シティバンクゴールドカードを作ったのは1990年。年に数回外国旅行に出掛けるようになり、シティバンクに口座を開いたのですが、当時、シティバンクは口座の残金によって手数料が掛かるシステムになっていたため、手持ちの預金のほとんどを預け替えたところ、ゴールドカードを作らかないかとの案内が来たからです。
年会費が一万円も掛かるのは、少々迷いどころでしたが、諸条件により初回は無料という得点があったこと、またアメリカに数ヶ月滞在する予定があったことで、申し込むことにしたのです。
カードが手元に届いて、数ヶ月後、たまたまアイルランドの友人を訪ねることになったのですが、この旅先で予期せぬ事件が起きました。ベルファストに住む友人の親戚の家に立ち寄った際、バッグを車の座席に残していたのですが、約10分の間にピッキングされ全ての荷物が消えていたのです。
最初にしなければならないのがカード会社への盗難報告。VISAが付いていましたから、アイルランドのVISAに連絡したところ、日本人担当者の方が想像もしていないような手厚い対応をしてくれたのです。
現金がなくて困っているだろうから、明日、近くの銀行からお金を引き出せるように手配してくれるというのです。さらには、カードの再発行から、お金の返金法など、日本に帰ってからの諸手続きについても丁寧に説明して下さり、盗難にあったものは、ほぼ全てがカードでカバーされたのでした。
「入っていて良かった」と心底から思ったカードは、後にも先にもシティバンクゴールドカードになるでしょう。本カードは、旅行用として利用していたので、年間の利用額は50万以下に留まり、ポイントなどの利用も特にはありませんでした。
その後、転勤や転職などの諸事情により、更新したのは数回となります。ですが、本カードが海外で役に立つことは実証済みです。機会があればまた作りたいカードです。
海外旅行や滞在に不安がある方にとっては、シティバンクゴールドカードは、転ばぬ先の杖として作っておいても良いと言える一枚ではないでしょうか。
皆さんは「ポイント還元率が高いから」「ポイントやキャッシュバックなどのキャンペーンが良かったので」「友人知人が使っているから」といった理由でカードを選ばれることが多いと思います。お得ばかりを追い求めてカードを作り続けるとたいていポイントが分散してしまいます。それは入口にフォーカスしているからです。
入口=どこで使うか、出口=カードになにを求めるか、決済金額=一年にどれくらい使うか。
この3つの要素が揃って、はじめて有効なクレジットカードを選ぶことができます。大事なことは最終的にクレジットカードに求めるものを明確にすることです。つまり出口を決めることから始まります。当サイトでは「出口から逆算して決済金額で最適化する」ことを提案します。
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