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あなたはクレジットカードに申し込むとき、何を基準にカードを選びますか?年会費やサービス内容を重視する方は沢山いると思いますが、もっとも重視するのは「還元率の高さ」と答える方が多いのではないでしょうか。

日常的にクレジットカードを利用する方々にとって、ポイントの還元率は高ければ高いほどありがたいものです。

そして、そういった『還元率重視派』の方々から最近とくに注目を浴びているのが、「漢方スタイルクラブカード」と「リーダーズカード」の二枚です。

がっちりマンデーや日経TRENDYなど、マスメディアでよく取り上げられている人気カードなので、名前を目にしたことがある方は多いでしょう。

この2枚は共に他のカードよりも還元率がかなり高く設定されており、ポイントが貯まりやすい仕組みになっています。

どちらも年会費は有料で、それぞれに異なる特徴やメリットを持っています。

では、漢方スタイルクラブカードとリーダーズカード、一体どちらを持った方がお得なのでしょうか?両カードを比較して、検証してみました。

(※漢方スタイルクラブカード・エクストリームカードの新規入会受付は現在停止しています)

還元率で比較

漢方スタイルクラブカードはいつでもどこでも還元率1.75%!

「漢方スタイルクラブカード」は、基本 1.75%の還元率を誇る超高還元カードです。

2,000円利用毎に7ポイントが付与され、500ポイント貯まると、2,500円分の現金値引き(Jデポジット)が受けられます。

薬日本堂商品割引券(500point ⇒5,000円分)への交換なら還元率は3.5%まで上がります。

また入会後3ヶ月以内に10万円以上買い物すればJデポが5,000円プレゼントされます

ポイントの有効期間は、ポイント獲得月から24ヶ月間です。

また薬日本堂商品割引券は、薬日本堂で売っている漢方薬や健康食品などを購入することができます。

定期的に漢方を飲んでいる方などにとっては、薬代を節約できるので、この割引券はとてもありがたいサービスになるはずです。

漢方スタイルクラブカードは、薬日本堂の商品をよく購入している、という方に特におすすめの一枚です。

リーダーズカードは1.8%!ただしAmazonの値引き還元に限る

リーダーズカードは、1,000円利用につき15ポイント付与(還元率1.5%)が基本ですが、「お得なポイントプラスコース」というコースを選び、なおかつ5,000ポイントでAmazonのデポジットに交換すると、自動的にジャックスがそこに1,000ポイントをプラスして還元してくれます。

つまり会員は5,000ポイントでAmazon限定デポジット6,000円分を手に入れられるので、結果的に還元率は1.8%まで上がることになります。

Amazonデポジットとは、Amazonでカード利用したさいに決済額からデポジット金額分を値引きしてくれるサービスです。

また、JACCSモールを経由してAmazonを利用すると、リーダーズカードのポイントとは別に、カード利用金額の0.5%に相当するJデポがプレゼントされ、Amazon利用分の還元率は 1.8%+0.5%=2.3% が可能です。

使い道によって変化する還元率

漢方スタイルクラブカードもリーダーズカードも、ポイントの使い道によって還元率が変化します。

漢方スタイルクラブでは薬日本堂商品割引券と交換したときのみ還元率が3.5%になり、リーダーズではAmazonデポジットを選んだときのみ還元率が1.8%になります。

Jデポを選んだ場合、還元率は漢方スタイルクラブ1.75%、リーダーズ1.5%です。

通常は漢方スタイルクラブのほうが有利といえます。

ANAマイルに移行できる漢方スタイルクラブカード


▼リーダーズカードのポイント交換先
・Amazon限定デポジット(5,000point ⇒6,000円分)
・Jデポ(5,000point ⇒5,000円分)

▼漢方スタイルクラブカードのポイント交換先

・薬日本堂商品割引券(500point ⇒5,000円分)
・Jデポ(500point ⇒2,500円分)
・ユニセフ協会への寄付(500point ⇒2,500円分)
・ANAマイル(500point ⇒1,500マイル)

※ANAマイルも500point 単位で交換できるようになりました。

貯まったポイントの交換先は漢方スタイルのほうが豊富です。

リーダーズカードのポイント交換先はAmazonデポジットとJデポの2種のみですが、漢方スタイルクラブカードでは4種類も用意されています。

見逃せないのは、ポイントをANAマイルに交換することができ、なおかつポイントからマイルへの移行手数料が無料という点。

しかも1ポイント→3マイルという移行レートなので、つまりカード利用1,000円につき10.5マイル相当(還元率1.05%)ということになります。

漢方スタイルクラブカードは、ANAマイルを貯めるためのサブカードとしても活用できる優秀なカードです。

リーダーズカードは年会費を無料にできる


リーダーズカードは、条件を満たせば年会費無料で持つことができます。

漢方スタイルクラブカードの年会費は1,575円、リーダーズカードの年会費は2,625円。

年会費の低い漢方スタイルに惹かれてしまうかもしれませんが、実はここで見落としてはいけないポイントがひとつ。

それは、リーダーズカードには、「年間利用額によって次年度の年会費が無料になる」という特典があるという点です。

リーダーズカードでは、年間のショッピング利用額が50万円を超えると次年度の年会費が無料になります。

初年度は無条件に年会費無料ですので、初年度に50万円利用すれば次年度も無料、年会費をまったく払わずにカードを所有することができます。

1ヶ月に約4万1500円ほど利用することになりますが、公共料金や携帯料金などを支払うメインカードとして利用すれば50万円というハードルは意外とすぐに越えられるでしょう。

対して漢方スタイルクラブカードは、年会費を免除してくれるサービスはありません。

しかし、年会費は1,575円とリーダーズカードより安いので、利用額が多ければ多いほど、年会費の元はすぐ取れてしまいます。

利用額50・100万円が判断の分岐点

漢方スタイルクラブカードは、リーダーズカードのように年会費は無料になりませんが、毎年1月から12月の利用(毎年2月から翌年1月までの獲得ポイント数)に応じて、ボーナスポイントを付与するサービスをおこなっています。

年間約58万円の利用で250ポイント、年間約100万円の利用で500ポイントがプレゼントされます。

250ポイントというと7万円以上カード利用しないと得られないポイント数ですので、これはかなりお得な特典といえます。


※漢方スタイルクラブはファーストプレゼントを含まない。リーダーズはAmazon限定デポジット利用した場合。


※2年目以降は年会費を考慮。リーダーズカード2,625円。漢方スタイルクラブ1,575円。リーダーズはAmazon限定デポジット利用した場合。

上のグラフを見てわかるとおり、年会費が漢方スタイルより高いリーダーズですが、年間利用額50万円に到達すると、年会費が無料になりますので、漢方スタイルよりもお得度が上回ります。

しかし、100万円超えるとふたたび漢方スタイルのほうがお得度で上回りますので、リーダーズは年間の利用額が50万円~100万円のときに有利で、漢方スタイルクラブカードは年間利用額100万円以上のときに有利なカードといえます。

漢方スタイルクラブカードもリーダーズカードも年会費有料カードなので、年間利用額が少ない、という方には正直おすすめできません。

メインカードとして使ってこそ真価を発揮するカードです。

年間10~20万円利用程度だと、いくら基本還元率が高くても年会費で相殺されてしまい、還元率1%程度のメリットしか得ることができません。

なので、小額決済がメインの方には、リーダーズや漢方スタイルクラブカードではなく、還元率1%以上の年会費無料カードに申し込むことをおすすめします。(楽天カードなど)

さらに漢方スタイルクラブには強力な「ファーストプレゼント」があります。

「漢方スタイルクラブカード」到着後、3ヶ月以内のカードショッピングの利用額に応じてJデポがプレゼントされるという入会特典です。

<プレゼント内容>
5万円以上7万円未満の利用→Jデポ2,000円プレゼント
7万円以上10万円未満のご利用→Jデポ3,000円プレゼント
10万円以上のご利用→Jデポ5,000円プレゼント

3ヶ月以内に最低でも5万円以上カードを使えば、2,000円分のJデポがもらえます。

10万円使えばなんと5%にも相当するJデポ5,000円

ただし初年度のみのサービスなので、次年度からは適応されません。

海外旅行傷害保険はどちらも自動付帯

漢方スタイルクラブカードとリーダーズカードには、共に海外旅行傷害保険(最高 2,000 万円)と国内旅行傷害保険(最高 1,000 万円)が付帯されています。

カード盗難保険も付いていますが、2枚とも還元率を優遇しているためか、ショッピング保険は付帯されていません。

なので、保険に関して差はありません。

nanacoチャージ

セブン&アイのお店、イトーヨーカドー、セブン-イレブン、デニーズで使える電子マネー「nanaco」にチャージできる漢方スタイルクラブカードですが、チャージでポイントが付与(2015年6月1日から 0.25%)されるカードとなっています。

2013年2月1日からVISAブランドでもチャージ可能になっています。

▼ nanacoチャージでポイントが付与されるカード 【新規登録可能】 (2020年3月12日以降)
カード名 年会費 還元率
セブンカード・プラス 無料 0.5%


▼ nanacoチャージでポイントが付与されるカード【新規登録不可】 (2020年3月12日以降)
カード名 年会費 還元率
リクルートカード 無料 1.2%※
TOKYU CARD ClubQ JMB
(Mastercardのみ)
1,100円(税込) 1%
ファミマTカード 無料 0.5%
JMBローソンPontaカードVisa 無料 0.5%
ライフカード 無料 0.25%


※JCBブランドは2022年2月16日より、電子マネーチャージ利用分のポイント還元率が0.75%へ変更になりました。

※nanacoクレジットチャージサービスに関する改定

2020年3月12日から事前登録(新規登録)対象カードが「セブンカード」のみとなりました。

【事前登録(新規登録)対象カード】
・セブンカード・プラス【一体型・紐付型】
・セブンカード・プラス(ゴールド)【一体型・紐付型】
・セブンカード
・セブンカード(ゴールド)

すでに上記以外のクレジットカードを登録している場合は、これまで通り継続して利用できます。

店頭やセブン銀行ATMなどでの現金によるnanacoチャージも可能です。



まとめ

<リーダーズカード>

● JACCSモールを経由して Amazon で買い物すれば最強の1.8%+0.5%
● 年間で50万円利用のラインをクリアできれば年会費無料
● Amazonデポジットを使わないなら還元率は1.5%で漢方スタイルクラブ有利
● 還元をすべて Amazon限定デポジットで受けたい方に向いている

<漢方スタイルクラブカード>

● ポイント還元をJデポジットで受け取るなら、
  リーダーズより還元率が高い 1.75%。
● 年間58万円、100万円の利用でボーナスポイントがもらえる、
  100万円利用時の還元率は2%
● ANAマイルへの移行は1ポイント=3マイル、しかも移行手数料がかからない
● 入会3ヶ月以内に10万円利用すると5,000円還元される
  ファーストプレゼントが強力
● nanaco チャージでポイントもらえる

リーダーズは50万円、漢方スタイルクラブカードは58万円以上利用する場合に、高還元率のメリットが際立ちます。

あとは自分の生活スタイルや、利用金額によってどちらがベストチョイスか決まるでしょう。

読者家のカード」という名のとおり、Amazon の利用に関してはやはりリーダーズの右に出るカードはありません

逆にamazonを利用する機会の少ないかたは、基本還元率の高い漢方スタイルクラブカードを選べば間違いありません。

そして年間50万円以上利用する自信のないかたには、1%以上の還元率をもった年会費無料のカードをおすすめします。

クレジットカードDBでは、リーダーズカード、漢方スタイルクラブカードの開発の背景や高還元率を維持できる秘密を株式会社ジャックスに直接聞いてまいりました。

ぜひこちらもご覧ください。共感を得られた方があなたのベストカードです。

インタビュー 第5回

2012年2月3日 作成


メルマガ皆さんは「ポイント還元率が高いから」「ポイントやキャッシュバックなどのキャンペーンが良かったので」「友人知人が使っているから」といった理由でカードを選ばれることが多いと思います。お得ばかりを追い求めてカードを作り続けるとたいていポイントが分散してしまいます。それは入口にフォーカスしているからです。

入口=どこで使うか、出口=カードになにを求めるか、決済金額=一年にどれくらい使うか。
この3つの要素が揃って、はじめて有効なクレジットカードを選ぶことができます。大事なことは最終的にクレジットカードに求めるものを明確にすることです。つまり出口を決めることから始まります。当サイトでは「出口から逆算して決済金額で最適化する」ことを提案します。

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