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通勤用あるいは通学用に定期券を購入する際に、役に立つのがクレジットカードです。

定期券をクレジットカードで購入すると、そのカードにポイントが付与されるので、現金で購入するよりもずっとお得です。

年間の交通費分で得られるポイント数は、金額やカードのポイント還元率によってはかなり多くなるので、しっかり確認しておきたいところですね。

定期券を購入できるクレジットカードの中でも人気を集めているのが「ビューカード」です。

ビューカードはJR東日本グループが発行しているだけあって、電車や駅に関連したサービスが充実しています。

ビューカードで定期券を買うとポイント1.5%還元!

定期券をビューカードで購入すると、1,000円につき6ポイント(15円相当)、1.5%のポイントが付きます。

15円相当と聞いて大したことがないと感じた方も、年間で使う定期代の合計で見ると結構な金額です。

一年で定期代が14万円の場合、840ポイント=約2,000円分のポイントがもらえます(400ポイントでSuica1,000円に交換)

ビューカードで定期券を購入するときは、駅の窓口に行く必要はなく、券売機でカード決済ができます。

財布から現金を出すこともなく定期券の購入が完了し、時間の節約にもなります。

なおカード決済で定期券を購入する時には基本的に「一括払い」しかできませんが、これもカードの特徴を使って後から変更できます(それについては次の項目で詳しく説明します)。

「後からボーナス払い」で定期券をボーナス払いで購入できる

定期券購入となると数カ月分の交通費をまとめて支払う必要があります。

しかしビューカードには「後からボーナス払い」があるので、券売機で一括払い購入した定期券代の支払いを、後日ネット上でボーナス払いに変更可能です。

「定期券代が高いのでボーナスで払いたい」場合でも、「後からボーナス払い」を使えば(※1万円以上(利用票1枚あたり)の利用のみ)12/1~6/30間の決済分は8/4に引き落とされ、7/1~11/30間の決済分は1/4に引き落とされます。

「後からボーナス払い」は、定期券だけではなく普通のショッピングでも利用できます。

たとえばユニクロなどの分割払いを受け付けていないお店でも、決済後にネットでボーナス払いに設定すれば支払いを先送りにできます。

金利が発生するリボ払いはおすすめしませんが、ボーナス払いは金利を払うことなく、引き落としを先伸ばしできます。

ビューカードはSuicaのオートチャージでも1.5%ポイント還元

ビューカードで定期券を作るメリットはなにか?をお話しましたが、さらにビューカードはSuica一体型なのでSuicaとして使えます。

改札にタッチするだけで自動チャージになるSuicaのオートチャージ機能を設定しておくと、オートチャージされた金額に対して1.5%分のポイントが付与されます。

ビューカード利用でポイントが1.5%付与される対象商品の例
Suica定期券、Suicaカード購入
Suicaオートチャージ
Suica通常チャージ
乗車券、特急券、回数券、特別企画乗車券の購入
携帯電話等による「えきねっと」からのライナー券予約
モバイルSuica、またはSuicaアプリケーション

定期券を作るほどの乗車回数ではないけれど、電車にはそれなりに乗るのでSuicaを利用している方にもビューカードはおすすめです。

種類が多くて迷ってしまう方にぴったりのビューカードはどれ?

ビューカードはいろいろな種類があります。

Suica機能とポイント還元率アップ特典など基本的な機能は変わりませんが、カードによってサービスや特徴が異なります。

自分のライフスタイルに合ったビューカードを見つけましょう。

たとえばSuicaとクレジットカード、定期券が一体化したルミネカードは、女性に人気があります。

ルミネカードを利用して、ルミネでショッピングや食事をした際に会計が5%OFFに(バーゲン時もOK)。

増税で消費税8%になった今だからこそ、こういったカードを日常的に使って、消費税分を少しでも取り戻していきたいですね。

ルミネカードには定期券機能も付いているので、定期券としても使えます。

ビューカードの中で特に筆者のおすすめは、1年で1回でもカードを使えば年会費が無料になる「ビックカメラSuicaカード」です。

ビックカメラSuicaカードは、ビューカードがビックカメラと提携して発行しているカードで、ビューカードの中でも簡単な条件で年会費が無料になるカードです。

街ナカ・駅ナカでのご利用で、ビックポイントとJRE POINTの両方が貯まります。

貯まったビックポイントはSuicaにチャージすることもできますし、JRE POINTをビックポイントに交換もできます。

ビックカメラでクレジット払いをしても現金払いと同率の基本10%分のビックポイントが貯まります。

ビックカメラSuicaカードにクレジットチャージして、チャージしたSuicaで支払うと、JRE POINTとビックポイントと合わせて11.5%相当のポイントが貯まりお得になります。

 ビックカメラSuicaカード

 ルミネカード

ビューサンクスポイントから変わったJRE POINTとは?

ビューカードで定期券を購入して貯まるのはビューサンクスポイントは、2018年6月28日から「JRE POINT」に変わりました。

変わったからといって不便になった点はほとんどなく、むしろメリットが増えたと言っていいでしょう。

JRE POINTの加盟店で100円(税抜)を利用するごとに、1ポイント獲得できます。

貯まったポイントは「1ポイント=1円」として加盟店で利用可能です。このほか、さまざまな商品に交換できます。

JRE POINTが貯まる駅ビル(加盟店)は、都内を中心に「アトレ」「アトレヴィ」「グランデュオ」「テルミナ」「シャポー」「ボックスヒル」「高崎モントレー」「MIDORI長野&MIDORI松本」「シァル鶴見」「宇都宮パセオ」「nonowa東小金井」「エスパル」「ペリエ」「フェザン」「エクセル」など多数あります。

JRE POINTの有効期限は、最終利用日(もしくは最後のポイント獲得日)から2年後の月末までとなります。

ビューサンクスポイントがJRE POINTに統合されたあとの変更点
定期券の購入分1,000円につき6ポイント付与(15円相当)が15ポイント付与(15円相当)に変わる(還元率変化なし)
JRE POINTとSuicaグリーン券を交換できる
JRE POINTに加盟している駅ビルでポイントカードを提示すれば、1ポイント1円で利用できる。

JRE POINTは1ポイントから加盟店で現金の代わりに使えるので、加盟店でのお買い物なら、ポイントをSuicaにチャージしなくてもJRE POINTのままで使えます。

総括すると、ビューサンクスポイントはJRE POINTに統合されることによってより利便性が増したのです。

Apple Payのオートチャージに対応しているのはビューカードだけ!

ビューカードもApple Payに対応しています。

ビューカードは、ひもづけしたSuicaにオートチャージ、あるいは定期券購入などをするとポイントが1.5%つきます。

iPhoneのApple Payに登録したSuicaへのビューカードによるチャージも1.5%還元の対象です。

ビューカードにデメリットはある?

メリットだらけのビューカードですが、では逆にデメリットはあるのでしょうか?デメリットらしいデメリットはほとんどありません。

しかし普通のショッピングに対して、還元率は0.5%です。

定期券購入、Suicaチャージに対しては1.5%還元ですが、それ以外の場面では基本還元率0.5%なので、ビューカードはSuicaと定期券専用カードという位置付けで使うほうがいいかもしれません。

それ以外は還元率1%以上のカードを使うのもいいでしょう。

ただしビューカードの中でも「ビックカメラSuicaカード」は、通常ショッピングに対してJRE POINT0.5%ポイント+ビックポイント0.5%が付与されるので、つねに1%還元でお買い物ができます。

しかしビックポイントはSuicaにチャージする場合1,500ポイントで1,000円分に交換できるので、ポイントをSuicaチャージ利用する場合は全体で0.8%還元です。

ビックポイントはビックカメラで利用する場合のみ1%還元になるので、還元率を下げたくない方は、ビックポイントはチャージではなくビックカメラでの利用がおすすめです。

 ビックカメラSuicaカード

すでにビューカードをお持ちの方がJRE POINT機能を使う場合

ビューカード会員は「ビューカード利用で貯まるJRE POINT」と「JRE POINTカードの提示で貯まるJRE POINT」が1つの口座に貯まります。

すでにビューカードを持ってる方は、ビューサンクスポイント1ポイント(2.5円相当)がJRE POINT2.5ポイント(2.5円相当)に換算され自動移行になるので自分で移行手続きをおこなう必要はありません。

すでにビューカードをお持ちの方はカードを更新するタイミングで(手元のカードの有効期限が「2018年8月」の会員から)JRE POINTカード機能が搭載されたビューカードが届きます。

なおカード更新前にJRE POINTカード機能が搭載されたビューカードを希望する場合は、カードの再発行手続きが必要です。

再発行にかかる費用524円(税込)は会員の負担となります。

カードにJRE POINTカード機能が搭載されていなくても、クレジット決済でJRE POINTが貯まります。

ただしJRE POINT加盟店での特典(カード提示でのポイント付与やポイントでの支払い)は利用できません。

2018年3月9日 作成
2021年7月3日更新

JR以外の定期券購入についてはこちらを参考に。


JRE CARD
Suica チャージで1.5%のポイント付与 / 500円のデポジット不要でSuicaが作れる / 貯めたポイントはSuicaチャージに変換可 / オートチャージ(Suica・PASMOエリア)にすれば改札で足止めナシ


メルマガ皆さんは「ポイント還元率が高いから」「ポイントやキャッシュバックなどのキャンペーンが良かったので」「友人知人が使っているから」といった理由でカードを選ばれることが多いと思います。お得ばかりを追い求めてカードを作り続けるとポイントが分散して貯まりません。それは入口にフォーカスしているからです。

入口=どこで使うか、出口=カードになにを求めるか、決済金額=一年にどれくらい使うか。
この3つの要素が揃って、はじめて有効なクレジットカードを選ぶことができます。大事なことは最終的にクレジットカードに求めるものを明確にすることです。つまり出口を決めることから始まります。当サイトでは「出口から逆算して決済金額で最適化する」ことを提案します。

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