クレジットカード会社は、不正利用を未然に防ぐために不正検知システムを導入しています。

クレジットカードで一度に数十万円単位のショッピングをされた場合やパソコン等のように転売しやすい高額商品を購入された場合に、時にクレジットカードの不正検知システムの網にかかり、会員本人に確認の電話がかかってくることがあります

例えば、高級ブランドの商品(バッグや時計など)、パソコンやゲーム機といった高額で換金しやすい商品を購入された際や、高額商品を立て続けにいくつも購入されるなど、いつもの購入パターンとは異なる購入の仕方をされた場合などに、クレジットカード会社が導入している不正検知システムにひっかかってしまうことがあります。

不正検知システムには、多くのクレジットカード会社が利用しているFalcon(ファルコン)、PRISM、FDSなどや、それぞれのクレジットカード会社独自のシステムなど、いろいろな不正検知システムがあります。

こうした不正検知システムは、常時クレジットカード会員と加盟店との契約状況を監視し、不正利用がされていないかをチェックし続けています。

どういった加盟店でどういった商品がどのクレジットカード会員によって購入されたのかということを監視するとともに、過去の利用履歴と照らし合わせてあきらかに異常な利用の仕方だと考えられる際には、この不正検知システムに引っかかり、本人確認の電話が必要になると考えられます。

また、こうしたシステムだけに頼るのではなく、日々不正利用を検知するためのモニタリングをしているスタッフを雇っているクレジットカード会社もあります。

時には、不正利用ではなく、本人による利用であったとしても、明らかに今までの購入パターンとは異なる場合、例えば、高額商品を購入された場合などは、本人確認の電話連絡が入ってくることも考えられますし、購入の際に電話承認が必要となる場合もあります。

クレジットカードの利用状況によっては、数百円といった少額の取引であっても、窃盗団などによるクレジットカードが利用可能かどうかを判断するための確認ととられてしまい、不正検知システムにひっかかってしまうおそれもあります

もちろん電話承認や電話連絡などによって本人確認さえとれれば、クレジットカード利用可能額の範囲内であれば問題なくショッピングをしていただくことができますので、ご安心いただきたいと思います。

こうした電話による本人確認は、利用者側から見れば面倒な一面もありますが、こうしたシステムがあることで、かなりの数の不正利用を未然に防ぐことができるようになりつつありますし、こうしたシステムを利用していただくことで、不正利用を未然に防ぎやすくしていただくこともできることでしょう。

例えば、ショッピングの際に外出先で利用されるメインのクレジットカードを、食料品や日用品、服飾小物用のメインのクレジットカードに限定され、家電製品や高額商品用には別のクレジットカードを必要なときのみ持ち歩かれ、インターネットショッピングでは、いつも同じ別のクレジットカードを利用されるなど、それぞれのクレジットカードに限定した購入パターンを決めておかれることで、もしもの不正利用の場合により検知がされやすくなると考えられます。

こうした利用の仕方によって、クレジットカードを上手に利用していただきたいと思います。


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