電子マネーを活用するうえで、クレジット決済によるチャージはポイントを得るためにも欠かせません。

しかしクレジットカードでチャージする、といっても、実際どこでどうやればいいのか分からない方も多いのではないでしょうか。

駅の券売機などで行う現金チャージと比べると、クレジットチャージは若干わかりづらい面があります。

電子マネーの種類によってもチャージの仕方は異なりますので、以下にひとつずつ解説します。

Suicaのチャージ

通常のSuicaはクレジットチャージができません。

クレジットチャージにはJR東日本が発行するクレジットカード「ビューカード」と一体になったSuica、またはおサイフケータイ対応携帯電話で利用する「モバイルSuica」が必要です。

「ビュースイカカード」や「ルミネカード」、「JALカードスイカ」、「ビックカメラSuicaカード」などに代表されるSuica付きビューカードでのクレジットチャージは、JR東日本の駅に設置されているATMコーナー「VIEW ALTTE」かビューマークの有るカード販売機で行うことが可能です。

また、Suica付きビューカードの場合、改札機にタッチするだけで自動的にチャージできるオートチャージサービスなども有ります。

モバイルSuicaのチャージ

モバイルSuicaは携帯電話の通信機能を利用してチャージできます。AndroidとiPhoneどちらにも対応しています。

つまりSuicaの残額が少なくなったらいつでもどこでも、スマホからモバイルSuicaアプリを開いてチャージが出来るわけです。

ビューカードはもちろん、JCB、VISA、マスターカード、アメックス、ダイナーズクラブのブランドが付いているカード、国内の大半のカードをチャージ用に登録することができます。

ビューカード以外のカードも2020年2月26日以降は、すべて無料で登録・利用できるようになりました。

ビューカードは、Suicaへチャージするとポイント還元率1.5%なので、大半の方はビューカードを登録・利用する方が得でしょう。

もしモバイルSuicaを利用するのであれば、チャージ専用のサブカードとしてビューカードを持っておくのもひとつの手です。

JCBや三井住友カードなどカード会社によっては、モバイルSuicaへのチャージをポイント付与の対象外にしている場合がありますので注意しましょう。

PASMO(パスモ)のチャージ

プラスチックカードの「PASMO」の場合、クレジットチャージはオートチャージしかできません。

オートチャージを利用するには、駅などに置いてある申込書に必要事項を記入し、郵送して申込みます。

対象となるPASMOの種類にはあまり制約はありませんが、登録出来るクレジットカードは東急カードや小田急、東京メトロなど交通事業者系のカードに限られているので、これも注意が必要です。

モバイルPASMOのチャージ

モバイルPASMOは、専用のスマホアプリから利用できます。AndroidとiPhoneどちらにも対応しています。

モバイルPASMOは定期券も発行でき、窓口に並ぶことなくスマホから更新することができます。

東京メトロや東急線、京王線など東京近郊の私鉄をよく利用される方におすすめです。

ただし、支払いは本人名義のクレジットカードのみとなります。ほとんどのカードが使えますが(Visa/Mastercard/JCB/AMEX)、オートチャージできるクレジットカードの種類は限定されています。

また、モバイルPASMOに入金(チャージ)できる上限金額は20,000円、PASMOオートチャージサービスの利用限度額は1日あたり10,000円、1ヶ月あたり50,000円となっておりますので注意が必要です。

楽天Edyのチャージ

楽天Edyはオンライン対応なので、パソコンや携帯で場所も時間も関係なくいつでもチャージ可能です。

また楽天Edyはカードの種類を問わずクレジットチャージ出来るのも特徴です。

パソコンでのチャージには非接触ICカードを読み書き出来る「パソリ」というUSB対応のリーダー/ライターか、もしくは「FeliCaポート」をあらかじめ内蔵したパソコンが必要です。

携帯でのチャージには、おサイフケータイ対応の携帯電話が必要。

登録出来るクレジットカードは三菱UFJニコスやクレディセゾン、三井住友カードなどがありますが、チャージポイント付与の対象外になるカードが多いので注意。


WAON(ワオン)のチャージ

クレジットカードでチャージできるwaon(ワオン)があります。

WAONカードプラス、WAON一体型のイオンカード、イオンJMBカード、モバイルWAONなどです。

WAONのクレジットチャージでポイントが付くのは、「イオンセレクトカード」と「JALカード(対象カードのみ)」です。

イオンセレクトカードは、イオン銀行のキャッシュカード・クレジットカード「イオンカード」・電子マネーWAON(ワオン)のサービスが1枚になった多機能カードです。

JALとの提携カードJMBWAONとモバイルJMB WAONは、JALカードからWAONチャージでマイルが加算されます。

対象となるJALカードの種類は、JAL・VISAカード、JAL・MasterCard、JALカード TOKYU POINT ClubQ(旧:JALカードTOP&Club)です。

実際のクレジットチャージは、イオンなどWAON加盟店に設置されたWAONステーション、waonチャージャー、全国のイオン銀行ATMなどで行ってください。

またレジでの支払い後の残高が設定金額を下回ると、自動的に設定額をチャージしてくれるオートチャージサービスも用意されています。

2010年6月1日 作成
2021年7月3日更新


メルマガ皆さんは「ポイント還元率が高いから」「ポイントやキャッシュバックなどのキャンペーンが良かったので」「友人知人が使っているから」といった理由でカードを選ばれることが多いと思います。お得ばかりを追い求めてカードを作り続けるとポイントが分散して貯まりません。それは入口にフォーカスしているからです。

入口=どこで使うか、出口=カードになにを求めるか、決済金額=一年にどれくらい使うか。
この3つの要素が揃って、はじめて有効なクレジットカードを選ぶことができます。大事なことは最終的にクレジットカードに求めるものを明確にすることです。つまり出口を決めることから始まります。当サイトでは「出口から逆算して決済金額で最適化する」ことを提案します。

ポイ活しないで大量にポイントを貯める秘訣はメルマガで・・・

今週の人気記事TOP10

Comments

専門家に聞いたここだけの話

  • 世界初のクレジットカード。その歴史を紐解く <クレジットカード温故知新>
  • キャッシュレス決済を推進するためにはユーザーのメリットより加盟店のメリットを考えるべき
  • Money20/20のPayment Raceから見えた世界のキャッシュレス決済の姿
  • 1回払いは手数料がかからないのにポイントがもらえるのはなぜ?

特徴・機能別クレジットカード