暗証番号を入力して利用されていた場合、クレジットカード裏面に本人の署名がなかった場合、紛失・盗難の連絡が遅れた場合など、クレジットカード会社の規約により補償されないケースがあります。
もっとも気になることは、クレジットカードを不正利用されてしまった場合、不正利用された分の支払いが補償されるかどうかですよね。
クレジットカードには紛失・盗難された場合や、オンラインで不正利用された場合でも、クレジットカード会社が保険に入っていて補償してくれるので基本的に安全です。
クレジットカード会社側が不正利用の補償をしてくれるので、私たちは安心してクレジットカードを利用することができますが、補償されないケースもあります。
基本的に本人に重大な過失があった場合は、不正利用分の補償がされません。
では、クレジットカード名義人本人の過失によって補償がされないケースとはどのような時でしょうか?
この記事によって分かること
暗証番号が漏えいし使われてしまったとき
最近では、クレジットカードを利用する際に、サインの代わりに暗証番号を入力してクレジットカードを利用することが多くなっています。暗証番号を入力されてクレジットカードが不正利用された場合、補償の対象外になるおそれがあります。
クレジットカードの暗証番号は、本来なら他人に知られるはずのない番号です。他人に知られてしまうような簡単な番号を設定していた場合などは、暗証番号の管理が適切でない、つまり本人に重大な過失であると判断されてしまいます。暗証番号に誕生日や電話番号など類推が容易な番号を利用することは規約で禁止されています。財布にクレジットカードと一緒に免許証を入れている状態で紛失や盗難に遭ったとすれば、そのような番号は簡単に当てられてしまうからです。
キャッシングが補償の対象外なのは、現金を引き出すためにATMで暗証番号の入力が必要だからです。つまりキャッシングされるということは暗証番号が知られてしまったということです。暗証番号は本人しか知り得ないものであるのが前提です。家族や同居人にも教えてはいけません。覗き見にも注意してください。
これは実際に百万単位でキャッシングされて補償されなかった事例を聞いています。それほど暗証番号というものは大事なのです。キャッシングについてひとつ付け加えると、キャッシングをしないカードのキャッシング枠はゼロにしておくことです。そうすることでリスクを回避できます。
不注意によりスキミングされてしまったとき
クレジットカードをスキミングされてしまい、不正利用されてしまった場合もスキミングされた側に過失があるとして、不正利用分が補償されないおそれがあります。スキミングは、スポーツクラブやジム、スパなどの貴重品を入れたロッカーからされてしまうおそれがありますので、自分の身体からクレジットカードを離さなければならないような、不必要な場所にクレジットカードをお持ちにならない心がけも大切でしょう。
裏面の本人署名欄にサインがなかったとき
クレジットカード裏面の本人署名欄にサインがなかった場合も不正利用を助長したとして補償されない可能性が高くなります。クレジットカードが届いたら裏面にすぐサインしてください。自宅で保管している普段使わないクレジットカードでも署名されているか確認することをおすすめします。
重要な情報はパソコンやスマホに保存しない
最近、インターネットバンキングの補償対象外の事例に以下の記述が加わりました。
ユーザーネーム、各種パスワード、認証番号、カードの裏面画像や裏面の表の情報等を、他人が容易にアクセス可能なお客さまの携帯電話機やスマートフォンのメモ情報やパーソナルコンピュータ、インターネット上のデータ保管サービス(電子メールやクラウドサービス等)に保存していた場合
覚えられないからといって、パソコンやスマホに容易にアクセス可能な状態でメモとして保存しておくのは危険ということです。クラウドも含めてです。
他にも気をつけておきたいこと
クレジットカードが盗難にあったり、紛失してしまったりした場合には、クレジットカード会社への連絡から遡って60日前(日数はクレジットカード会社によります)までのものは補償してもらえる可能性が高いですが、それ以前のものは補償されないことがあります。
また、紛失の10日前までショッピングにお使いになっていた場合などは、どこまでがご本人でどこからが不正利用なのかを判断するまでに時間がかかることもあります。もしもの場合に備えて、クレジットカードのお客様控えは大切に保管しておき、カードの請求が来た時に明細と突き合わせすることをおすすめします。
また、インターネットによるショッピングの場合、サインや暗証番号の入力なしで購入できる認証の甘さや利用者の確認の難しさなどから補償対象外となるクレジットカードもあります。インターネットショッピングを中心にクレジットカードの利用・もしくは利用を予定されている方で不正利用を心配されるようであれば、インターネットショッピングに関する補償が付帯するクレジットカードをお選びになる、あるいはバーチャルカードやプリペイドカードを利用するのがより安全な使い方です。
2011年6月26日 作成
2021年6月7日更新
皆さんは「ポイント還元率が高いから」「ポイントやキャッシュバックなどのキャンペーンが良かったので」「友人知人が使っているから」といった理由でカードを選ばれることが多いと思います。お得ばかりを追い求めてカードを作り続けるとたいていポイントが分散してしまいます。それは入口にフォーカスしているからです。
入口=どこで使うか、出口=カードになにを求めるか、決済金額=一年にどれくらい使うか。
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