デパート系のクレジットカードは、その還元率の高さで幅広い年齢層の方々から人気を得ています。
カードの年会費は無料のものもありますが、1,000円~2,000円程度かかることも。たとえば高島屋の発行している「高島屋カード」は年会費がかかりますが、8%という超高還元率で会員にポイントを付与していますし、「ミレニアム/クラブ・オンカードセゾン」などは最高7.5%という還元率を会員に提供しています。
年会費がかかるカードでも、カード会員向けの割引特典が受けられるので、使い方次第で年会費以上の特典を享受できます。もしよく利用するデパート・百貨店があれば、そこで発行されているクレジットカードを持つことでお得に買い物ができます。
ここでは、デパート系のクレジットカードの特典、お得な利用方法についてまとめました。
この記事によって分かること
エポスカード 年会費永年無料 入会で2,000円分ポイント付与
マルイによく行く人におすすめなのが、年会費永年無料の人気カード「EPOS CARD(エポスカード)」です。
エポスカードは入会時の特典が充実しています。
まず店舗で入会した場合はマルイで使える2,000円分のショッピング券がもらえ、インターネットや郵送で入会した場合は2,000円分のエポスポイントがもらえます。
優待期間中にマルイでカードを利用をすると10%オフになります。
さらにカードの年会費は無料にもかかわらず、最高500万円の海外旅行保険が自動付帯します。今のご時勢かなり貴重な存在です。
基本は1,000円につき1ポイント貯まります。(還元率0.5%)
貯めたエポスポイントは、1ポイント1円としてマルイで使ったり、エポスVisaプリペイドカードに移行して使うことができます。商品券やギフト券、他社ポイントへの交換も可能です。
年会費無料で優待割引額も大きいので、マルイで買い物をする予定のある方は必ず持っておいたほうがいいでしょう。
例えば10,000円の商品を購入する場合、優待期間中にエポスカードで購入すれば10%オフになりますので1,000円も割引されます。
エポスカードにはゴールドカードが存在します。
年間で50万円以上カードを利用した方は翌年から年会費が永年無料となり、通常のエポスカードの特典にプラスして空港ラウンジ無料サービスや、ゴールドカード会員専用のトラベルデスクなどが付帯されます。
ポイントが3倍になる「選べるポイントアップショップ」で対象のショップやサービスでポイント還元率が1.5%になる特典もつきますので、まずは一般のエポスカードを使ってみて、ゴールドの取得を目指してみるのもいいでしょう。
PARCOカードはパルコでの買い物で最大7.5%ポイント還元
PARCOによく行くなら入会金&年会費永年無料の「PARCOカード」がおすすめです。
PARCOカードは、「PARCOポイント」と「永久不滅ポイント」2種類のポイントが貯まります。
「PARCOポイント」は、110円(税込)につき2~7ポイント(還元率2~7%)貯まり、貯まったPARCOポイントは1P=1円として全国のパルコ・PARCO ONLINE STOREで使えます。貯まるポイント数は、ランクによって異なり、使えば使うほどランクが上がる仕組みになっています。
全国のパルコやパルコオンライン以外での利用は、永久不滅ポイントのみ付与されます。
「永久不滅ポイント」は、1,000円(税込)につき1ポイント貯まり、有効期限がありません。(ポイント還元率0.5%)
PARCOカードをPARCOで利用するとサインレスで買い物ができます。30,000円未満の1回払いに限りますが、署名をせずに買い物ができるのは会計時の時間を短縮できてとても楽です。
ミレニアム/クラブ・オンカードセゾンは西武・そごうで最大7.5%還元
年会費永年無料の「ミレニアム/クラブ・オンカードセゾン」は、そごうのミレニアムカードと西武のクラブ・オンカードが融合したクレジットカードです。
そごう・西武・セブン-イレブン・イトーヨーカドー・デニーズなどでショッピングをすると、ミレニアム/クラブ・オンポイントと永久不滅ポイントの2つのポイントがダブルで貯まるのでとてもお得です。
加盟店以外の場所での利用分には永久不滅ポイントのみが付与されます。
クラブ・オンポイントは西武・そごうでの年間利用額に応じて、5~7%ポイントが還元されます。
上記に永久不滅ポイントの還元率0.5%をプラスするので、つまり最高で還元率はなんと7.5%まで上がります!普通のクレジットカードではまずありえない数字ですね。
年間利用額で決まった本会員のポイント還元率は、登録している家族カードにも適応されるのが凄いところです。
さらに「プラスポイントフェア」といって、基本ポイント率2%の商品を対象に+2%分のポイントを付与する特別期間も用意されています。
おまけに誕生月の1ヶ月間は、そごう・西武どちらでもミレニアム/クラブ・オンカード対象商品1,000円(税抜)以上の買い物で1日につき200ポイントがプレゼントされます。
貯めたクラブオンポイントの使い道ですが、1ポイント=1円として西武・そごうで利用することができます。
ただしクラブオンポイントは永久不滅ポイントと違い、付与から24ヶ月以内に使い切らなければいけないので注意しましょう。
また年間利用額が50万円以上の会員はそごう・西武各店の駐車場を2時間まで無料で利用できます。100万円以上の場合は3時間まで無料になります。
ミレニアム/クラブ・オンカードセゾンのメリットはダブルでポイントが貯まる事だけではありません。
年会費無料でステータス性の高いアメックスブランドが持てる!という点もとても魅力的です。
アメックスは海外でも信用度が高く、なにより海外での利用で永久不滅ポイントが通常の2倍貯まる特性をもっています。
もし、そごうや西武でよく買い物するなら、絶対に持っておきたいカードです。
MICARD+(エムアイカードプラス)は、三越・伊勢丹グループ百貨店で最大10%還元
「MICARD+(エムアイカードプラス)」は、三越、伊勢丹、丸井今井、岩田屋で最大10%までポイント付与率が上がります。
初年度は年会費無料、翌年度から2,200円(税込)です。三越伊勢丹グループ百貨店以外での基本ポイント率は0.5%です。
三越伊勢丹グループ百貨店の3,000円(税抜)以上の商品を購入した場合、初年度の還元率は5%です。前年度の利用合計金額によって次年度はポイント付与率が8~10%までアップします。
ポイント付与率は、年間お買い上げ額が30万以上の場合は8%、100万円以上なら10%となります。
ひとつの百貨店でのお買い上げ額だけではなく、対象百貨店すべてのお買い上げ金額が統合されるので、たとえば1年のあいだに三越で10万、伊勢丹で20万を利用したとすれば、合計で30万円なので還元率は8%になります。
ただ、割引が適応される商品がかなり限られているようです。
1品が3,000円未満の商品やセール品、食料品および飲食代、写真室、美容室、理容室、エステでの利用、送料、お仕立て代、工料、修理代、ゲーム機本体、三越トラベル、JTB伊勢丹トラベル、伊勢丹スイング、各種ギフトなどは優待の対象外となります。
三越伊勢丹グループ百貨店の食料品・レストラン・喫茶、一品3,000円(税抜)未満の商品は還元率1%です。
東急カードは、東急百貨店で最大10%還元
東急系列のお店でよく買い物をする方におすすめなのが、東急カードです。
年会費は初年度無料で2年目から本人カードは1,100円(税込)です。基本は利用200円(税込)ごとに1ポイント付与ですが、東急百貨店での年間利用額に応じて翌年のTOKYUポイントが3%~10%までアップします(ただし食品、セール品は一律で1%)。
たとえば東急百貨店の場合、10万円未満で3%、10~50万円未満で5%、50~100万円未満で7%、100~300万円未満で8%、300万円以上からは10%……といった感じです。
この還元率が7%以上の利用金額になると、駐車料金が最大で5時間も無料になります。
また1年間の利用額が100万円〈税別〉以上になると、年間お買上げ額に応じたサンクスポイントがプレゼントされます。
さらに東急ストア・とうきゅう・プレッセでの月間お買上げ金額が2万円以上なら、翌月にボーナスポイントがプレゼントされます。
貯まったポイントは500ポイントから500円分商品券と交換可能。
東急系列のお店が近い場所にあり、なおかつよく買い物をするというかたには、ぜひ持っておきたい一枚です。
また、東急カードにはPASMO機能をつけられます。
設定したオートチャージ機能付きPASMOで東急の電車やバスに乗り、なおかつ同日にTOKYUポイント加盟店で同じTOP&ClubQカードで合計1,000円以上クレジットで買い物をすると、買い物で貯まるポイントに加えてさらに1日あたりTOKYUポイントを50ポイントがプレゼントされます。
ルミネカード
ルミネは首都圏に11店舗(大宮店・北千住店・新宿店・ルミネエスト新宿・立川店・横浜店・町田店・荻窪店・藤沢店・川越店・ルミネ・ザ・キッチン品川と大船ルミネウィング)かまえるショッピングセンターです。
休日に友人と一緒にショッピングに行く人も多いのではないでしょうか?
ルミネでショッピングを楽しみたいなら、忘れてはいけないのが「ルミネカード」の存在です。
ルミネカードを持っていれば、いつでもルミネで5%OFFのサービスが受けられます。また、年に数回10%オフになるチャンスも。
もちろんバーゲン時にも5%OFFは適用されるので、ただでさえ安いバーゲン品をさらに5%安い超特価で手に入れることができます。
おまけに1回払いだけではなく、分割払いやボーナス一括払いでも5%OFFになるんです!また年に数回だけ、割引率が5%から10%に増える特別期間がありますので、高額な買い物はそのキャンペーン時を狙いましょう。
またルミネカードは年間利用金額に応じて、「ルミネ商品券」が会員にプレゼントされるサービスもおこなっています。
年間利用金額が20万~50万円未満の場合は1,000円分、50万~70万円未満の場合は2,000円分、70万~100万円未満の場合は3,000円分、100万円以上の場合は5,000円分がプレゼントされます。
さてここで気になるのは年会費。ルミネカードは入会金・初年度年会費無料ですが2年目からは1,048円(税込)の年会費がかかります。
しかし、たとえば10%割引特別期間に1万円分の買い物をした場合、すぐに年会費の元が取れてしまいますので、使い方によっては年会費がどうでもよくなるほどの得を生んでくれるカードになります。
またルミネカードはSuicaが搭載されているビューカードでもあるので、VIEWポイントを貯めることもできます。
きっぷや定期券の購入などで通常の3倍(1,000円で6ポイント(15円相当))のVIEWポイントが貯まり、貯まったポイントは交換手数料無料で400ポイントを1,000円分のSuicaチャージ交換できます。
また通常のショッピングや公共料金の支払いでも1,000円につき2ポイントが貯まります。
海外旅行傷害保険(自動付帯)最高500万円も付帯されているので、至れり尽くせりです。
タカシマヤカードは高島屋で最大8%還元
高島屋をよく利用される方、また高島屋で高額な買い物をする方にぜひ知っておいてもらいたいのが「タカシマヤカード」です。
このカード、高島屋で利用するとショッピング利用額100円ごとになんと8%ものポイントが還元されるんです!ポイントアップ期間中はさらにポイントが10%にアップするので、その期間を狙って高額な買い物をすればかなりのポイントを貯めることができますね。
たとえば8万円の買い物をタカシマヤカードで決済すれば、なんと6,400ポイントも還元されます。
なお貯めたポイントは2,000ポイントで高島屋買い物券2,000円分に交換できます。
獲得ポイントは毎月末日で集計され、翌月23日以降に買い物券へと交換できます。交換は各店ポイント交換機を利用ください。
高島屋に頻繁に行かれる方は、高島屋で買い物したポイントで買い物券をもらい、それを利用してまた買い物をする…という流れを作ってしまうとお得ですね。
私の母も高島屋によく行くのでこのカードを持っていますが、忘れたころに2,000円券が自宅に贈られてきて得をした気分になります。
そして旅行傷害保険も充実しています。利用付帯で国内旅行傷害保険最高1,000万円、海外旅行傷害保険最高2,000万円。
ANAマイレージクラブも提携しているので、移行手数料無料で「お買い物券」2,000円分を500マイルと交換することもできます。
ただこの換算レートだと損をしていることになるので、買い物券は買い物券のまま使用したほうが良いでしょう。
なお、タカシマヤカード会員は、高島屋の駐車場が2時間無料になります。
年会費は2,200円(税込)かかってしまいますが、使い方によってはかなりキャッシュバック率の高いカードになるのではないでしょうか。
大丸松坂屋カードは、大丸・松坂屋で最大5.5%還元
DAIMARUカードとマツザカヤカードがひとつになった大丸松坂屋カードの年会費は2,200円(税込)です。入会時にもれなく2,000ポイント、最大6,000QIRA[キラ]ポイントが付与されます。
大丸・松坂屋では、一度のお買物で「大丸・松坂屋のポイント(還元率最大5%)」と「QIRA(キラ)ポイント(還元率0.5%)」2つのポイントが貯まります。QIRA(キラ)はカード利用で付与されるポイントです。
大丸・松坂屋のポイントは、ボーナスポイントも貯まり、半年ごとに最大100%のボーナスポイントが付与されます。
また、お買物安心保険 年間最大200万円まで補償(JFRグループ内)年間最大100万円まで(グループ外利用)が付帯します。
大丸松坂屋カードを持てば、大丸ミュージアムの入場料が優待料金で入場できます。さらに大丸ミュージアムで開催される美術催の優待クーポンなどが利用できます。
OPクレジットカードは小田急百貨店で最大10%還元
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小田急百貨店でお得に使えるOPクレジットカードは、小田急電鉄が発行しているクレジットカードです。
初年度年会費無料、次年度からは550円(税込)がかかりますが、前年度に1回でもカードを利用すれば次年度の年会費は無料となります。
基本は200円(税込)につき1ポイントの小田急ポイントが貯まり、加盟店ではカード提示で最大10%までポイント還元率がアップします。
なお貯めたポイントは1ポイント=1円として小田急百貨店で利用することができます。
また特別優待、季節の贈り物など、会員だけの特別セールなども定期的に開かれます。
特別優待期間は、小田急が決めた期間、通常よりも高い還元率でポイントを得られるサービスです。
たとえば期間中の還元率が5%オフと決められた場合、そこにカードの還元率(5~10%)も加算されるので、最大で15%もの割引でお買い物をすることができます。
最近では布団製品なdどが20%割引対象になりましたが、これにカードの割引が加われば最大30%オフでそれらを購入することができます。
OPカードはPASMOのオートチャージサービスに紐付けでき、カードでのオートチャージ1,000円(税込)につき5ポイント貯まります。
ロマンスカー@クラブ会員限定ですが、前月の特急料金総額に応じてポイント率がランクアップ、最大5%のポイントが貯まる特典もあります。
駐車場無料サービスも見逃せない
車を持っていない人にはあまり関係のないお話かもしれませんが、デパート系クレジットカードを持つメリットの一つとして「駐車場代が割引もしくは数時間無料になる」という点があげられます。
日用品などをまとめ買いする場合、荷物を歩いて運ぶのは大変。でも車を使えば駐車場代も馬鹿になりません。
ひんぱんに行かれる方はクレジットカードの特典をぜひご活用ください。
2016年11月22日 作成
2024年6月13日更新
エポスカード
会員限定セールで10%オフ / マルイでどっさりポイント獲得 / Edyのチャージ&利用でポイント獲得 / 年会費無料なのに旅行保険が利用付帯
皆さんは「ポイント還元率が高いから」「ポイントやキャッシュバックなどのキャンペーンが良かったので」「友人知人が使っているから」といった理由でカードを選ばれることが多いと思います。お得ばかりを追い求めてカードを作り続けるとポイントが分散して貯まりません。それは入口にフォーカスしているからです。
入口=どこで使うか、出口=カードになにを求めるか、決済金額=一年にどれくらい使うか。
この3つの要素が揃って、はじめて有効なクレジットカードを選ぶことができます。大事なことは最終的にクレジットカードに求めるものを明確にすることです。つまり出口を決めることから始まります。当サイトでは「出口から逆算して決済金額で最適化する」ことを提案します。
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