「年会費が上がるけど、特典も良くなるらしい。このまま持ち続けても大丈夫?」
2025年8月21日13時以降の新規申し込みから、Marriott Bonvoy アメックス・プレミアム・カードの特典と年会費が改定されます。愛用しているカードの変更を前に、不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
特典が充実する一方で年会費も上がるため、「このまま持ち続けるべきか」「別のカードに乗り換えるべきか」を迷う人もいるはずです。
この記事では、改定後のメリットとデメリットを整理し、継続か乗り換えかの判断基準を解説します。次の年会費が発生するまで時間はありますので、焦らずじっくりと、あなたにとって最適な答えを見つけていきましょう。
Marriott Bonvoyアメックス改定の全貌
今回の改定は、単なる年会費の値上げではありません。特典付与の条件が変更される一方で、このカードが持つ本来の価値は変わらず維持されています。まずは、何が「変わる」のか、そして何が「変わらない」のかを整理しましょう。
具体的な改定内容はこちらの記事にまとめました。
変わる点 ─ 特典条件のハードルアップ
改定で最も大きな変更は、年間決済額に応じて付与される特典条件です。
- 無料宿泊特典の付与条件: 年間決済額が400万円に引き上げられます。(旧:150万円)
- プラチナステータスの付与条件: 年間決済額が500万円に引き上げられます。(旧:400万円)
条件達成が難しくなったことで、これまで特典を得られていた人も今後は継続を慎重に考える必要が出てきました。
変わらない点 ─ 唯一無二のポイント価値
一方、このカード最大の魅力であるポイント付与レートは基本的に変わりません(公共料金・税金など一部を除く)。日常の決済でMarriott Bonvoyポイントをしっかり貯められる点は、今後も大きなメリットです。
さらに、ポイント移行先も維持されます。38社の航空会社にマイル移行でき、6万ポイント単位で移行すればボーナスマイルも付与されます。この柔軟性とマイル還元率は、他のカードにはない強みです。
Amex提携カード共通の改定 ─ ビジネス利用の行方
Marriott Bonvoy アメックスに限らず、アメックスの提携カード全体で「事業費利用がポイント付与の対象外」になります。
事業主にとっては特典達成が難しくなる点は注意が必要です。
ただし現時点では、「どのような取引が対象外となるか」は明確になっていません。実際の影響は実施後に見極める必要があります。
あなたは「継続派」?それとも「乗り換え派」?
ここからは、あなたのライフスタイルや決済額に照らし合わせて、このカードを継続すべきか、乗り換えを検討すべきかの基準を解説します。
継続すべき人の判断基準
以下のいずれかに当てはまる人は、改定後も保有する価値が十分にあります。
年間決済額が400万円を超える人
無料宿泊特典を継続して受けられるため、年会費との費用対効果を維持できます。
年間決済額が500万円を超える人
プラチナステータスの恩恵を受け続けられるので、継続する明確な理由があります。
Marriott Bonvoyポイントのマイル移行を重視する人
ポイント付与レートが変わらないため、マイルへの移行などポイントプログラムを最大限に活用できます。
乗り換えを検討すべき人の判断基準
もし以下のいずれかに当てはまるなら、この機会にカードを見直すタイミングかもしれません。
年間決済額が400万円に満たない人
無料宿泊特典やプラチナステータスの達成が難しくなり、年会費に見合うメリットが享受できない可能性が高くなります。
ANAやJAL利用が中心の人
38社に移行できても、実際の利用先が限られるなら、より効率よくマイルを貯められるカードがあるかもしれません。
マリオットグループのホテルをあまり利用しない人
ホテル特典を活かせず、年会費だけが負担になる可能性があります。
代替カードの検討─ 自分に合った一枚を選ぶ
「乗り換え派」の結論に至った場合、次に選ぶカードは何を重視するかで決まります。
ホテル特典を重視するなら
マリオットへの愛着や年間宿泊数を踏まえて判断しましょう。ホテルで十分にメリットを得られるかが鍵です。
マイルを重視するなら
移行先の多さに魅力を感じていたのか、それともANAやJALにしか移行していなかったのかを振り返りましょう。特定の航空会社に絞ればより効率的にマイルを貯められるカードも存在します。
総合的な特典を求めるなら
海外旅行の頻度やホテル宿泊数、ステータスの必要性を考慮し、特典が充実した他のプラチナカードも検討するとよいでしょう。
自分だけの答えを見つけよう
今回の改定は、Marriott Bonvoy アメックス・プレミアム・カード保有者にとって、使い方を見直す良い機会です。
年会費と引き換えに得られるメリットが、これからもあなたのライフスタイルに合っているか。焦って結論を出す必要はありません。次の年会費が発生するまでに、この記事を参考にして、自分に合った答えを見つけてみてください。
代替候補となるカードは次の記事で紹介します。
クレジットカードを選ぶとき、「ポイント還元率が高いから」「キャンペーンが魅力的だったから」「周囲が使っているから」といった理由で選んでいませんか?もちろん、それらも立派な判断材料です。しかし、目先のお得さばかりを追い求めてカードを増やしていくと、ポイントが分散してしまい、結果的に思ったほど貯まらない…ということも少なくありません。その原因は、「入口」にフォーカスしているからです。
入口=どこで使うか、出口=カードになにを求めるか、決済金額=一年にどれくらい使うか。
この3つを掛け合わせて分析することで、はじめて“本当に使える”クレジットカードが見えてきます。なかでも最も重要なのが、「出口=目的」を明確にすること。何を得たいのかがはっきりすれば、カード選びも自然と決まります。当サイトでは、「出口から逆算して決済金額に最適化する」ことを提案しています。
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