個人事業主の方や学生の方など、国民年金保険料を支払っているという方も多いですよね。みなさまはその国民年金保険料、お支払いはどのようにされていますか?

2008年2月の厚生労働省の政令改正により、国民年金保険料の支払いにクレジットカードを利用することができることになったことをご存知でしょうか?

国民年金保険料は対象者の方にとっては必ず支払いをしなければならないものですし、1年分をまとめることである程度まとまった金額になりますから、クレジットカードで支払うことで、ある程度まとまったポイントをもらうことができるようになります。

いずれにしても支払わなければならないものなら、ポイントが付いた方がよくないでしょうか?

国民年金保険料をクレジットカードでお支払いいただくためには、社会保険庁のホームページ上から「国民年金保険料クレジットカード納付(変更)申出書」をダウンロードしていただくか、社会保険事務所の窓口で申出書を受け取り、申出書を提出していただく必要があります

クレジットカード払いでの納付方法は、「毎月納付」、「6ヶ月前納」、「1年前納」の3種類があります。

それぞれ1回払い限定となっていますので、分割払いやリボ払いはご利用いただくことができません。

「6ヶ月前納」では、4月から9月分までの6ヶ月の場合、申込み締切は2月末まで、10月から翌年3月分までの6ヶ月の場合、申込み締切は10月末までとなります。

「1年前納」では、4月から翌年3月までの1年分を前納される場合、1年前納をされたい年の2月末が申込み締切となりますので、お気を付けいただきたいと思います。

平成24年現在の国民年金保険料は1か月に14,980円になります。毎月納付の場合は、毎月14,980円を1回払いでお支払いいただくことになります。

6か月分の前納をすることで、730円(6ヶ月分×2回で年間1,460円/1か月約121円)の割引を受けることができますし、

1年分を前納することで、1年分で3,190円(1か月約265円)の割引を受けることができるようになっています。

6か月前納や1年前納の申込み期限に間に合わなかった場合、もしくはお手続きが済むまでの間は、毎月納付での取り扱いとなります。

また、現在口座振替をご利用の場合、手続きが完了するまでの間は、納付書による現金払いとなる場合もあるようですので、できるだけ早くお手続きをされることをおすすめいたします。

クレジットカード払いの場合、口座振替による支払いで受けていただくことができる割引を受けることはできませんし、割引率も口座振替に比べますと、若干悪くなってしまいますが、クレジットカード払いの場合、基本的にクレジットカード会社からポイントを受け取ることができるようになっていますので、クレジットカード会社のポイントを貯めていらっしゃる場合、納付書(現金払い)でお支払いいただく場合よりもお得に国民年金保険料をお支払いいただくことができるかと思います。

ご利用いただくことができるクレジットカードは、イオンクレジット・イズミヤ・NC日商連・OC・Orico・セゾン・JCB・セディナ・ダイナースクラブ・ジャックス・東急・トヨタファイナンス・日専連・三井住友・三菱UFJニコス・ヤフー・UCS・ライフ・楽天KC・UC・VISA・Masterの22種類になります。

ご利用になられる際には、クレジットカードのご利用可能額をご確認いただきたいと思います。

カード利用可能限度額により、クレジットカード払いをご利用いただけなかった場合で、6ヶ月前納もしくは1年前納をお選びいただいていた場合、納付書により現金で納付していただくことになるようですので、この点もお気を付けいただきたいと思います。

また、クレジットカード会社によりましては、国民年金保険料は、ポイントの対象外となっている場合もありますので、お申込み前に一度お手持ちのクレジットカード会社の方へご確認されることをおすすめいたします。 (例えば三井住友カードはポイント計算の対象外)

クレジットカードによる納付は「継続納付」扱いとなりますので、クレジットカード払いから口座振替等別のお支払い方法に変更をしたい場合には、できるだけ早く社会保険事務所の方にお届けいただくことをおすすめいたします。

また、コンビニの収納代行を利用して支払う場合は、nanacoチャージでポイントが付くクレジットカードを使ってnanacoチャージし、そのnanacoを使ってセブン-イレブンで支払いをしてください。

ポイント還元率の高いクレジットカードを作っておくと最大2%分のポイント(10,000円につき200円相当)を得ることも可能です。

2012年5月28日 作成
2022年3月3日更新


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