LINEポイント LINE Payカード活用

LINE Payでは2020年5月より「LINEポイントクラブ」が導入され、ポイント還元プログラムが大幅に変更になりました。

LINEポイントの還元対象や還元率など色々と仕様が変わりました。

それにより、プリペイド式の「LINE Pay カード」で決済しても一切ポイントがもらえなくなりました。

その一方で、Visa LINE Payクレジットカードでは、2021年4月まで3%の高還元率でLINEポイントがもらえ、LINE Payを通してクレジットカード払いする「チャージ&ペイ」でも、ランクに応じて最低1%から最高3%までのポイントバック。

Visa LINE Payクレジットカードユーザーにとって、LINEポイントはかなり貯まりやすくなっています。

貯めたLINEポイントの使い道は、LINE PayでのQRコード・バーコード決済やLINEスタンプ、LINEデリマなどのLINEのサービスでも使えますが、最も使いやすいのがプリペイドカードの「LINE Pay カード」です。

そんなLINEポイントの使い勝手が良いLINE Pay カードで買えるもの買えないものについてまとめたので、LINEポイントの使い道の参考にしてください。

LINE Pay カードはJCB加盟店で使えるプリペイドカード

ラインペイカード

LINE Pay カードで使えるのは、以前はLINE Pay残高のみでしたが、2020年2月にLINEポイントも使えるようになり、LINEポイントの使い道が一気に広がりました。

LINE Pay カードはプリペイドカードですが、JCBブランドが付いているので、多くのJCB加盟店で使えます。

また、Amazonや楽天、メルカリといったネットでの決済にも使うことができるので、スマホ決済のLINE Payと比べてもはるかに多くの店舗でLINEポイントを使えます。

ですので、どれだけLINEポイントが貯まっても使い道に困ることがありません。
(一部、LINE Pay カードでは決済できない店舗、サービスもあります)

LINE Pay カードはプリペイドカード 審査なし

LINE Pay カードは、プリペイドカードなのでクレジットカードのような審査がありません。

LINEアカウントがあれば誰でも作ることができますが、18歳以下の方は保護者の同意が必要です。

無料で発行できる

LINE Pay カードは無料で発行でき、年会費もかかりません。

無料で持てるカードですが、国際ブランドはJCBなので、全国のJCB加盟店で利用できます。(一部利用できない店舗があります)

「LINE Pay」バーチャルカードとリアルカードの違い

バーチャルカードはスマホの中で発行する電子カードです。

LINEアプリのウォレットから、LINE Payの利用手続きをしてバーチャルカードが発行できます。

バーチャルカードの発行手続きをすれば、すぐに使えるようになります。

LINE Payのバーチャルカードは、実物のカードがないので、主にカード情報を入力して決済するオンラインショップや、クイックペイ(アンドロイドのみ)などで利用できます。

ただし、LINE Pay カードは3Dセキュア(本人認証サービス)に対応していません。

リアルカードも同じように、LINEアプリのウォレット LINE Payから発行でき、申込後、1~2週間でカードが届きます。

利用限度額はアカウントによって違う

アカウントタイプによって利用上限が異なります。

LINE Payには、「LINE Money」と「LINE Cash」の2種類があります。

ご自身がどちらのアカウントなのかは、LINE Payの設定から確認できます。

本人確認が完了していれば、アカウントタイプは「LINE Money」になります。

本人確認は、銀行口座を登録するか、写真付きの身分証を使った「スマホでかんたん本人確認」で手続きできます。

LINE Payに銀行口座からチャージしていれば、アカウントタイプは「LINE Money」になっているはずです。

プリペイドカードですので、事前に銀行口座などから残高チャージが必要ですが、銀行口座からのオートチャージ設定もできます。

オートチャージ設定をしていなかったり、していても銀行口座の残高が足りない場合、支払いが完了しません。

Visa LINE PayクレジットカードをLINE Payに登録すれば、残高を気にせずLINE Payカードで支払いができます。

LINE Pay カードで支払う場合、たまったLINEポイントも、残高などと一緒に支払いに使えます。

LINE Money LINE Cash
利用上限1回あたり 100万円 10万円
利用上限1か月あたり 上限なし 10万円

支払い回数は1回のみ

LINE Payカードは1回払いのみです。

分割払い⋅リボ払い⋅2回払い⋅ボーナス払いはできません。

利用上限・海外利用

海外での利用 LINE Money LINE Cash
海外の実店舗 利用可 利用不可
海外のオンライン決済 利用可 利用可※

※2018年7月25日以降は、EUに関連する加盟店を除く海外のオンライン決済でのみ利用可能
※EUに関連する加盟店でオンライン決済を利用したい場合は、LINE Moneyアカウントが必要

LINE Pay支払いで使えるLINEポイントの有効期限

LINEポイントの有効期限は、最後にポイントを取得してから180日。

以前はポイントごとに獲得した日から180日経つと消滅していまいましたが、現在は最後にLINEポイントを獲得してから約半年間、全ポイントが有効になります。

LINE Pay カードで買えるもの・使える店舗

LINE Pay カードは全国のJCB加盟店で使える

バーコードを見せたりお店のQRコードを読み込んで支払うスマホ決済の「LINE Pay」は、コンビニやドラッグストアなどチェーン店での導入が増えていますが、導入していないお店が少なくないです。

「LINE Payカード」は国際ブランドがJCBなので、国内で800万店を超えるJCB加盟店で利用でき、使えるお店はぐんと広がります。(JCB加盟店でも一部利用できないお店があります)

LINE Pay カードが使えるショッピングサイト

オンライン決済でも同様で、スマホの「LINE Pay決済」はラクマやZOZOTOWN、Joshin webショップなどで使えますが、Amazonや楽天といった大手ショッピングサイトでは使えません。

けれども、JCBブランドのプリペイド「LINE Pay カード」を使えば買い物できるサイトが断然多くなります。

  • Amazon
  • 楽天市場
  • ヤフーショッピング
  • PayPayモール
  • メルカリ
  • ヤフオク!
  • minne

これだけのショッピングサイトでLINE Pay カードが使え、大抵のものは手に入ります。

JCBブランドのLINE Pay カードはクレジットカードとして登録することで各ショッピングサイトで使えます。

ですが、LINE Pay カードはプリペイドカードなので、プリペイドカード不可のショップなど一部使えない場合もあるようです。

また、3Dセキュア(本人認証サービス)が必須になっているオンラインショップでは買い物ができません。

モバイルSuicaにチャージできる

LINE Pay カードからモバイルSuicaにチャージしてもポイントは付きませんが、チャージすることはできます。

LINE Pay カードで買えないもの・できないこと

LINE Pay カードは、たくさんお店舗、ネットショップで使えますが、LINE Pay カードがプリペイドカードであるゆえに支払えないものもあります。例えば、

  • 高速料金
  • ガソリン代
  • 携帯電話料金(LINEモバイルの利用料にLINEポイントは使える)
  • 公共料金(LINE Payの請求書支払いではLINEポイントが使える)
  • 保険料
  • レンタルサーバー代

などにはLINE Pay カードは使えません。

つつがなく支払われることが前提となっている「月々の支払い」の決済はできません。

また、

  • 商品券
  • POSAカード(iTunes ギフトカード、Amazonギフトカードなど)

などの換金性の高い商品の購入にも使えません。

電子マネーはチャージできないものが多い

LINE Pay カードからSuica以外の電子マネー、楽天Edy、WAON、nanacoへのチャージはできません。

最近は、自社で囲い込む傾向が高く、LINE Pay カードのようなプリペイドカードではない「クレジットカードからのチャージ」でも使えるカードが限られてきています。

例えば、nanacoの場合、チャージ用のカードとして新規登録できるのはセブンカード・プラスのみです。

Suicaと同じ交通系の電子マネー「PASMO」「モバイルPASMO」にも、LINE Pay カードからチャージできません。

QRコード決済との紐付け

LINE Pay カードは他のQRコード決済とも紐付けられません。楽天ペイは楽天カード以外のJCBが紐付けられませんし、PayPayはヤフーカードのみとなっています。

d払いは、わりといろいろなクレジットカードと紐付けられますが、「本人認証サービス(3Dセキュア)に対応していないカードは使えない」としていてLINE Pay カードは登録できません。

JCB海外加盟店ではLINEポイントは使えない

LINE Pay カード自体は、JCB加盟店であれば海外の実店舗⋅オンラインともに決済できます(本人確認されていないLINE Cashアカウントはオンラインのみ)ですが、海外加盟店ではLINEポイントは使えません。

Amazonの一部で海外利用になるような場合も同様にLINEポイントが使えません。

しかしAmazonの場合は、LINE Pay カードでLINEポイントをAmazonギフト券へチャージすれば解決できます。

LINE Pay カードの決済にはポイントは付かない

2020年5月のLINE PayのLINEポイントクラブへの移行で、LINE Pay カードでの決済はポイント還元されなくなりました。

Visa LINE Payクレジットカードの使用時(チャージ&ペイ含む)のみポイントが付きます。

なので、LINE Pay カードで、LINEポイントを使用してもLINE残高で支払ってもポイントは付きません。

マイルに移行できない

LINEポイントは2019年末に各種ポイントへの移行が全くできなくなりました。

中でもマイルに交換できなくなってしまったことを残念に思う人も多いと思います。

LINEポイントはマイルに交換できなくなってしまったので、特典航空券の取得はできませんが、楽天トラベル、Yahoo!トラベルではLINE Pay カードによって、楽天トラベル、Yahoo!トラベルで航空券やホテルの宿泊代などに使うことができます。

LINEトラベルはいくつもの旅行会社の比較サイトなので、JCBが使える旅行会社、旅行サイトであれば、LINEポイントも使えます。

LINE Pay カードで買えるもの、買えないもの まとめ

Visa LINE Payクレジットカードを使って貯まったLINEポイントは、LINE Pay カードを使えば、たくさんのJCB加盟店、大手のショッピングサイトで使うことができます。

高速代やガソリン代、公共料金などの一部支払えないものもありますが、これだけ広範囲で使えればLINEポイントの使い道に困ることはまずないでしょう。

LINE Pay カードでLINEポイントをお得に増やす裏技

LINEポイントを他の電子マネーに移してお得なPOSAカードを買ったり、LINE Pay カードを他のQRコード決済で使ってポイントを取ったりができません。

ですが、Amazonプライム会員であれば、キャンペーンにエントリーしてアマゾンギフト券残高にクレジットカードから5,000円以上チャージすると0.5%のAmazonポイントがもらえるようです。

LINE Pay カードはクレジットカードではありませんが、LINEポイントをAmazonギフト券へチャージできるので、もらえる可能性があります。

キャンペーンのエントリーはこちら

また、LINE Pay カードは関係ありませんが、LINEポイントは、LINE証券を使って現金化できます。

その現金をVisa LINE Payクレジットカードで使って3%のLINEポイントをもらう、そのポイントを現金化する、そのサイクルをグルグル回すことでちょっぴりお得にLINEポイントを増やすこともできます。

2020年5月27日 作成
2020年6月30日更新


メルマガ皆さんは「ポイント還元率が高いから」「ポイントやキャッシュバックなどのキャンペーンが良かったので」「友人知人が使っているから」といった理由でカードを選ばれることが多いと思います。お得ばかりを追い求めてカードを作り続けるとたいていポイントが分散してしまいます。それは入口にフォーカスしているからです。

入口=どこで使うか、出口=カードになにを求めるか、決済金額=一年にどれくらい使うか。
この3つの要素が揃って、はじめて有効なクレジットカードを選ぶことができます。大事なことは最終的にクレジットカードに求めるものを明確にすることです。つまり出口を決めることから始まります。当サイトでは「出口から逆算して決済金額で最適化する」ことを提案します。

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