家族で持つならどのアメックス?

家族でアメックスを持つならどのカードが一番良いのでしょうか?アメックスにはたくさん種類があります。ここでは、人気のある3枚のアメックスをピックアップし、年会費やポイント・マイル還元率、カード特典をまとめて比較しました。

  1. アメリカン・エキスプレス・ゴールド(アメックス・ゴールド)
  2. ANA アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード(ANAアメックス・ゴールド)
  3. Marriott Bonvoyアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード(マリオットアメックス・プレミアム)

「アメックス・ゴールド」はアメックスが自社で発行しているプロパーカードと呼ばれるカードです。アメックス発行のカードが欲しい方は、3枚の中ではこのカード一択になります。

「ANAアメックス・ゴールド」は、全日空ANAとアメックスの提携カードです。ANAをよく利用するなら作るべきなのか?具体的な特典やマイル還元率に注目しました。

そして、3枚目の「マリオットアメックス・プレミアム」は、世界最大のホテルグループのマリオット・インターナショナルとアメックスの提携カードで、多くの旅行好きが愛用していたSPGアメックスの後継カードとなります。

「年会費」「ポイント」「マイル」還元率で比較

カードを持つのに年間コストはどれくらい?

まず、一番気になるカードの「年会費」を比較してみました。

マリオットアメックス・プレミアムの年会費は、49,500円(税込)。それに対して、アメックス・ゴールドは31,900円(税込)、ANAアメックス・ゴールドは34,100円(税込)と大きく年会費が違うため、一見 比較対象にならないようにも見えます。

ところが、家族カード1枚をプラスした年会費で比べてみると、マリオットアメックス・プレミアムが2番目に安いカードとなり、全体の年会費の差も小さくなります。

「家族カード1枚を含めた年会費」が比較的近い3枚のアメックス、それぞれのポイント・マイルの特徴や還元率、特典を比較していますので、ご家族のライフスタイルに合ったカードを選びたいときに、参考にしてみてください。

アメックス・ゴールド
アメックス・ゴールド
ANAアメックス・ゴールド
ANAアメックス・ゴールド
マリオットアメックス・プレミアム
マリオットアメックス・プレミアム
本会員 年会費 31,900円(税込) 34,100円(税込) 49,500円(税込)
家族カード 年会費 1枚目無料
2枚目以降13,200円(税込)
17,050円(税込) 1枚目無料
2枚目以降24,750円(税込)
メンバーシップ・リワード・プラス 3,300円(税込)/年
メンバーシップ・リワード ANAコース 5,500円(税込)/年
「本会員」年会費合計 40,700円(税込) 34,100円(税込) 49,500円(税込)
「家族カード1枚発行」年会費合計 40,700円(税込) 51,150円(税込) 49,500円(税込)

家族カードを1枚発行したときの合計年会費の差は1万円とちょっとですので、年会費だけを比べて最安の「アメックス・ゴールド」を選ぶのはもったいないです。

カードの使い方や支払い金額によって、年会費の差以上のポイントが還元されることもあり、マイルの使い勝手もカードによって大きく違うんです。

まずは、それぞれのカードにかかる「年会費」、「還元されるポイント」、そのポイントを「マイルに交換するときのレート」などカードの基本的なスペックを比べてみましょう。

アメックス・ゴールドの年会費、ポイント・マイル還元率

アメックス・ゴールドの年会費

アメックス・ゴールド
アメックス・ゴールド
ANAアメックス・ゴールド
ANAアメックス・ゴールド
マリオットアメックス・プレミアム
マリオットアメックス・プレミアム
本会員 年会費 31,900円(税込) 34,100円(税込) 49,500円(税込)
家族カード 年会費 1枚目無料
2枚目以降13,200円(税込)
17,050円(税込) 1枚目無料
2枚目以降24,750円(税込)
メンバーシップ・リワード・プラス 3,300円(税込)/年
メンバーシップ・リワード ANAコース 5,500円(税込)/年
「本会員」年会費合計 40,700円(税込) 34,100円(税込) 49,500円(税込)
「家族カード1枚発行」年会費合計 40,700円(税込) 51,150円(税込) 49,500円(税込)

アメックス・ゴールドの本会員の年会費は、3枚の中では最安。しかも、家族カードが1枚目は無料です。

ただし、アメックス・ゴールドのマイル還元率を他のカード並み(1ポイント1マイルでANAマイルに交換する)に上げるためには「メンバーシップ・リワード・プラス3,300円(税込)」と「メンバーシップ・リワード ANAコース5,500円(税込)」に登録する必要があり、合計8,800円(税込)/年がカード年会費とは別にかかります。

アメックス・ゴールドは「家族カード1枚無料」なので、本会員1人で利用しても、家族カードを1枚発行して2人で利用しても年会費は同じ40,700円です。つまり、家族と2人で利用したほうがお得感があります。

アメックス・ゴールドのポイント・マイル還元率

アメックス・ゴールド
アメックス・ゴールド
ANAアメックス・ゴールド
ANAアメックス・ゴールド
マリオットアメックス・プレミアム
マリオットアメックス・プレミアム
基本ポイント還元率 1% 1% 3%
ポイントの有効期限 無期限 (メンバーシップ・リワード・プラスに登録していないと3年) 無期限 実質無期限(最後にポイントが動いた日から24カ月)
交換できるマイル ANA・JAL・15の提携パートナー航空会社 ANA ANA・JAL・38社の提携航空パートナー
マイル還元率 1%(「メンバーシップ・リワード・プラス」「メンバーシップ・リワード ANAコース」登録時、ANAマイルの場合 1% 1%~1.25%
マイル交換手数料 5,500円(税込)/年 なし なし
マイル交換上限 ANAは40,000マイル/年
ANA以外は上限なし
上限なし 24万マイル/日

「メンバーシップ・リワード・プラス」加入でANAマイルレートが倍に

年3,300円(税込)の「メンバーシップ・リワード・プラス」に登録すると、アメックス・ゴールドを利用して獲得したポイントをANAマイルへ交換するレートが倍になります。

メンバーシップ・リワード・プラス ANAマイル交換レート
登録していない x 2,000ポイント = 1,000ANAマイル
登録している ◎ 1,000ポイント = 1,000ANAマイル

マイラー必須の「メンバーシップ・リワード ANAコース」

また、ポイントをANAのマイルに移行するためには、年5,500円(税込)の「メンバーシップ・リワード ANAコース」への登録が必要です。つまり、1ポイント1マイルのレートで交換するには、「メンバーシップ・リワード・プラス」「メンバーシップ・リワード ANAコース」両方への登録が必須です。

航空会社 マイル交換レート
ANA 1,000ポイント→1,000マイル
(年間の交換上限40,000マイルまで)
JAL 2,500ポイント→1,000マイル
その他 1,250ポイント→1,000マイル

アメックス・ゴールドのポイントは、ANA以外にもデルタ航空やシンガポール航空、ブリティッシュ・エアウェイズなど16の航空会社のマイルにも交換できますが、1ポイント1マイルのレートで交換できるのはANAマイルだけです。JALマイルにも交換できるにはできるのですが、見ての通りANAマイルと比べると半分以下のレートなのでおすすめできません。

年会費を節約するコツとして、「メンバーシップ・リワード ANAコース」は交換する年だけ加入することもできるので、ポイントを数年かけて貯めて一気にANAマイルに交換するといった使い方も検討してみてください。

ただ、最も交換レートが良いANAマイルへの交換には上限があり、40,000マイル/年までとなっているので、決済金額が多くたくさんポイントが貯まる方にとっては悩ましいところですね。

メンバーシップ・リワード・プラスの特典

「メンバーシップ・リワード・プラス」では、マイルの交換レートが倍になる以外にも様々な特典が受けられます。

ポイントの有効期限が無くなる

アメックス・ゴールドで獲得したポイントには3年間の有効期限がありますが、一度のアイテム交換、または「メンバーシップ・リワード・プラス」への登録でポイントの有効期限は無期限になります。

「メンバーシップ・リワード・プラス」「ボーナスポイントプログラム」で還元率アップ

アメックス・ゴールドの通常利用では、100円で1ポイントの還元率1%ですが、年会費3,300円(税込)の「メンバーシップ・リワード・プラス」に加入して「ボーナスポイントプログラム」(無料)に登録すると、以下のショップで還元率が3%または4%にアップします。

[還元率3%]

  • Amazon
  • Yahoo!
  • iTunes Store/App Store
  • JAL公式ウェブサイトからのオンライン購⼊
  • HISの公式ウェブサイトからのオンライン購入(海外旅行のみ)

[還元率4%]

  • アメリカン・エキスプレス・トラベルオンライン

ポイントアップする店舗がAmazonをはじめとした使いやすいところが多く、普段使いでたくさんのポイントがもらえるのは、アメックス・ゴールドの魅力のひとつです。

AmazonやYahoo!で買い物をたくさんされる方にとっては、3%のポイント還元率は大きいですね。当然、アメックス・ゴールドのポイントが3倍になると交換するマイルも3倍になります。

関連記事
アメックスのポイント還元率を最大4%にする方法!Amazon、Yahoo!で3%・トラベル4%と抜群!

アメックス・ゴールドでポイントを効率よく貯めるなら「メンバーシップ・リワード・プラス」への加入と「ボーナスポイントプログラム」の登録はしておきたいですね。

無料のメンバーシップ・リワード利用で還元率2%~10%

こちらは、年会費のかかる「メンバーシップ・リワード・プラス」とは別の無料で使えるプログラムです。たくさんの特約店があり2%〜10%と高い還元率でポイントバックされます。

【還元率の例】

  • 高島屋オンライン 3%
  • じゃらん 2%
  • Oisix  2%
  • ヒトサラ 2%
  • ふるさと納税 3%〜
  • フラワーギフト Blanc 10%

これらはほんの一例です。使いやすいオンラインショップ以外にも、個別のレストランやホテルなどの実店舗もたくさんあります。

特約店はこちらから検索できます。

こういった高い還元率の特約店で獲得したポイントも、もちろん1ポイントで1マイルに交換できます。AmazonやYahoo!と同様に上手に使ってポイント、マイルを効率よく貯められます。

ANAアメックス・ゴールドの年会費、ポイント・マイル還元率

ANAアメックス・ゴールドの年会費

アメックス・ゴールド
アメックス・ゴールド
ANAアメックス・ゴールド
ANAアメックス・ゴールド
マリオットアメックス・プレミアム
マリオットアメックス・プレミアム
本会員 年会費 31,900円(税込) 34,100円(税込) 49,500円(税込)
家族カード 年会費 1枚目無料
2枚目以降13,200円(税込)
17,050円(税込) 1枚目無料
2枚目以降24,750円(税込)
メンバーシップ・リワード・プラス 3,300円(税込)/年
メンバーシップ・リワード ANAコース 5,500円(税込)/年
「本会員」年会費合計 40,700円(税込) 34,100円(税込) 49,500円(税込)
「家族カード1枚発行」年会費合計 40,700円(税込) 51,150円(税込) 49,500円(税込)

ANAアメックス・ゴールドの本会員の年会費は34,100円(税込)で、ANAのマイルへの交換手数料などもかかりません。ですので、本会員1人で使うのであれば3枚の中では、最も年会費が安いカードとなります。

ですが、家族カードは1枚目から有料で、17,050円(税込)かかります。そのため、家族カード1枚を発行した年会費は51,150円(税込)と3枚の中では最も高くなります。

ANAアメックス・ゴールドのポイント・マイル還元率

アメックス・ゴールド
アメックス・ゴールド
ANAアメックス・ゴールド
ANAアメックス・ゴールド
マリオットアメックス・プレミアム
マリオットアメックス・プレミアム
基本ポイント還元率 1% 1% 3%
ポイントの有効期限 無期限 (メンバーシップ・リワード・プラスに登録していないと3年) 無期限 実質無期限(最後にポイントが動いた日から24カ月)
交換できるマイル ANA・JAL・15の提携パートナー航空会社 ANA1社のみ ANA・JAL・38社の提携航空パートナー
マイル還元率 1%(「メンバーシップ・リワード・プラス」「メンバーシップ・リワード ANAコース」登録時、ANAマイルの場合 1% 1%~1.25%
マイル交換手数料 5,500円(税込)/年 なし なし
マイル交換上限 ANAは40,000マイル/年
ANA以外は上限なし
なし 24万マイル/日

ANAアメックス・ゴールドの通常利用では、100円で1ポイントの1%の還元率です。ポイントの有効期限もありません。また、1ポイントで1ANAマイルに交換できるので、マイル還元率は1%です。

ANAアメックス・ゴールドは、1,000ポイント=1,000マイルでANAマイルに交換できます。

ANAアメックス・ゴールドは、年会費を払うだけのシンプル設計で、アメックス・ゴールドと基本的なスペックは同じです。アメックス・ゴールドはANAマイルへ交換できるのが40,000マイルまでと上限がありますが、ANAアメックス・ゴールドはマイルの交換上限はありません。

ただしANAカードなので、交換できるのはANAマイルだけです。

メンバーシップ・リワード利用で還元率2%~10%

ANAアメリカン・エキスプレス提携カードなので、アメックス・ゴールドと同じように高島屋オンラインやじゃらんなどメンバーシップ・リワードの特約店で利用すると、2%〜10%と高還元率でポイントがもらえます。

詳細はこちら「ボーナスポイント・パートナーズ

ANAカードマイルプラス加盟店でマイル加算

ANAカードマイルプラス加盟店での支払いで、通常のポイントとは別に100円もしくは200円の利用で1マイルがもらえます。もらえるのはポイントではなくマイルです。

日常使いのコンビニやドラッグストアで0.5%の還元率でマイルがもらえますし、ANAの航空券や機内販売では1%分のマイルがもらえます。

100円で1マイル ANA、ENEOS、てもみん など
200円で1マイル セブン−イレブン、マツモトキヨシ、高島屋、ヤマダ電機 など

詳細はこちら「ANAカードマイルプラスで貯める

ANA航空券購入で還元率3%

ANAアメックス・ゴールドでANAの航空券や機内販売などANAグループで支払いをすると、通常の2倍のポイントがもらえます。ひとつ前に紹介した「ANAカードマイルプラス加盟店でのマイル」も加わるので、2%のポイントと1%のマイルがもらえ合計3%の還元率になります。

さらに、通常のフライトマイルに加えて ANAグループの便に乗ると25%ボーナスマイルも加算されます。ANAアメックス・ゴールドを使ってANAに乗ってポイントを貯めて、そのポイントでまたANAに乗って、といったようにANAにたくさん乗る方に最適のカードです。

マリオットボンヴォイアメックス・プレミアムの年会費、ポイント・マイル還元率

マリオットボンヴォイアメックス・プレミアムの年会費

アメックス・ゴールド
アメックス・ゴールド
ANAアメックス・ゴールド
ANAアメックス・ゴールド
マリオットアメックス・プレミアム
マリオットアメックス・プレミアム
本会員 年会費 31,900円(税込) 34,100円(税込) 49,500円(税込)
家族カード 年会費 1枚目無料
2枚目以降13,200円(税込)
17,050円(税込) 1枚目無料
2枚目以降24,750円(税込)
メンバーシップ・リワード・プラス 3,300円(税込)/年
メンバーシップ・リワード ANAコース 5,500円(税込)/年
「本会員」年会費合計 40,700円(税込) 34,100円(税込) 49,500円(税込)
「家族カード1枚発行」年会費合計 40,700円(税込) 51,150円(税込) 49,500円(税込)

49,500円(税込)と3枚の中で最も年会費の高いマリオットアメックス・プレミアムですが、家族カードが1枚目は無料なので、家族カード1枚を発行して家族で2枚のカードを利用するなら、ANAアメックス・ゴールドよりも合計年会費は安くなります。

マリオットボンヴォイアメックス・プレミアムのポイント・マイル還元率

アメックス・ゴールド
アメックス・ゴールド
ANAアメックス・ゴールド
ANAアメックス・ゴールド
マリオットアメックス・プレミアム
マリオットアメックス・プレミアム
基本ポイント還元率 1% 1% 3%
ポイントの有効期限 無期限 (メンバーシップ・リワード・プラスに登録していないと3年) 無期限 実質無期限(最後にポイントが動いた日から24カ月)
交換できるマイル ANA・JAL・15の提携パートナー航空会社 ANA ANA・JAL・38社の提携航空パートナー
マイル還元率 1%(「メンバーシップ・リワード・プラス」「メンバーシップ・リワード ANAコース」登録時、ANAマイルの場合 1% 1%~1.25%
マイル交換手数料 5,500円(税込)/年 なし なし
マイル交換上限 ANAは40,000マイル/年
ANA以外は上限なし
なし 24万マイル/日

マリオットアメックス・プレミアムは、通常の利用で100円につき3ポイントもらえます。ポイントで見ると他のカードの3倍ですが、マリオットアメックス・プレミアムでもらえるMarriott Bonvoyポイントは、マイルに交換する基本レートは、3ポイント=1マイルなので、マイルベースで見ると100円の利用で1マイル、還元率は1%です。他のカードと比べて3倍のポイントがもらえるわけではありません。

ポイントの有効期限は、最後にポイントをもらったり使ったりした日から24カ月です。マリオットアメックス・プレミアムをコンスタントに使っていれば、ポイントの有効期限は伸びつづけるので実質無期限です。

マリオット系ホテルに宿泊でポイントアップ

マリオットアメックス・プレミアムは、世界最大のホテルグループマリオット・インターナショナルとアメックスが提携しているカードなので、マリオット系列のホテルに宿泊すると100円につき6ポイントと通常利用の倍のポイントがもらえます。

さらに、マリオットアメックス・プレミアムの特典のひとつであるMarriott Bonvoyゴールドエリート会員資格を得ることで、1米ドルあたり12.5ポイント貯まり、それとは別にゴールドウエルカムポイントギフトとして250〜500ポイントがもらえたりとマリオットの系列のホテルを使えば使うほどポイントが貯まります。

世界中にたくさんあるマリオット系のホテルですが、日本国内にもマリオット、リッツ・カールトン、ウェスティン、シェラトンなど、いくつものブランドのホテルが、全国各地に76軒(2022/5時点)あり、今後も国内外に続々と開業予定です。

マリオット系列のホテルには、1泊5万円以上する高級ホテルも多いですが、1万円以下で泊まれるホテルも実はたくさんあります。そういったリーズナブルなホテルからラグジュアリーなホテルを楽しみながらポイントが貯まるカードです。

マリオットアメックス・プレミアムはマイル還元率1.125%で38社のマイルに交換できる

マリオットアメックス・プレミアムは、ANA、JALはもちろん、ブリティッシュエアウェイズ、ユナイテッド航空、キャセイパシフィック航空、シンガポール航空など38社の航空会社のマイルと交換できます。

しかも、JALもANAも含めたほとんどの航空会社で、3ポイント=1マイルのレートで交換できます。通常利用では100円で3ポイントもらえるので、100円の利用で1マイル、1%の還元率でマイルに交換ができます。

さらに、ポイントを60,000ポイント(20,000マイル分)をまとめて交換すると、15,000ポイント(5,000マイル)のボーナスが加算されて25,000マイルになります。

60,000ポイント未満でマイルに交換するとマイル還元率は1%ですが、60,000ポイント貯めてから交換すると1.25%と高い還元率になります。マイル還元率が1%である、ほかの2枚と比べると0.25%アップですから、大きく違ってきますね。

マリオットアメックス・プレミアムのマイルの交換上限は1日に24万マイルですが、多くの方にとって気にならない上限と言っていいでしょう。

マイルに関しては、1.25%の還元率で38社のマイルに交換できるマリオットアメックス・プレミアムが頭ひとつ抜きん出ています。

3カードの主な特典で比較

どのカードも国際ブランドがアメックスですので、共通の特典も多くあります。国内外の空港ラウンジが利用できる特典もそのうちのひとつです。

日本国内の28の空港、ハワイの空港に1つあるラウンジが同伴者1名まで無料で利用できます。

また、ショッピング・プロテクション、リターン・プロテクション、キャンセル・プロテクション、スマートフォン・プロテクションといったカード利用での各種補償や、海外旅行傷害保険なども3枚のどのカードも充実しています。

ここでは、他のカードにはない、そのカードならではの「主な特典」をピックアップしました。

アメックス・ゴールドの主な特典

ゴールド・ダイニング by招待日和


国内外で約250を超える対象の高級レストランで、2名以上のコース料理が1名分が無料になるサービスです。1万円以上のコース料理が大半なので、このサービスを年に数回使えば、年会費くらい簡単に元が取れてしまいます。同じお店は半年に1回までですが、回数の制限がないので、使えば使うほどお得になる特典です。

ただ、この特典が使えるお店は東京をはじめとした都市部が多いので、利用しやすい方とそうでない方がいるかと思います。

プライオリティ・パス

世界各国1,300カ所以上の空港ラウンジが使えるプライオリティ・パスの会員資格を本会員、家族カード会員ともにもらえ、年に2回まで無料で利用できます。

ザ・ホテル・コレクション 15,000円分クーポン

カード継続時に、カード会員向け旅行予約サイト「ザ・ホテル・コレクション」の国内対象ホテルで2泊以上の予約で使える15,000円クーポンがもらえます。「ザ・ホテル・コレクション」の通常特典(ホテルクレジット100米ドル相当)と合わせて利用できるので、お得に旅行が楽しめる特典です。

スターバックス特典

カード継続時に、スターバックスで使える3,000円分(500円×6)のクーポンがもらえます。

ANAアメックス・ゴールドの主な特典

入会・継続ボーナスマイル

入会時に2,000マイル、翌年度以降も毎年カードを継続する度に2,000マイルがもらえます。

ANA SKY コイン獲得

年間300万円決済でANA10,000SKYコインがもらえます。SKYコインは10コイン=10円としてANAの航空券やツアー旅行の代金に充てられます。

既出のANA利用でポイントとマイルで3%還元や、ANAでのフライトマイル25%アップなど、ANAの利用特典に特化したカードです。

マリオットボンヴォイアメックス・プレミアムの主な特典

年間150万円決済で無料宿泊特典

マリオットアメックス・プレミアムで年間150万円以上の決済をすると、カードの継続の度にマリオット系列のホテルの宿泊に利用できる50,000ポイントがもらえます。

無料宿泊特典は、本人と同伴者の大人2名でスタンダードルーム1室1泊に使え、子どもの添い寝が追加料金無しのホテルもあります。(年齢制限や追加料金についてはホテルに要確認)
また、スタンダードルームに空きがあれば年末年始、ゴールデンウィーク、お盆にクリスマスといったといったハイシーズンでも利用可能です。

Marriott Bonvoyゴールドエリート会員資格

マリオット系列のホテルで受けられるサービスの会員資格が与えられます。

  • 客室の無料アップグレード(空室状況による)
  • 14時までのレイトチェックアウト
  • ゴールドエリートウエルカムギフトと25%のボーナスギフト
  • ホテルレストラン15%割引

年間400万円決済でMarriott Bonvoyプラチナエリート会員資格

ゴールドエリートの更に上の会員資格であるプラチナエリートになるには、本来であれば年間でマリオットのホテルに50泊以上する必要があります。ですが、マリオットアメックス・プレミアムで年間400万円以上の決済をするとプラチナエリートが取得できます。

  • スイートを含む客室のアップグレード(空室状況による)
  • ラウンジのアクセス権
  • 朝食無料サービス(大人2名の朝食が無料 12歳以下の子供も無料)※一部朝食が無料にならないホテルあり
  • 16時までのレイトチェックアウト

無料でホテルの朝食がいただけたり、軽食やオードブル、デザート、アルコールを含む飲み物まで無料で飲食できるクラブラウンジが使えるようになったりと、ゴールドエリートから大きくステップアップしたVIP待遇を受けられるのがプラチナエリートです。

マリオットアメックス・プレミアムには、日本国内に76軒、世界では8,200軒ほどあるマリオットホテルで快適に過ごせる特典が満載です。年間150万円以上の決済、400万円以上の決済をするかどうかが、これらの恩恵を受けられるかどうかのラインになってきます。

1枚無料の家族カードの利用金額も150万、400万の決済金額として合算されますので、ご家族でこのラインを目指すのもアリですね。

家族で持つならどのアメックス?

アメックス・ゴールドは家族でAmazon、Yahoo!でショッピングをする方

Amazonで本家のAmazon Prime Mastercardの2%よりも高い3%還元のアメックス・ゴールドは、家族カードが1枚無料なので、家族でAmazonやYahoo!でよく買い物をする方にうってつけと言えます。

また、ダイニング特典の招待日和やプライオリティ・パスに魅力を感じる方にもオススメです。特にプライオリティ・パスは家族カードも年2回無料で使えるのは見逃せません。

  • カードの詳細はこちら
  • 公式サイトはこちら

ANAアメックス・ゴールドはANAをよく利用される方

ANAアメックス・ゴールドは、ANAの航空券の購入で還元率3%のマイルなど特典やサービスがANAに注力しているので、とにかくANAに乗りまくる方、ANAの上級会員を目指す方に最適です。

  • カードの詳細はこちら
  • 公式サイトはこちら

マリオットボンヴォイアメックス・プレミアムは決済金額150万円を超える方

家族カードと合わせて年間に150万円以上決済するのであれば、アメックス・ゴールドとの年会費の差以上の高級ホテルに無料で宿泊できます。400万円以上決済するなら、更にラグジュアリーなホテルステイが楽しめる1枚です。

3枚のカードの中で最もマイル還元率が高く、38社のマイル交換先を持つマリオットアメックス・プレミアムは、年間に150万、400万円以上の決済金額があるならぜひ検討したいカードです。

  • カードの詳細はこちら
  • 公式サイトはこちら

家族カード1枚と合わせた年会費は、3枚ともそれほど大きくは違いませんが、マイルの還元率、カード特典はかなり違います。ご自分に、ご家族にピッタリの1枚を見つけてください。

アメックス・ゴールド
アメックス・ゴールド
ANAアメックス・ゴールド
ANAアメックス・ゴールド
マリオットアメックス・プレミアム
マリオットアメックス・プレミアム
本会員 年会費 31,900円(税込) 34,100円(税込) 49,500円(税込)
家族カード 年会費 1枚目無料
2枚目以降13,200円(税込)
17,050円(税込) 1枚目無料
2枚目以降24,750円(税込)
メンバーシップ・リワード・プラス 3,300円(税込)/年
メンバーシップ・リワード ANAコース 5,500円(税込)/年
「本会員」年会費合計 40,700円(税込) 34,100円(税込) 49,500円(税込)
「家族カード1枚発行」年会費合計 40,700円(税込) 51,150円(税込) 49,500円(税込)
お申込み・詳細はこちら

2022年6月9日 作成
2023年3月6日更新


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入口=どこで使うか、出口=カードになにを求めるか、決済金額=一年にどれくらい使うか。
この3つの要素が揃って、はじめて有効なクレジットカードを選ぶことができます。大事なことは最終的にクレジットカードに求めるものを明確にすることです。つまり出口を決めることから始まります。当サイトでは「出口から逆算して決済金額で最適化する」ことを提案します。

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