください。
(※1)年間カード利用額が50万円を超える場合、翌年以降年会費が永年無料
(※2)最大還元率はJCB PREMOに交換した場合
2021年10月19日 作成
2024年2月29日更新
エポスカード
会員限定セールで10%オフ / マルイでどっさりポイント獲得 / Edyのチャージ&利用でポイント獲得 / 年会費無料なのに旅行保険が利用付帯
皆さんは「ポイント還元率が高いから」「ポイントやキャッシュバックなどのキャンペーンが良かったので」「友人知人が使っているから」といった理由でカードを選ばれることが多いと思います。お得ばかりを追い求めてカードを作り続けるとポイントが分散して貯まりません。それは入口にフォーカスしているからです。
入口=どこで使うか、出口=カードになにを求めるか、決済金額=一年にどれくらい使うか。
この3つの要素が揃って、はじめて有効なクレジットカードを選ぶことができます。大事なことは最終的にクレジットカードに求めるものを明確にすることです。つまり出口を決めることから始まります。当サイトでは「出口から逆算して決済金額で最適化する」ことを提案します。
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