SBIカードPlusに向いていない人

SBI カードPlusは、残念ながら誰にでも向いているカードとはいえません。
このカードの一番の旨味は、やはり還元率の高さです。が、その還元率も、半年間の利用額とSBIグループの店との取引によって変動してくるため、人によってはあまり得をしない場合があります。最低でもSBIグループのどれかひとつと取引をし、(カードPlusの引き落とし口座として住信SBIネット銀行を指定するなど)なおかつ半年間で必ず25万以上利用する自信のある方にしか向いていません。25万円以下だと、SBIレベルは1でも、ショッピングレベルは0のまま、つまり還元率は0.9%。一般のクレジットカードでも、年会費無料で還元率1%を超えるカードはいくつも存在します(楽天カードなど)。半年で25万円利用する自信のない方は、利用額が少なくても還元率が出るカードを選んだほうが無難と言えます。

また、利用額は25万円以下でも、SBIレベルをあげて還元率アップを図るという方法もあります。SBI証券、住信SBIネット銀行などの口座は比較的簡単に開設できますが、それでSBIレベルを2にあげれば、たとえショッピングレベルが1でも還元率は1,1%。利用額を上げるのは難しいという方は、ショッピングレベルよりもSBIレベル重視で還元率の向上を図るのもいいでしょう。しかし、このふたつ以外の会社(住宅ローン、SBI損保、ウォール・ストリート・ジャーナル)は、条件を満たすのに金銭的な負担を伴います。住宅ローンを本当に組みたい人などは別としても、還元率をあげるために無理して雑誌を定期購読して数万円単位のお金を支払うのは本末転倒です。なんの負担もなく、ただ還元率の高いカードが欲しいと考えている方はSBIレベル2までが限界となってしまいます。

まあ、月々の公共料金や携帯料金、生活費などをSBIカードPlusで支払うように設定しておけば、半年間で25万円以上という数字はそんなに難しい条件ではないように思います。カードを分散して利用している方は、SBIカードPlusでキャッシュバックを得たいなら、極力不要なカードは切って、SBIカードPlus一枚に支払いを集約して利用することをお勧めいたします。