クレジットカードの申し込み用紙に虚偽の記載をした場合、規約によって無条件解約となる場合や強制利用停止となる場合もあります。
クレジットカードの申し込み用紙(オンラインの場合は申込フォーム)には、氏名、住所、連絡先、勤務先、勤務先住所、年収、引き落とし銀行口座などの個人情報を数多く記入します。
転職してからあまり時間が経っていない方や引っ越ししてすぐの方など、状況によってクレジットカードの申し込み用紙に本当のことを書きたくないという方もいることでしょう。
本当のことを書いてしまったらクレジットカードの審査に通らないのでは?と心配になりますよね。
しかし、クレジットカードは、クレジットカード会社からの信用によって成り立っているものですので、虚偽の記載をすることで、クレジットカード会社からの信用を失ってしまう可能性が非常に高くなります。
特に複数枚のクレジットカードをお持ちの場合、同じカード会社で過去に申し込みをされたクレジットカードの登録内容と、著しく異なる内容の申し込みをされた場合には、不審に思われることがあるかもしれません。
それで、年収を偽って申し込んでいた場合に、収入証明書の提出が求められてしまえば、虚偽申告でないことを証明するのが難しくなります。
クレジットカードの規約では、クレジットカードの申し込み時に記載した内容に変更があった場合には速やかにクレジットカード会社に変更内容を届けることになっていますので、経年によって申し込み内容に変更があった場合は登録情報の修正をすることになります。
クレジットカードの申し込み時に審査に落ちてしまうことを考えて虚偽の記載をついしてしまったという方もなかにはいらっしゃるようですが、こうした行動こそがクレジットカード会社からの信用を失う引き金になってしまいますので、審査のことを心配されるお気持ちはわかりますが、クレジットカードの申し込み用紙には、事実のみを記載していただきたいと思います。
クレジットカードの申し込み用紙の記載内容は、クレジットカード会社がクレジットカードの発行の審査をするために必要かつ重要な情報になっています。
虚偽の記載にもかかわらず、クレジットカードが発行できてしまった場合でも、クレジットカード会社が虚偽の記載に気付いた場合には、クレジットカードの利用者に通知することなくクレジットカードの利用を停止したり、場合によっては強制退会になることもあります。
また、こうした虚偽記載を繰り返すなど悪質だと判断された場合には、告訴されてしまうおそれもありますので、安易なお気持ちで虚偽記載をされることがないよう、お気を付けいください。
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