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日本航空(JAL)が運営している「サクララウンジ(SAKURA Lounge)」というラウンジの存在をご存知ですか?このラウンジは、JALマイレージバンク(JMB)上級会員、JALグローバルクラブ (JGC) 会員やビジネスクラス、ファーストクラス利用者向けのハイグレード仕様ラウンジ(特別待合室)で、通常のラウンジとは違う、高級感あふれる内装とサービスを提供しており、VIP専用といっても言いリッチな休憩スポットになっています。

ラウンジ全体が高級ホテルのロビーのように広々としいて、置いてある椅子(ソファ)や調度品などもインテリア性の高いものを配置しています。

二人掛けの半個室スペースなどもあるので、グループ利用にも向いていますね。

サクララウンジでは、新聞や本やネットを楽しめる環境が揃っているだけでなく、無料のソフトドリンク、アルコール類(ビール中心とするが福岡では焼酎、那覇では泡盛が用意されるなど地方によって異なる)が準備されています。

またビジネスマンの方向けにコピー機やファックスといった機械も完備されていますし、ラウンジによっては、シャワーブースやマッサージ機、バーカウンター、キッズルーム、仮眠ルーム、到着客用ラウンジ(アライバルラウンジ)まで用意されているところもあります。

このサクララウンジは、国内では成田空港、羽田空港、関西国際空港、中部国際空港、福岡空港に設置されています。

JMB上級会員(JMBダイヤモンド/JGCプレミア/JMBサファイアもしくはエメラルド/JALグローバル各会員)、JALグローバルクラブ (JGC)会員、ワンワールド (oneworld) 上級会員等、またJAL国際線のエコノミー普通運賃以上で搭乗する旅客(ビジネスクラス、ファーストクラス利用者など)と国内線ファーストクラスで搭乗する旅客が利用できます。

ただし、羽田空港のさくらラウンジのみ、会員や搭乗クラス関係なく利用料を支払えば、国内線個人運賃または国内線特典航空券で羽田発JALグループ便を利用する方に限り自由に使うことができるシステムになっています(事前予約要)。

一味ちがった上質なサービス内容

サクララウンジの魅力のひとつは、おつまみだけではなく、きちんとした食事がとれるという点です。

和洋中さまざまな料理が用意されており、もちろんビッフェ形式の食べ放題なので何度でもおかわりすることができます。

メゾンカイザーのクロワッサンやブリオッシュといった焼きたてのパン、キッシュにスープストックの野菜スープ(北海道産たらこのクリームシチュー海老と豆腐の淡雪スープなど)、サラダバー、味噌汁に焼き魚に厚焼き玉子、カレー、デザートにキルフェボンのクッキーやフルーツなど、見ているだけでもお腹が一杯になりそうな量がぎっしりと揃えられています。

まるでどこかの高級ホテルが提供するバイキングですね。

搭乗時間よりかなり早めにラウンジ入りして、ここで食事を楽しむ方々も少なくありません。

またサクララウンジでは、アルコール類を楽しむことができます。

ダイニングエリアにビールサーバーが設置されているので、食事のお供としてビールを飲むこともできますし、「Sakura Bar」と書かれたバーカウンターでまったりと度数の高いお酒を味わうこともできます。

しかしバーといっても、バーテンダーが注文を聞いてカクテルを作ってくれるような仕組みになっているわけではなく、高級ワインやシャンパンやウイスキーやウォッカなどが置かれているので、それを自由に飲めるというスタイルです。

お酒の種類もとても豊富で、ベーシックなウイスキーやシャンパン、地方産の珍しいお酒や日本酒なども取り揃えられています。

ソーダ水の缶などもあるので、自分で好みのカンパリなどを自由に作ることもできます。

女性や子供もリラックスできる空間

ラウンジはビジネスマンの人たちが多いから入り辛い……そういった声に応えて、サクララウンジでは女性やお子さん連れの方々が、気兼ねなくラウンジでくつろげるように、「レディースラウンジ」と「こどもラウンジ」を設置しています

レディースラウンジでは、8席ぶんのスペースと壁鏡が用意されており、ひとつひとつが個室のように仕切られています。

誰の目を気にすることもなく、化粧直しや荷物の整理、出発前の準備などができる工夫がたくさん凝らされているのがありがたいですね。

また、こどもビームスが全面監修をしたという「こどもラウンジ」も、南北サクララウンジに設置されています。

サクララウンジの雰囲気はそのまま、飛行機を眺めながら親子で遊べるカウンターや、絵本を読んでのんびり過ごせるベンチシート、赤ちゃんが安全にはいはいして遊べるクッションプールなどが用意されています。

ここなら小さいお子さんも気兼ねなく騒げるので、お母さんも安心ですね。

無料のマッサージサービス!

サクララウンジでは、無料のマッサージサービスがあります。

ラウンジに入ってから予約をすると、一人10分という時間制限付きで、プロのマッサージ師の方にマッサージしてもらえます。

しかし、やってもらいたい場合は受付で予約をしなければいけません。

前日予約などはできず、当日ラウンジに入室してからでなければ受け付けてもらえません。

とても人気のサービスで、予約しても1~2時間待ちというパターンもざらにあるので、時間に余裕をもって、なおかつ早めに予約しておきたいところです。

なおマッサージは、足、頭、肩など、自分の気になる部位を指定してマッサージしてもらうことになります。

これから飛行機に長時間乗ることになる方もいらっしゃるので、エコノミー症候群予防としてフットマッサージを選ぶのもいいですね。

血流を良くしてくれるので、足のむくみが気になる方などにもおすすめです。

羽田空港のサクララウンジは3,000円で利用できる!

羽田空港の国内線第一ターミナルにあるサクララウンジは、3,000円(小児も同額ですが満3才未満のお子さんは無料です)の利用料を払えば、国内線個人運賃または国内線特典航空券で羽田発JALグループ便を利用する方に限り、ラウンジを利用することができます。

南ウイング(第1ターミナル南ウイング3階)に座席数350席(全席禁煙、北ウイング(第1ターミナル北ウイング3階)に座席数392席(全席禁煙)が用意されており、どちらもファックス、有線&無線LANサービス、シャワーブース(6:30~)、喫煙室、レディースルームにキッズスペースなどが設置されています。

なお羽田空港でサクララウンジを一般客として利用する場合、まずはJALホームページを通じて事前に予約((搭乗2ヵ月前同一日9時30分~搭乗前日18時まで)をしておかなければなりません。

当日は予約確認書(メールまたは印刷したもの)をラウンジの受付に提示し、料金は日本円の現金で支払ってください。

クレジットカードやクーポンなど、その他の支払い手段は利用できません。

また受け付けの際、eチケットお客さま控や搭乗券など、搭乗に必要なものも確認する場合があります。

代表者を含むグループ全員が、同時に受付けする必要があるので、個別の受付はできません。

以上がサクララウンジの人気の理由ですが、サービスの内容はラウンジを設置している空港によってバラつきがありますので、全てのサクララウンジで同じサービスが適用されるとは限りません。

とくに食事のメニュー内容などは空港によって違いますし、羽田よりも成田のほうがスペースも広く造られています。

これだけサービスが豪華だと、ちょっとした休憩に立ち寄る、というよりも、ラウンジでくつろぐために搭乗時間より何時間も早く空港入りしてしまいそうです。

実際そういう方もたくさんいるでしょう。

夜出発のフライトの方は、昼から来て、全てのサービスを享受するのも楽しいかもしれませんね。


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