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経理業務の効率化、コストの削減など、ビジネスをサポートする法人カードが、企業・個人事業主の間でも人気を呼んでいます。日本のクレジットカードのパイオニア「JCB」は、1961年設立時に法人カードの発行を開始し、中小企業・個人事業主の立場に立った幅広いサービスを提供しています。クレジットカードDBでは、株式会社ジェーシービーの本社(東京・港区)を訪ね、法人カードのメリット、JCBならではのサービス、おトクなポイント、18歳以上の若い世代から使える「JCB法人カード」の魅力を担当者に直撃インタビューをしました。

<株式会社ジェーシービー イシュイング本部 イシュイング推進部 商品企画グループ 副主事 佐藤瑠美氏 下田優氏>
(取材日 2018年1月 インタビュアー 日高博)

業務の効率化、経費削減に役立つ各種サービス

——まずは「JCB法人カード」の特徴を教えてください。

佐藤 「JCB法人カード」は、経営者や個人事業主向けに発行されるクレジットカードです。社長、社員にカードが発行されて、利用額は法人名義の銀行口座から引き落とされます。現金精算、立替金の精算がなくなり、経理業務の効率化につながるのが、まず一つの特徴です。

——具体的に「JCB法人カード」はどんな方が利用されていますか?

佐藤 小売業、製造業、建設業、運送業、不動産業、サービス業など、ジャンルを問わず、幅広い業種で、ご利用いただいております。中でも、トラックやタクシーなどの運送関連の会社や営業車をたくさん抱える会社に有効活用されています。高速道路料金やガソリン代の支払いにご利用いただき、さらに、無料で複数枚、ETCカードを発行できますので、その点もメリットがあると思います。

——ETCカードが無料で何枚でも作れるんですか?

佐藤 はい、JCB法人カードの発行枚数とは関係なく、複数枚の発行が可能です。さらにETCカードは年会費無料なので、トラックを何台も所有する運送業や営業車をたくさん使われている企業様から根強い人気があります。

——あらゆく経費の支払いをこのカードで一本化できますか?

佐藤 はい。例えば、新幹線代・飛行機代・宿泊費などの出張旅費、新聞・雑誌の購読費、水道・電気・ガスの光熱費、携帯電話などの通信費、パソコンや業務ソフト購入日、文房具、コピー用紙などWEBでの購買、お中元・お歳暮の品代、電報費用、また交際費、接待等もこのカードでお支払いいただけます。個人で立替払いをする必要がなくなり、経理精算業務の手間が軽減できます。振り込みや代引き(代金引換)、手数料が削減できるなど、手間がかからないのも法人カードのメリットです。

——対象年齢が「18歳以上」とありますが、若い事業主にも使ってほしいカードということでしょうか?

下田 はい、大学在学中に起業されて、経営者になられる方も増えていますので、「18歳以上」という年齢に設定させていただいています。最近の傾向としては、IT関連などで起業される方が多く、これからは若い事業主の方が、法人カードをご利用いただく時代になっていくと思います。

経理もラク・社員もラクになるサービス

——「JCB法人カード」は経理業務の効率化が魅力だとか?

佐藤 法人カードなら、カードご利用代金明細に、支払先、日付、金額などが明記されているので、そのデータを会計事務所に送るだけで、経理業務がとてもラクになったと、ご好評いただいています。また、会員専用WEBサービス「My JCB」を利用すると、カードのご利用代金明細、ご利用可能額、ポイント残高などを確認できます。管理者の方は、法人カード利用者全員のご利用明細も確認できるので、経費の透明化にも役立ちます。ビジネスでの経費をJCB法人カードによる支払いに一本化すれば、ビジネスとプライベートの区別が明確になります。

——大企業向けの「コーポレートカード」について教えてください。

佐藤 「JCBコーポレートカード」は大企業向け一括決済型法人カードです。現金の取り扱いが不要となり、業務効率化・コスト削減・リスク軽減、社内キャッシュレスも可能です。仮払い・立替払い等の現金出納業務を削減、社員負担・業務負荷の軽減、振込作業の削減、さらに取引先へのお支払い先をJCBに一本化することによって、大幅な振込手数料削減につながります。大企業向けの「JCBコーポレートカード」については、ご入会希望の企業様ごと、ご相談をお受けし弊社の営業がご提案させていただいています。

——支払い方法は、2回払いも可能ですか?

佐藤 「JCB法人カード」なら、お支払い方法が1回払いと2回払いの2種類から選べます。ショッピング1回払いの際は、支払い期間が最短24日・最長57日の猶予ができます。法人カードを導入して、資金として使えるお金も増えて、売り上げと仕入れのバランスがよくなったという声もいただいています。

ゴールド、プラチナならではのサービスが充実!

——「JCB法人カード」は、一般、ゴールド、プラチナの3種類ありますが、最初からゴールドやプラチナは持てますか?

佐藤 入会に際しては、所定の審査がありますが、18歳以上の方であれば、どなたでもお申し込みいただけます。プラチナカードも招待制ではありませんので、最初からプラチナカードを持つ方もいらっしゃいますよ。

——ゴールドやプラチナを持つ比率は?

佐藤 個人カードと比べると、最初からゴールドカード、またはプラチナをご希望になる比率が高いですね。個人事業主の方にとって、ゴールドやプラチナはとても魅力で、そのステータスを最初からお求めになられますね。また、社長さんがゴールドカードならば、従業員さんも、同じゴールドカードになります。年会費は経費になりますので、最初からゴールドカード、プラチナカードをご希望されるケースが多いですね。そこは個人カードと違う点ですね。

——年会費の違いは?

佐藤 年会費が、一般法人カードが1,375円(税込)。ゴールドが11,000円(税込)、プラチナが33,000円(税込)です。使用者追加1名ごとに、一般法人カードは1,375円、ゴールドは3,300円、プラチナは6,600円です。発行枚数に制限はありません。オンラインでご入会いただいた場合、一般とゴールドは初年度年会費が無料です。なお、プラチナも含めて法人カードの年会費は「経費」としての計上が可能です。

出張もビジネスサポートも旅行もお任せ

——法人カードならではの保険が充実していますね。

下田 ご出張・ご旅行の際に、一般法人カードでも旅行傷害保険(国内/海外)が最高補償額3,000万円(条件あり)。ゴールドでは国内が最高5,000万円、海外が1億円(条件あり)。プラチナでは国内・海外ともに最高1億円が、カード利用なしでも自動付帯となっています。出張ごとの掛け捨て保険に関する手続きの手間とコストの削減になります。
 カードのご利用可能枠は、一般カードは10万〜100万円。ゴールドは50万〜250万円、プラチナは入会時150万円以上となっています。ショッピングガード保険は、JCBカードで購入された品物を、購入日から90日間、一般法人カードで海外のみ最高100万円。ゴールドとプラチナは、国内・海外ともに最高500万円を補償いたします。

——海外出張や旅行の際、航空ラウンジは?

下田 プラチナ・ゴールドの限定サービスとして、国内の主要空港および、ハワイ ホノルル空港内のラウンジサービスを無料でご利用いただけます。また、全国約1,200ヶ所の有名ゴルフ場のプレーの予約を代行する「ゴルフエントリーサービス」が受けられます。ご接待などでゴルフ場を利用されるお客様がご利用いただいています。

——ゴールとプラチナの差は?

下田 プラチナは、「プラチナ・コンシェルジュデスク」がご利用いただけます。ホテル、航空券の予約・手配などのご相談、ゴルフ場、レストラン、コンサートチケット、エンターテイメントなどのご相談など、個人秘書がいるというイメージで、24時間、365日、ご利用いただけます。例えば、出張先でお客様を接待した時、知らない土地でも「二次会の場所を探して」というような用件にもお調べしてお応えしています。また、世界約130の国や地域、約500都市で約1000ヶ所の空港ラウンジを無料で利用できる「プライオリティ・パス」が受けられるのもプラチナならではです。

——発行審査の際、チェックされるポイントはありますか?

佐藤 入会に関しては所定の審査があります。営業年数や、資本金、従業員数、年商など、お申し込みの際にご記入いただいていますので、総合的に判断させていただいています。

——キッシュバック型の「ビジネスプラス法人カード」も選べるとか?

佐藤 お選びいただける「ビジネスプラス法人カード」は、ポイント型ではなく、キャッシュバック型の法人カードです。キャッシュバック率は、前月のご利用額によって決まります。たとえば、前月100万円以上ご利用いただき、交通費や出張旅費、ガソリン代など、当月50万円分利用したとして、利用分の3%(最大月1万5,000円、年間18万円まで)が戻ってきます。キャッシュバック型の法人カードは珍しいので、こちらも根強い人気がありますよ。

ポイントをおトクに貯めて、お好きな商品に交換!

——ポイントが改善されて、よくたまるようになったとか?

佐藤 そうですね。JCBカードの毎月のご利用合計金額1,000円(税込)ごとに1ポイントがたまります。さらに2016年5月にリニューアルし、JCBオリジナルシリーズのメンバーに加わり、優待店等のご利用で、ポイントが貯まりやすくなりました。また海外でのご利用がポイント2倍(所定の条件あり)になり、海外出張がよりおトクになりました。

——ポイントが最大20倍も?

佐藤 「JCBオリジナルシリーズパートナー」(ポイント優待店)と提携し、例えば、シェル(ポイント2倍)、オリックスレンタカー(ポイント6倍)、ゴルフダイジェストオンライン(ポイント5倍)などでご利用いただくと、2〜10倍のボーナスポイントがたまるようになりました。また、ポイントアップモールの「Oki Dokiランド」経由のショッピングやamazon、楽天、Yahooなどからご利用いただくと、ポイントが最大20倍。法人カードは利用額が多いので、その分ポイントもたくさんたまりますよ。

——たまったポイントは、どのように使うのがおトクですか?

佐藤 人気の家電、グルメ、JCBギフトカード、日用品、ビジネス向けカタログギフトなど、様々な商品と交換ができます。ある社長さんのケースですが、年に一回、ポイントをJCBギフトカードに交換して、社員の皆様と食事会費用にお使いになっていましたね。また、ビールと交換し打ち上げや忘年会で有効に使われる社長さんもいらっしゃいます。

——申し込みはオンラインがお得ですか?

佐藤 一般カードとゴールドカードは、オンラインで申し込まれると、初年度の年間費が無料です。2018年の3月末までにお入会いただけたら、もれなく3000円分の「JCBギフトカード」をプレゼントしていまして、使用者追加も同時お申し込みの場合、お一人1,000円、最大2,000円のJCBギフトカードをプレゼントしています。3月以降も定期的に新規入会キャンペーンを行っていく予定です。

——「JCB STAR MEMBERS(スターメンバーズ)」とは?

佐藤 JCB法人カードを年間で一定額以上ご利用いただくと、メンバーシップサービス「JCB STAR MEMBERS(スターメンバーズ)」を特別にご提供いたします。年間100万円以上ご利用いただくと、翌年の「Oki Dokiポイント」が一般法人カードで最大50%。年間300万円以上ご利用いただくと、ゴールドで最大60%、プラチナで最大70%のボーナスポイントがたまります。法人カードなので、ご利用金額の達成が早いですね。

——法人カードを導入されていない個人事業主の方は多いんですか?

佐藤 確かに、まだまだ現金での振込や決済が多いのではないかと思います。しかし、これからキャッシュレスの時代を迎えますので、カード支払いのメリットを感じていただき、ぜひこの機会に、「JCB法人カード」のご入会をご検討いただきたいですね。

——ありがとうございました。

 JCB 法人カード(ポイント型)

 JCB ビジネスプラス法人カード(キャッシュバック型)


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