多くの店が発行しているポイントカードは、お得に買い物ができるアイテムとして愛用している方も多いことでしょう。
いっぽうでポイントカードのデメリットは、財布の中でかさばることです。
財布がパンパンになっている方も多いのでは?
そこで便利なのが、スマホにポイントカードを入れる方法です。
今回は、スマホでポイントカードを利用する方法やメリット・デメリットなどを紹介していきます。
この記事によって分かること
スマホでポイントカードを利用する、2つの方法とは?
スマホ上でポイントカードを利用するには、以下の2つの方法があります。
【1】スマホにポイントカードのアプリを入れて、バーコードを提示する。
【2】ショップのスマホサイトから会員ページにログインして、バーコードを提示する。
2の方法は買い物するたびにログインしなければなりませんが、【1】の方法はログインの手間が省けるため、【1】の方式のみを採用するお店が多くなりつつあります。
ポイントカードは4つのタイプに分類できる
スマホアプリは便利ですが、すべてのポイントカードが対応しているわけではありません。
ここでは、ポイントカードの種類について、4つのタイプに分けて押さえておきましょう。
プラスチック製のポイントカードのみ利用できる
プラスチック製ポイントカードのみでポイントが貯まるタイプです。
たとえばWAONポイントの公式アプリは、ポイント数と利用履歴の確認ができます。
しかしこのアプリだけでは、お店でポイントを使ったり貯めたりできません。
smart WAONアプリ – Google Play の Android アプリ
smart WAONアプリ- iTunes App Storeで配信中 iPhone、iPod touch、iPad 用アプリ
プラスチック製のポイントカードを、アプリに登録して利用できる
プラスチック製ポイントカードをそのまま使えると同時に、アプリに登録しても使えるタイプです。
たとえばPontaカードは、カードの情報をアプリに登録すれば、店舗でもスマホでポイントを使ったり貯めたりできます。
ただしアプリを利用するにはまずポイントカードを手にいれる必要があります。
Pontaカード ポイントアプリ – Google Play の Android アプリ
Pontaカード ポイントアプリ iTunes App Storeで配信中、iPhone、iPod touch、iPad 用アプリ アプリ
プラスチック製のポイントカードなしで利用できる
アプリをインストールして情報を登録すれば、スマホだけでポイントを使ったり貯めたりできます。
プラスチック製のカードもあるけれど、カードを持っていなくてもアプリだけで利用できます。
楽天ポイントやdポイントのアプリがこのタイプです。
楽天ポイントカード アプリ – Google Play の Android アプリ
楽天ポイントカード アプリ- iTunes App Storeで配信中 iPhone、iPod touch、iPad 用アプリ
アプリのみ利用できる
そもそもプラスチック製のポイントカードを発行していないタイプです。2018年6月よりサービスを開始した、セブンマイルプログラムなどがプラスチック製のポイントカードを発行していないタイプに当たります。
セブン-イレブンアプリ – Google Play の Android アプリ
セブン-イレブンアプリ-iTunes App Storeで配信中 iPhone、iPod touch、iPad 用アプリ
ポイントカードをスマホに入れる方法
ポイントカードをスマホに入れるには、専用のアプリをインストールする必要があります。
プリはAndroid版とiOS版の両方が用意されていることが多く、スマホであればほとんどの場合は利用可能です。
Androidの方は「Playストア」から、iOSの方は「App Store」からダウンロードしましょう。
アプリ自体はすぐにインストールできますが、利用するには会員登録後のログインが必要なアプリが一般的です。
ポイントカードをスマホに入れるメリット
ポイントカードアプリをスマホに入れることで、カードを持ち歩く必要がなくなり、財布の中身がかさばらず軽くなります。
また買い物をするときにポイントカードを忘れたとしても、スマホさえ持っていればポイントが貯まります。
たとえばSuicaなどのスマホ決済とポイントカードアプリを併用すれば、財布やカードを持っていなくても、スマホ一台あれば従来通り、ポイントを利用した買い物が楽しめます。
Suicaアプリ – Google Play の Android アプリ
Suicaアプリ- iTunes App Storeで配信中 iPhone、iPod touch、iPad 用アプリ
ポイントカードをスマホに入れるデメリット
一方でスマホにポイントカードを集約するデメリットもあります。
スマホの電池が切れてしまうと、当然ポイントカードのアプリをが使えなくなってしまいます。
アプリの更新などで再度ログインが必要になることもあります。
いざ会計で使おうとした時に手間取ることもありますので、事前にログインできているかチェックしておくのが無難です。
またプラスチック製のポイントカードでポイントが貯まる店であれば、アプリでも利用できる場合が多いものの、店舗によっては対応していないこともあるので注意が必要です。
そのほか、たくさんの種類のアプリを入れすぎるとスマホ自体の容量を圧迫し、動作が重くなってしまったり、アプリを追加できなくなったりすることもあることを覚えておきましょう。
スマホを忘れたり、バッテリー切れで電源が入らない、そんな時は?
アプリの提示ができなくても、電話番号などの会員情報を伝えればポイントが貯まるお店もあります。
あきらめずにレジスタッフに確認しましょう。
スマホに入るポイントカードアプリ
同じポイントであっても、利用できるアプリは1種類ではありません。
ポイントカードのアプリは、下記の2タイプに分けられます。
【1】ポイントカードの公式アプリ(Tポイントアプリ、Pontaカード(公式) 『たまる・つかえる』ポイントアプリなど)
【2】ポイントが貯まる提携店などの公式アプリ(ローソンアプリなど)
【1】ポイントカードの公式アプリについて、ポイントの種類とポイントアプリ対応店を表にまとめました。
ポイント名 | アプリ名 | 対応店 |
---|---|---|
Ponta | Pontaカード(公式) 『たまる・つかえる』ポイントアプリ |
ローソン、ローソンストア100、セガ、ルートインホテルズ、KFC、AOKIなど |
Tポイント | Tポイント(公式) |
ファミリーマート、TSUTAYA、蔦屋書店、ガスト、バーミヤン、ドラッグユタカなど |
楽天ポイント | 楽天ポイントカードアプリ |
マクドナルド、ミスタードーナツ、ポプラ、FUTATA、大戸屋、くら寿司、PRONTO、ビックカメラなど |
dポイント | dポイントクラブ |
ローソン、ローソンストア100、マクドナルド、タワーレコード、AOKI、ジョーシン、ノジマ、丸善・ジュンク堂書店など |
【2】の提携店公式アプリですが、たとえばローソンのアプリではPontaやdポイントを利用できます。
またファミペイでは、dポイント、楽天ポイント、Tポイントより好きなポイントを選んで、ためる・つかうことができます。
ファミペイ – Google Play の Android アプリ
ファミペイ – iTunes App Storeで配信中 iPhone、iPod touch、iPad用アプリ
ポイントカードの公式アプリではなく、提携店公式アプリを利用するメリットは、クーポンの発行など、提携店独自の特典が付く場合があることです。
店舗独自のポイントカードアプリもある
大手チェーンストアの場合、そのお店でしか使えない独自のポイントカードアプリをリリースしていることがあります。
たとえば無印良品にはMUJI passportがあります。
MUJI passport – Google Play の Android アプリ
MUJI passport- iTunes App Storeで配信中 iPhone、iPod touch、iPad 用アプリ
ユニクロはUNIQLOアプリ
ユニクロアプリ – Google Play の Android アプリ
ユニクロアプリ- iTunes App Storeで配信中 iPhone、iPod touch、iPad 用アプリ
GUの「GUアプリ」
商品検索、店舗・オンライン在庫確認、商品・セール情報、アプリ会員証の利用などができます。
ジーユーアプリ – Google Play の Android アプリ
ジーユーアプリ- iTunes App Storeで配信中 iPhone、iPod touch、iPad 用アプリ
それぞれ独自アプリを採用しています。
またアパレルメーカーのワールドは、WORLD Premium Clubアプリを発行しています。
WORLD Premium Clubアプリがつかえるのは、UNTITLEDやTAKEO KIKUCHI、HusHusHなど、ワールドが運営するブランド店です。
ワールド プレミアムクラブ – Google Play の Android アプリ
ワールド プレミアムクラブ iTunes App Store で配信中 iPhone、iPod touch、iPad 用アプリ
ドトール バリューカードも便利なアプリに、クレカチャージもラクラク
スマートフォンで簡単決済
「ドトール バリューカード」を持ち歩かなくてもスマートフォンで決済が可能です。決済時に、起動したアプリ画面のバーコードを店員に提示するだけ。
レジの順番を待ちながらクレジットチャージ
店頭での現金チャージか、Web上の会員専用サイト「マイドトール」でしかできなかったクレジットチャージが、レジの列に並んでいる間にも可能になりました。クレジットカード情報を設定すれば、2回目以降は面倒な入力が不要。バリュー残高やポイント残高はアプリのトップ画面で確認できます。
お得な情報配信
お気に入りに登録した店舗から、新商品や季節のオススメ商品、キャンペーン等のお得な情報をアプリに配信。
ドトール バリューカード(DVC)アプリ – Google Play の Android アプリ
ドトール バリューカード(DVC)アプリ – iTunes App Storeで配信中 iPhone、iPod touch、iPad 用アプリ
かざすだけでポイントが貯まるアプリが便利
Android限定ですが、バーコードを表示して読み取ってもらう方式ではなく、おサイフケータイのようにかざすだけでポイントが貯まるアプリもあります。
対応店舗がまだ少なく、iPhoneでは利用できないなど注意点はあるものの、バーコードを表示する手間がない分、使いやすいアプリです。
この機能を搭載しているのは、
ローソンアプリ(モバイルPontaまたはモバイルdポイントカード)
Tポイントアプリ(利用可能店舗:TSUTAYA、蔦屋書店、カメラのキタムラ)
Tポイント – Google Play の Android アプリ
Tポイント iTunes App Store で配信中 iPhone、iPod touch、iPad 用アプリ
dポイントクラブアプリ(利用可能店舗:ローソン、ローソンストア100、ペッパーランチなど)などです。
dポイントクラブ – Google Play の Android アプリ
dポイントクラブ アプリ iTunes App Store で配信中 iPhone、iPod touch、iPad 用アプリ
スマホアプリでポイントが貯まらないWAONサービスアプリ
公式アプリがリリースされているからといって、必ずしもそのアプリにポイントカードが入るわけではありません。
たとえば上で挙げたWAONサービスアプリは、WAONポイントの保有数と利用履歴の確認はできますが、ポイント利用に関する機能は搭載しておらず、使ったり貯めたりできません。
アプリをダウンロードする際には、そのアプリ上でポイントカードを利用できるかどうか、事前に確認しましょう。
ポイントカードアプリ Q&A
ここからは、ポイントカードアプリを利用する上で気になる疑問に、Q&A形式でお答えします。
ポイントカードアプリに登録すると、プラスチック製のポイントカードは使えなくなる?
ほとんどの場合は、アプリ登録後もプラスチック製のポイントカードが利用できます。カードを忘れた際はアプリを使うことも可能です。
※ABCマートやグラニフなど、アプリ登録後はポイントカードが無効になるショップもあります。
ABCマートアプリ – Google Play の Android アプリ
ABCマートアプリ – iTunes App Storeで配信中 iPhone、iPod touch、iPad用アプリ
Design Tshirts Store graniph(グラニフ)アプリ – Google Play の Android アプリ
Design Tshirts Store graniph(グラニフ)アプリ – iTunes App Storeで配信中 iPhone、iPod touch、iPad用アプリ
※グラニフではスマホを忘れたりバッテリーが切れたりしても大丈夫。
グラニフネットショップの会員であれば、お店のレジで登録電話番号と誕生日を店員に伝えるだけでポイントが貯まります。
ポイントカードがアプリに対応しているか調べるにはどうしたらいい?
AndroidであればPlayストア、iOSであればApp Storeで、「Tポイント」、「ローソン」と入力して検索してみましょう。
対応しているアプリであれば、ポイントカードの利用方法が書かれています。
スマホを機種変更などで買い替えた場合、アプリのポイントはどうなる?
多くの場合ポイントはアプリそのものに付いているのではありません。
登録された情報に紐付いて貯まったポイントをアプリで表示させているのです。
そのため、新しいスマホからアプリにログインすればポイントが引き続き使えます。
ただし、ポイント以外の登録データは引継ぎできないこともあるので事前に確認が必要です。
代表的なアプリの機種変更の設定と注意点は、以下の通りです。
アプリ名 | 設定と注意点 |
---|---|
Pontaカード(公式) 『たまる・つかえる』ポイントアプリ | 新しいスマホにアプリをインストールし、ログインすると再度利用可能。ただし、クーポンのお気に入りデータの引継ぎはできません。 |
Tポイント(公式) | 簡単ログインの設定をしている場合は、設定解除をします。その後、アプリを新しいスマホにダウンロードして登録すれば引き続き使えます。 |
楽天ポイントカードアプリ | ポイントは、楽天会員情報に紐づけられているため、アプリを新しいスマホにインストールし、同じ楽天会員IDでログインすれば利用再開できます。 |
dポイントクラブ | 新しいスマホにアプリをインストールし、ログインすると再度利用できます。 |
なお、いずれの場合でも不正利用など防止のため、機種変更前にはアプリからログアウトし、ブラウザに保存されているパスワードは消しておきましょう。
提携店公式アプリは、他の提携店でも利用できる?
たとえば、ローソンの公式アプリに登録したPontaポイントのバーコードは、他の提携店(マクドナルドやKFCなど)でも利用できます。
※ローソンアプリのデジタルポイントカード(会員認証バーコード表示)は、2019年1月31日(木)をもってサービス停止予定です。
代替サービスとして、iPhoneの方は「AppleWallet/Ponta」、Androidの方は「モバイルPonta」「モバイルdポイントカード」があります。
なお楽天ポイントに関しては、楽天ポイントカードのアプリだけでなく、楽天市場や楽天Edy、楽天ペイ、楽天トラベルのアプリからも同じバーコードを表示でき、どのアプリからでも同じポイントを利用できます。
アプリでのポイントの貯め方・使い方は?
利用方法は、プラスチック製のポイントカードと変わりません。
対応している店舗で会計の前に「ポイントを貯める/使う」と伝えてバーコードを表示するだけです。
ポイントカードが使えるお店なら、アプリも利用できる?
基本的には利用できますが、お店によっては使えない場合もあります。
その場で店員に確認するか、事前にポイントカードのホームページをチェックしておきましょう。
アプリのみのポイントカード
先に紹介した通り、セブンマイルプログラムにはプラスチック製のポイントカードはなく、アプリでのみプログラムを利用できます。
セブン-イレブンやイトーヨーカドーの店舗、セブン&アイグループの総合通販サイト「オムニ7」を利用すると、アプリにマイルが貯まります。
利用するには、セブン-イレブンアプリまたはイトーヨーカドーアプリのダウンロードと会員登録が必要です。
アプリにログインできたら、他のポイントカードアプリと同様、会計時にアプリを開いて会員コード(バーコード)を提示し、スキャンしてもらうことでポイントを使ったり貯めたりできます。
なお効率のいい使い方として、セブン-イレブンアプリにnanacoカードを登録して、nanaco(電子マネー)で支払うと、スマホからバーコードをスキャンしてもらう手間なくnanacoのポイントに加えてセブンマイルが貯まります。
アプリでnanacoのチャージ残高やポイントも確認できます。
アプリ以外でスマホにポイントを入れる方法
アプリを利用せず、ウェブサイトから会員ページにログインしてバーコードを表示する方法もあります。
この場合、アプリをダウンロードする必要がないので、スマホの容量を気にする必要はありません。
たとえばビックカメラの場合、スマホサイトのメニューからログインし、会員メニューの「お店でポイントを使う」をタップするとバーコードが表示されます。
これでビックポイントを店舗で利用できます。
またグローバルワークやローリーズファーム、ニコアンドなど25ブランドの直営Webストアである.st(ドットエスティ)も、マイページからログインしてバーコードを表示できます。
店舗とWebのポイントは共通なので、どちらで購入してもポイントが貯まります。
一方で、アプリを利用しないデメリットは、ログインパスワードを忘れるとバーコードを表示できないことや、対応しているお店がアプリほど多くないことなどです。
おさいふスッキリ&クーポンでオトク、スマホアプリでポイント管理
ポイントカードを登録できるスマホアプリは、バーコードを表示させてレジでスキャンしてもらう使い方がメインです。
それ以外にも、ショップで使えるクーポンや、セールの情報などが受け取れます。
プラスチック製ポイントカードが必要なくなることで財布の中身もスッキリ。
よく買い物をするお店のポイントカードアプリは、迷わずスマホに入れておきましょう。
ポイ活がはかどること請け合いです。
2018年11月28日 作成
2022年9月10日更新
皆さんは「ポイント還元率が高いから」「ポイントやキャッシュバックなどのキャンペーンが良かったので」「友人知人が使っているから」といった理由でカードを選ばれることが多いと思います。お得ばかりを追い求めてカードを作り続けるとポイントが分散して貯まりません。それは入口にフォーカスしているからです。
入口=どこで使うか、出口=カードになにを求めるか、決済金額=一年にどれくらい使うか。
この3つの要素が揃って、はじめて有効なクレジットカードを選ぶことができます。大事なことは最終的にクレジットカードに求めるものを明確にすることです。つまり出口を決めることから始まります。当サイトでは「出口から逆算して決済金額で最適化する」ことを提案します。
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