クレジットカードで投資信託などを積み立てられる「クレカ積立」が、ここ数年でいくつかの証券会社で始まりました。
これまでは現金を証券会社の口座に入れ、そこから積み立てられるのが一般的でしたが、クレカ積立では、証券会社のサイトやアプリで一度設定しておけば、毎月クレジットカードから自動で積み立てられ、しかも、積み立てた金額の1%以上のポイントがもらえます。
クレカ積立はひとつの証券会社で月に5万円まで積み立てられますが、月々100円(もしくは1,000円)からと、自分にあった金額から少しずつ始められます。
証券会社に口座を開くのにお金はかかりませんし、クレジットカードも年会費無料(もしくは条件クリアで無料)のカードを選択すれば、クレカ積立を始めるのに余計なコストは掛かりません。ただ、クレカ積立ができる証券会社とクレジットカードの組合せはある程度決まっていて、その中から選ぶことになります。
1%還元でのクレカ積立をいち早く始めた楽天証券×楽天カードは、現在は人気の投資信託の還元率が0.2%と下がってしまい、これからクレカ積立を始める人に現時点ではおすすめできません。
カード年会費が無料で、投資金額の1%以上のポイントがもらえる、クレカ積立におすすめの証券会社とクレジットカードの組合せは、この3つです。
- SBI証券×三井住友カード ゴールド(NL)
年会費5,500円(条件クリアで翌年以降無料)
クレカ積立ポイント還元率1% - auカブコム証券×au PAY カード
カード年会費無料
クレカ積立ポイント還元率1% - マネックス証券×マネックスカード
カード年会費無料
クレカ積立ポイント還元率1.1%
この3つの組合せから選べば、投資信託の取扱銘柄、つみたてNISAの対象銘柄ともに充実していますし、獲得したポイントも使いやすいので、安心して積み立てていけます。とは言っても、どれも同じというわけではありません。それぞれにはどんな特徴があるの?について詳しく解説していきます。よりご自分にあった証券会社×クレジットカードの組合せを選んでください。
この記事によって分かること
クレカ積立の証券会社×クレジットカードをざっくりと比較
クレカ積立ができる証券会社×クレジットカードの組合せの基本的な部分で比べます。
クレカ積立のポイント還元率
SBI証券× 三井住友カード ゴールド(NL) |
auカブコム証券× au PAY カード |
マネックス証券× マネックスカード |
|
---|---|---|---|
クレカ積立還元率 | 1% | 1% | 1.1% |
ポイント還元率は、マネックス証券×マネックスカードだけ1.1%と他の1%と比べて0.1%高くなっています。クレカ積立の月の上限額5万円を積み立てた場合、マネックスカードでは6,600P、その他のカードは6,000Pです。ポイントは基本的には1P=1円として使えるので、同じ投資信託に積み立てていたとしても毎年600円分多くポイントがもらえます。
カード年会費と特典
SBI証券× 三井住友カード ゴールド(NL) |
auカブコム証券× au PAY カード |
マネックス証券× マネックスカード |
|
---|---|---|---|
年会費 | 5,500円(税込) 条件クリアで永年無料 |
無料 | 無料 |
カードの特長・特典 | ・年間100万円以上で年会費永年無料 ・100万円の利用で10,000ボーナスポイント ・コンビニ・マクドナルドなどで5%還元 ・空港ラウンジ ・海外旅行傷害保(利用付帯) ・ショッピング保険300万円/年間 |
・au PAY アプリ ・海外旅行傷害保険(利用付帯) ・買い物あんしん保険100万円/年 |
・マネックス証券からの即時出金が5回まで実質無料(キャッシュバック) |
au PAY カードとマネックスカードは、クレカ積立をしていれば年会費無料です。それに対して、三井住友カード ゴールド(NL)の年会費は5,500円(税込)です。ですが、三井住友カード(ノーマルカード)からの招待でゴールドカードになった場合や、年間に100万円の利用(クレカ積立を含まず)で年会費が永年無料になります。
年会費だけを見ると、条件なしで年会費無料のカードが良さそうですが、三井住友カード ゴールド(NL)には、100万円の利用(クレカ積立を含まず)で10,000ボーナスポイントがもらえたり、対象のコンビニや飲食店での還元率が5%になったり、国内とハワイの空港ラウンジが無料で使えたりと、他のカードにはないゴールドカードらしい特典が付いています。
コストをかけずにクレカ積立を始めるためにカードや証券会社の口座を作るなら、auカブコム証券×au PAY カード、もしくは、マネックス証券×マネックスカードが最適です。ですが、コンビニやマクドナルドなどをよく使う方で、普段から年間100万円以上のカード決済をしているのであれば、SBI証券×三井住友カード ゴールド(NL)でクレカ積立をしつつ、普段使いでもより多くのポイントがもらえます。
ポイントの使いやすさ
SBI証券× 三井住友カード ゴールド(NL) |
auカブコム証券× au PAY カード |
マネックス証券× マネックスカード |
|
---|---|---|---|
付与ポイント | Vポイント | Pontaポイント | マネックスポイント |
ポイントの使い道 | 1P=1円 ・クレカ支払充当 ・アプリでiD、Visaタッチ |
1P=1円 ・クレカ支払充当 ・au PAY 残高にチャージ 1P=1円以上 ・ローソンお試し引換券 |
1P=1円 ・他社ポイント (dポイント、Tポイント、 Pontaポイント、amazonギフト券、nanaco、WAONポイント) ・Coincheckで暗号資産 |
マイル交換率 | ANAマイル 0.5倍 1ポイント→0.5マイル ソラシドエアマイル(要ソラシドエアカード) 2倍 1ポイント→2マイル |
JALマイル 0.5倍 2ポイント→1マイル |
ANAマイル JALマイル 0.25倍 1,000ポイント→250マイル |
ポイント再投資 | ◯ | ◯ | ◯ |
ポイントは、三井住友カード ゴールド(NL)ではVポイント、au PAY カードではPontaポイント、マネックスカードでは、マネックスポイントがもらえます。もしかすると、Pontaポイントくらいしか聞いたことがないという方もいるかもしれません。
Pontaポイントはもちろん、Vポイント、マネックスポイントも使いやすいポイントです。どのポイントもポイントを1P=1円として投資に使えますし、VポイントとPontaポイントはカードの支払に充当できます。
VポイントはスマホのアプリでVISA、iDが使えるところで使えますし、Pontaポイントはご存知au PAYで使えます。マネックスポイントは、直接スマホ決済では使えませんが、その代わりに、dポイント、Tポイント、 Pontaポイント、amazonギフト券、nanaco、WAONポイントに1P=1Pで交換できます。そうなると、スマホ決済をはじめ使い道も広がりますね。
クレカ積立でつみたてNISA
2024年から新しいNISA制度が始まります。2023年までの現行NISAと新しく始まるNISAは、別のもので、現行NISAでは新NISAの上限枠とは別に積み立てができます。もし、現行のNISA制度を使ってないのであれば、つみたてNISAの制度を使ってクレカ積立を始めると利益に税金がかかりません。
2023年中に現行NISAで積み立てを始めることで、2024年から始まる新NISAに何かしら悪い影響を与えることはありません。ただし、現行NISAの口座を開いている証券会社に新NISAの口座が自動で開かれることは理解しておきましょう。
クレカ積立の組合せを選ぶ際にあまり重要ではないポイント
投資信託本数、つみたてNISA対象本数
投資できる銘柄の本数に多少の違いはあるものの、3つの証券会社はどこも主要どころの銘柄は押さえています。もし、 お目当ての銘柄がある場合は、その証券会社に取り扱いがあるかをチェックしておきましょう。
保有ポイント
持っている投資信託の額に応じてもらえるのが保有ポイントです。ですが、クレカ積立時にもらえるポイントと比べるとパーセンテージが小さく、保有金額が数千万円と大きくならないとさほど影響しません。
また、保有金額が大きくなる数年後、数十年後には、もらえるポイントのパーセントが変更、廃止になっている可能性もあります。実際に楽天証券の「保有ポイント」は、ある金額に到達した時にのみポイントがもらえる「残高達成ポイント」に変更になり、もらえるポイントは極端に減ってしまったという前例もあります。
ここまでは、証券会社×クレジットカードの組み合わせごとのベース部分を比較して、その違いをみました。ここからはそれぞれの組合せの特長、特にどんな人に向いているのか、にスポットを当てて解説します。すでに自分に向いていそうな組合せがあれば、その組合せの特長などをチェックしてみてくださいね。
SBI証券×三井住友カード ゴールド(NL)はどんな人に向いている?
SBI証券×三井住友カード ゴールド(NL) | |||
---|---|---|---|
国際ブランド | Visa Mastercard |
||
カード年会費(税込) | 5,500円 一般カードからの招待で永年無料 100万円利用で翌年以降永年無料 |
||
貯まるポイント | Vポイント | ||
通常還元率 | 0.5% | ||
クレカ積立還元率 | 1% | ||
クレカ積立投資金額下限〜上限 | 100円〜50,000円/月 | ||
買付日 | 毎月1日 | ||
クレカ積立還元ポイント | 月5万円(60万円/年) | 月3万円(36万円/年) | 月1万円(12万円/年) |
6,000P | 3,600P | 1,200P | |
投信本数 | 約2700 SBI証券投資信託取り扱い銘柄 |
||
つみたてNISA本数 | 185本 SBI証券つみたてNISA対象銘柄 |
||
投資信託保有ポイント | 0〜0.25% 投信マイレージ | ||
ポイント再投資 | ◯ | ||
おすすめポイント利用法 | 1P=1円 ・クレカ支払充当 ・アプリでiD、Visaタッチ |
||
マイル還元率 | ANAマイル 0.5%〜3% ソラシドエアマイル 1%〜12%(要ソラシドエアカード) |
||
カードの特長・特典 | ・年間100万円以上で年会費永年無料 ・100万円の利用で10,000ボーナスポイント ・コンビニ・マクドナルドなどで5%還元 ・空港ラウンジ ・海外旅行傷害保険(利用付帯) ・ショッピング保険300万円/年間 |
SBI証券×三井住友カード ゴールド(NL)でのクレカ積立は、特にこんな人におすすめです。
- クレカ積立以外で年間100万円以上決済する人
- コンビニやファストフードなど5%還元のお店をよく使う人
- ポイントをANAマイル、ソラシドエアマイルで使いたい人
- SBI証券で積立をしたい人
三井住友カード ゴールド(NL)のメリット
- クレカ積立1%還元
- 100万円の利用で年会費が翌年以降永年無料
- 100万円の利用でボーナスポイント10,000→還元率1.5%
- コンビニ・マクドナルドなどで5%還元
- 空港ラウンジが無料で利用できる
三井住友カード ゴールド(NL)は、年間に100万円の利用(クレカ積立分は対象外)で5,500円の年会費が翌年以降無料になります。その同じ年間100万円の利用で10,000ボーナスポイントがもらえるので、基本の還元率の0.5%と合わせると還元率は1.5%と他の2枚のカードより高くなります。
また、コンビニやマクドナルド、サイゼリアなどの飲食店での利用では5%と高い還元率で、日本国内とハワイの空港ラウンジも利用できるといった特典がついています。
条件を一度クリアすれば、年会費無料でお得な特典が使えることに加えて、クレカ積立でも1%還元ですから、SBI証券×三井住友カード ゴールド(NL)でのクレカ積立が人気が高いのも頷けます。
ゴールドカードは、ノーマルカード(三井住友カード)からの招待でも年会費が無料になりますが、年間100万円のカード利用があるなら、直接ゴールドカードを作ったほうがお得です。ノーマルカードのクレカ積立は0.5%還元と低く、ボーナスポイントもないので、クレカ積立のためにカードを作るならなおさらです。
三井住友カード ゴールド(NL)のデメリット
- 基本還元率0.5%
- クレカ積立分はボーナスポイント対象利用額の100万円には入らない
三井住友カード ゴールド(NL)の基本還元率は0.5%です。コンビニなどの利用では5%、クレカ積立は1%ですが、それ以外の利用では年会費無料の楽天カードなどと比べても低い還元率です。
年間100万円を利用してボーナスの10,000ポイントを獲得してこそ、このカードのポテンシャルが発揮されます。そして、この100万円の利用にクレカ積立分は含まれません。100万円以上の利用部分も0.5%の還元率になってしまうので、100万円以下でも以上でも還元率が落ちてしまうところが三井住友カード ゴールド(NL)のデメリットです。
普段のカード利用額がもっと多いなら、三井住友プラチナプリファードでのクレカ積立を検討してみるのも良いでしょう。
★プリファードリンク★
Vポイントの使い道
- カードの支払いに充てる
- スマホでVisaタッチ、iDで使う
- 再投資
- ANAマイル、ソラシドマイルに交換
三井住友カード ゴールド(NL)でもらえるポイントはVポイントです。
Vポイントは、1P=1円として三井住友カード ゴールド(NL)の支払い代金に充てたり、スマホにVpassというアプリを入れてVisaタッチ、iDで使えるとても使いやすいポイントです。
1P=1円としてSBI証券で投資信託の購入にも使えるので、クレカ積立で獲得したポイントを再投資することもできます。ただし、ポイントは株式や債券には使えません。
Vポイントは、様々なギフトカードや他社ポイント(楽天ポイント、Tポイント、Pontaポイントなど)にも交換できますが、交換レートが1P=0.8Pと高くないので、あまりおすすめできません。
マイルに交換する
Vポイントは、ANAマイルへ1P=0.5マイルで交換できます。
交換レート自体は高くはありませんが、三井住友カード ゴールド(NL)は、100万円の利用でポイント還元率が1.5%になるので、マイル還元率にすると0.75%です。コンビニやマクドナルドなどでは5%のポイント還元なので、マイルに交換すると2.5%還元(ボーナスポイントも合わせると3%)と高い還元率になります。
マイルは使い方次第で2円〜10円以上にもなるので、ANAマイルに交換するのも良い使い道と言えますね。
また、Solaseed Airカード(ソラシドエアカード)を持っている人限定で、使える飛行機のルートも限られてはいますが、Vポイントをソラシドエアマイルに交換すると、1P=2マイルとの高い交換レートでマイルにすることができます。
三井住友カード ゴールド(NL)自体が、銀行系の優秀なクレジットカードで、連携先のSBI証券は、ネット証券最大手という組合せもクレカ積立をする上で安心ですね。
auカブコム証券×au PAY カードはどんな人に向いている?
auカブコム証券×au PAY カード | |||
---|---|---|---|
国際ブランド | Visa Mastercard |
||
カード年会費(税込) | 無料(auのサービスの契約がなく、1年間カード利用がない場合、年会費1,375円) クレカ積立もカード利用の対象 |
||
貯まるポイント | Pontaポイント | ||
通常還元率 | 1% | ||
クレカ積立還元率 | 1% | ||
クレカ積立投資金額下限〜上限 | 100円〜50,000円/月 | ||
買付日 | 毎月1日 | ||
クレカ積立還元ポイント | 月5万円(60万円/年) | 月3万円(36万円/年) | 月1万円(12万円/年) |
6,000P | 3,600P | 1,200P | |
投信本数 | 約1600 auカブコム証券投資信託取り扱い銘柄 |
||
つみたてNISA本数 | 180本 auカブコム証券つみたてNISA対象銘柄 |
||
投資信託保有ポイント | 0.005〜0.24% auカブコム証券の資産形成プログラム |
||
ポイント再投資 | ◯ | ||
おすすめポイント利用法 | 1P=1円 ・クレカ支払充当 ・au PAY 残高にチャージ 1P=1円以上 ・ローソンお試し引換券 |
||
マイル還元率 | JALマイル 0.5% | ||
カードの特長・特典 | ・au PAY アプリ ・海外旅行傷害保険(利用付帯) ・買い物あんしん保険100万円/年 |
auカブコム証券×au PAY カードでのクレカ積立は、特にこんな人におすすめです。
- 年会費などコストを気にせずクレカ積立をしたい人
- Pontaポイントを使い慣れている人
- auのサービスを良く使っている人(Pontaポイントに集約できる)
au PAY カードのメリット
- 年会費無料(年1回以上の利用で無料 クレカ積立も含む)
- クレカ積立1%還元
- 基本還元率1%
- 買い物あんしん保険100万円/年
au PAY カードは、1年間カード利用がない場合は1,375円の年会費が掛かりますが、auのサービス(スマホや光回線など)の契約がある、もしくは年に1回以上の利用があれば年会費は無料です。クレカ積立もこの利用に含まれるので年会費はかかりません。
auカブコム証券×au PAY カードでのクレカ積立は、年会費が無料で始めやすく、クレカ積立てでの還元率は1%と高水準です。また、クレカ積立以外の普段使いでもau PAY カードの還元率は1%です。
auカブコム証券は名前の通り、大手通信会社のKDDIグループであり、メガバンクのMUFG(三菱UFJフィナンシャル・グループ)でもあるので安心です。auカブコム証券での口座開設もau PAY カードの発行も、auユーザーでなくてももちろん大丈夫です。
au PAY カードのデメリット
- 保有ポイントが他と比べると低い
「クレカ積立の組合せを選ぶ際にあまり重要ではないポイント」でも言っていますが、保有ポイントは、投資信託の保有金額が数千万規模にならないとそれほど大きな影響はありませんし、金額が大きくなる数年後、数十年後には、保有ポイント自体がなくなっている可能性もあります。
Pontaポイントの使い道
- カードの支払いに充てる
- au PAY 残高にチャージ
- 再投資
- ローソンお試し引換券
auカブコム証券×au PAY カードでのクレカ積立でもらえるポイントは、Pontaポイントです。
Pontaポイントは、1P=1円としてクレジットカードの支払いに充てられる他、au PAYの残高にチャージすればau PAYで支払いに使えます。シンプルながら、とても使いやすいポイントです。
また、ポイントで投資信託、プチ株にも再投資できます。現金と合わせて購入できるのも使いやすいですね。
さらに、Pontaポイントはローソンのお試し引換券で使えます。お試し引換券とは、正規の価格の半分くらいのポイントでお菓子、ソフトドリンク、お酒などの商品と引き換えることができるサービスです。つまり、1ポイント=2円として使うことができます。
マイルに交換する
Pontaポイントは、1P=0.5マイルの交換レートでJALマイルに交換できます。クレカ積立でもその他の使い方でも1%のポイント還元率なので、マイル還元率は交換レートそのままで0.5%と振るいません。
年会費無料、クレカ積立で1%還元のauカブコム証券×au PAY カードの組合せは、ポイントも使いやすく、初めてクレカ積立をする人にとっても、複雑なことがなくとても分かりやすいですね。
マネックス証券×マネックスカードはどんな人に向いている?
マネックス証券×マネックスカード | |||
---|---|---|---|
国際ブランド | JCB | ||
カード年会費(税込) | 初年度無料 次年度以降の年会費550円(税込) 年1回以上の利用で無料 投信つみたてもカード利用の対象 |
||
貯まるポイント | マネックスポイント | ||
通常還元率 | 1% | ||
クレカ積立還元率 | 1.1% | ||
クレカ積立投資金額下限〜上限 | 1,000円〜50,000円/月 | ||
買付日 | 毎月24日 | ||
クレカ積立還元ポイント | 月5万円(60万円/年) | 月3万円(36万円/年) | 月1万円(12万円/年) |
6,600P | 3,960P | 1,320P | |
投信本数 | 約1,300 マネックス証券投資信託取扱銘柄 |
||
つみたてNISA本数 | 158本 マネックス証券つみたてNISA対象銘柄 |
||
投資信託保有ポイント | 0〜0.08% 投信保有ポイント | ||
ポイント再投資 | ◯ | ||
おすすめポイント利用法 | 1P=1円 ・投資信託再投資 ・他社ポイント (dポイント、Tポイント、 Pontaポイント、amazonギフト券、nanaco、WAONポイント) ・Coincheckで暗号資産 |
||
マイル還元率 | ANAマイル JALマイル 0.25〜0.275% |
||
カードの特長・特典 | ・マネックス証券からの即時出金が5回まで実質無料(キャッシュバック) |
マネックス証券×マネックスカードでのクレカ積立は、特にこんな人におすすめです。
- 1.1%の高還元でクレカ積立をしたい人
- 年会費無料のクレジットカードでクレカ積立を始めたい人
- 交換したい他社ポイントがある人
マネックスカードのメリット
- クレカ積立1.1%還元
- カード年会費無料
- マネックス証券からの即時出金が5回まで実質無料(キャッシュバック)
マネックス証券×マネックスカードの組合せは、クレカ積立の還元率が1.1%と他のクレカ積立と比べて0.1%高いです。月に5万円のクレカ積立をすると年間で600ポイント多くもらえます。同じ投資信託に同じ金額を積み立てていたとしても、もらえるポイントが多いのは嬉しいですよね。
マネックスカードの年会費は、初年度無料で次年度以降は550円(税込)ですが、年1回以上の利用で年会費が無料になります。クレカ積立もその利用に含まれるので、クレカ積立をしている限りは年会費は掛かりません。
マネックス証券から即時出金すると330円掛かります(通常出金は無料)が、マネックスカードを持っていれば、月に5回まで即時出金の手数料がキャッシュバックされます。いざという時にサッと無料で出金できるのは助かります。
マネックスカードのデメリット
- マネックスカードはマネックス証券の口座開設が条件
- 多重申込に厳しい
デメリットというほどのことではありませんが、マネックスカードは、マネックス証券の口座開設がカード発行の条件になっているので、マネックス証券で口座を開設してからカードの申込みになります。
また、マネックスカードは、アプラスという会社が発行していて、多重申込に厳しいと言われています。3ヶ月以内にクレジットカードを複数申し込んでいる場合は、審査を通らないこともあるので、注意しましょう。
マネックスポイントの使い道
- 投資信託へ再投資
- 他社ポイントへ移行
(dポイント、Tポイント、 Pontaポイント、amazonギフト券、nanaco、WAONポイント) - Coincheckで暗号資産
マネックスカードでもらえるポイントはマネックスポイントです。マネックスポイントは、1P=1円で投資信託へ再投資できます。また、コインチェックで1P=1円として、ビットコイン、イーサリアム、リップルといった暗号資産に交換できます。
マネックスポイントは、カードの支払いに充てたり、そのままスマホ決済などで使うことはできません。その代わりに、使い勝手の良いdポイント、Tポイント、 Pontaポイント、amazonギフト券、nanaco、WAONポイントに1P=1Pで交換できます。交換すれば、スマホ決済などにも使えますね。
マイルに交換する
マネックスポイントは、ANAマイルにもJALマイルにも交換できますが、1P=0.25マイルと還元率が良いとは言えず、あまりおすすめできません。
マネックス証券×マネックスカードは、クレカ積立で1.1%の還元率でカード年会費無料です。大きな特典などはありませんが、クレカ積立だけで考えると最も還元率の高い組合せです。
クレカ積立おすすめの組合せまとめ
SBI証券×三井住友カード ゴールド(NL)
クレカ積立で1%還元、年間100万円のカード利用で年会費無料に10,000ボーナスポイント、コンビニなどの利用で5%還元、空港ラウンジの利用などの特典を考えると、クレカ積立で以外に100万円のカード決済をする人がクレカ積立をするならこれ一択です。
auカブコム証券×au PAY カード
クレカ積立で1%還元でカード年会費無料です。クレカ積立もポイント利用も難しいことを考えずにシンプルに始めたい方にとても向いています。
マネックス証券×マネックスカード
3つの中で唯一、クレカ積立の還元率が1.1%です。クレカ積立を始めるなら還元率重視!という方はこの組合せです。
同じ年会費無料でクレカ積立で1%以上の還元率の組み合わせでも、意外と違うものですね。是非自分にあった組合せでクレカ積立を始めてください。
皆さんは「ポイント還元率が高いから」「ポイントやキャッシュバックなどのキャンペーンが良かったので」「友人知人が使っているから」といった理由でカードを選ばれることが多いと思います。お得ばかりを追い求めてカードを作り続けるとポイントが分散して貯まりません。それは入口にフォーカスしているからです。
入口=どこで使うか、出口=カードになにを求めるか、決済金額=一年にどれくらい使うか。
この3つの要素が揃って、はじめて有効なクレジットカードを選ぶことができます。大事なことは最終的にクレジットカードに求めるものを明確にすることです。つまり出口を決めることから始まります。当サイトでは「出口から逆算して決済金額で最適化する」ことを提案します。
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