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先日「ワンタイムデビット」という言葉を耳にしました。

ワンタイムのデビットカード…名称からなんとなく機能の予想はつくのですが、ちょっと気になったのでいろいろ調べてみました。

ワンタイムデビットの正式名称は「JNBカードレスVisaデビット」。

ジャパンネット銀行が発行しているデビットカードで、なんでも一ショップ限りの利用でカード番号を捨てられる使いきり方式を採用したカードだそうです。

カードといっても、実際に申し込むとカードではなく「カード番号」のみが発行されます。

その番号を使って、ネット上のVISA加盟店でオンラインショッピングができるという仕組みになっているんですね。

なおジャパンネット銀行の個人口座を持っている方なら全員が無料で利用できるサービスです。

トークンこのワンタイムデビットに申し込むためには、ジャパンネット銀行で配布している「トークン」という小型のパスワード発行機械(口座開設者に無料で送付)に表示されるワンタイムパスワードを入力する必要があります。

ワンタイムパスワードは、その時だけ有効な使い捨てのパスワードです。

トークンに表示される6桁の数字は60秒で切り替わるので、誰かに盗み見られたり、メモに書きとめられても悪用される心配がありません。

1度使ったワンタイムパスワードは無効となります。

このワンタイムパスワードをジャパンネット銀行の「カード番号発行」ページに入力すれば、すぐに有効期限が10日間に設定された使い捨てカード番号が発行されます。

このカード番号は、一度利用すると同じショッピングサイト以外では再利用できません。

自分がカードを使いたくなったときに自由にカード番号を発行でき、また番号は同時に4つまで保有できます。

限度額は利用するたびに自由に設定できるので、たとえば海外サイトで300ドルほどの買い物をするつもりなら、カードの限度額を3万円に設定して買い物に合わせた最低限の枠で利用することができます。

なお通常のクレジットカードと同じように、裏面に印刷されているセキュリティコードも発行されます。

利用限度額は1番号あたり10万円に設定されていますが、会員の希望に応じて30万円まで引き上げられるそうです。

また総量規制などでクレジットカードが持てない主婦の方なども、デビットなら審査不要でカード番号を発行してもらえるので、ネット上でのショッピングを楽しむことができます。

オンラインショッピングをする際に不安になるのがやはりカード番号の流失、フィッシング詐欺などですが、確かに「一ショップ限り、有効期限は10日間」という制限のついた使いきりの番号なら、番号を盗まれて悪用されるリスクは極小化されます。

ジャパンネット銀行がこのワンタイムデビットサービスをはじめて2年近く経ちますが、第三者による不正利用が成立した事例は1件も確認されていないとのことです。

それでも万が一を恐れる方の為に、ワンタイムデビットには「第三者不正利用時の保険サービス」という保険も付帯されています。

第三者不正利用の疑いがある取引が発生した場合は、届ければその損害をすべて補償してくれます。

クレジットカードとワンタイムデビットの使い分けが大事


とても便利なサービスですがいくつか制限があります。

ワンタイムデビットは以下の支払いに利用できません。

・月額利用料金の支払い。
・10円以下の支払い。
・PayPalでの支払い。
・Visa認証サービス(3Dセキュア)が必須なケース

月額利用料金が不対応なので、公共料金などの定期的な支払いには使えませんね。

また3Dセキュア(VISAが開発した不正防止用の本人認証システム)にも不対応です。

オンラインゲームの料金決済にはこの3Dセキュアを使用しているところがほとんどなので、ゲームによってはこのワンタイムデビットが使えない可能性もあります。

このように、ワンタイムデビットはクレジットカードの完全な代役とするにはすこし役不足です。

なので、シーンによってクレジットカードとワンタイムデビットを使い分けることをおすすめします。

たとえば海外の大手ではない通販サイトなど、セキュリティ面での不安が残るサービスを利用するときには、メイン使いのクレジットカードではなくこのワンタイムデビットを利用すると安心度も高いと思われます。

英語があまりよくわからず、規約なども全て理解できないまま海外サイトにカード番号を安易に登録してしまうのはとても危険です。

こういった方法をうまく活用して、賢く安全にオンラインショッピングを楽しみましょう!


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