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第21回 インターネット専用の海外旅行保険「t@biho(たびほ)」

2014年の日本人出国者数は1,690万人。国民の7人に1人の割合で海外へ渡航しています。それに伴い、海外で事件や事故に遭ったり、病気になる事例も増えています。もしものために海外旅行保険は常識となっていますが、実際に海外で病気をした時、言葉が通じず、病院の応対も悪く、さらに高額な治療費を請求されて苦労した、という話をよく耳にします。そんなさまざまなトラブルもカバーしてくれる魅力的な海外旅行保険が「t@biho(たびほ)」です。安さの秘密、充実したサービス、クレジットカードの付帯保険との違い、ネット専用旅行保険の魅力を、ジェイアイ傷害火災保険 Web営業部長 永井氏に聞きました

<ジェイアイ傷害火災保険株式会社 Web営業部長 永井拓也氏>
(取材日:2015年12月 取材・構成:クレジットカードDB編集長 大澤日出男)

ネットで簡単! 安くて、補償も充実!

——「t@biho(たびほ)」は、いつから発売を始めた商品ですか?

永井 2012年6月にネット専用海外旅行保険として「t@bihoたびほ」を発売しました。弊社は、国内旅行業最大手のJTBと、世界的な規模で損害保険事業を展開しているAIGグループとの合弁会社で、海外旅行保険のネット専用商品としては最後発にあたりますが、他社にはないサービスや価格訴求型の商品を提供することで、年々、ご契約をいただく方が増えております。

——ネット専用の海外旅行保険ということですが、特長は?

永井 リスク細分型といわれる海外旅行保険で、旅行先・年齢ごとにリスクを細分化して、それぞれのリスク領域で保険料を設定しています。たとえば、韓国旅行3日間なら990円(10~49歳の場合の保険料節約プラン)という保険料です。弊社商品との比較では、旅行代理店の店頭や空港で申し込む海外旅行保険よりも約4割〜6割程度、割安に加入できます

——なぜ、そんなに安くできるのでしょうか?

永井 安さには理由があります。まずはネット専用なのでWebやシステムで出来ることを徹底的に追及しています。また、保険会社としての運営コストも削減しています

たとえば、海外での事故対応・サポートは24時間365日、日本語での電話対応を行っていますが、「商品やお手続きに係る各種お問合せ」に対するコールセンターは設けておらず、メールやフォームからのお問合せのみとするなど、各種諸経費や人件費など、徹底的なコスト削減を行い保険料に還元しています。

また「t@bihoたびほ」の最大の特長である『リスク細分』も取り入れています。海外旅行保険で「年齢」と「渡航先」の二つの軸でリスク細分をしているのは現在、業界で弊社のみとなります

「t@bihoたびほ」のサイトをご覧いただきますと「保険料カンタン試算」があります。年齢と旅行先、旅行期間を選択、これで合計保険料がすぐに分かります。たとえば、10~49歳、ヨーロッパ、8日間だと、保険料は2,840円と簡単に試算できます。

リスクが少ない旅行方面は安く、逆に医療費が高額になる場合がある北米などのリスクの高い旅行方面の保険料は高くなります

——海外旅行で、どんなトラブルが多いですか?

永井 慣れない環境で、発熱、腹痛、風邪、疲労、時差による体調不良が多いですね。風邪でも海外の病院で診察を受けると、国によって違いますが、数万円以上の診察費用がかかる場合があります。たとえば虫垂炎(盲腸)になった場合、ハワイ・ホノルルで、公営救急車の基本料金は5〜7万円、総費用256万円程度と、高額な医療費になることもあります。

——実際に支払った最高額のケースは?

永井 アメリカの空港で呼吸困難となったシニアの男性が病院に搬送されて、48日間入院。ご家族も駆け付けられましたが帰国の目処が立たず、現地病院でお亡くなりになられました。この時の死亡保険金を除く治療・救援費用の支払保険金は9,335万円となっています

アメリカではICU(集中治療室)に入ると1日100万円以上の費用負担になることもあります。日本では医師法により応召義務といわれる診療行為を求められた場合に正当な事由がなければ、これを拒んではならないという義務がありますが、海外では保険の有無や個人資力によって受けられる治療に違いがある場合があります

——その他、どんなケースがありますか?

永井 カンボジアのアンコールワットを観光中に階段から転落。脳挫傷、骨折他と診断され、現地病院からチャーター機で医師、看護師の付き添いのもと、バンコクの病院まで医療搬送し手術、38日間入院、この方は一命を取り留めました。支払った保険金は1,875万円でした。僻地等でケガをした場合、現地に十分な設備の整った病院がないことが多く、都市部の病院までチャーター機による医療搬送に費用がかかることがあります。「t@bihoたびほ」に加入していれば医療搬送でチャーター機が必要な場合もチャーター料金を含めて補償の対象となります

スマホのアプリから日本語スタッフにつながる。

——海外で言葉が通じないと、医師に病状を伝えるのが大変では?

永井 「t@bihoスマートガイド」というご契約者専用アプリがご利用いただけて、このアプリから「t@bihoサポートライン」に24時間365日、日本語対応のデスクにワンタッチでつながります(通話料も原則無料)

滞在ホテルと病状を伝えると、近くの提携病院等が紹介されます。合わせてサポートラインスタッフが病院にコンタクトを取り、予約の手配から、病状の連絡、保険の内容および病院への支払保証等を行いますので、患者さんは安心して治療を受けられます。受診後、病院へは弊社が直接、治療費を支払いますので、帰国後の保険金請求も不要です

また、紹介された提携病院へは、このアプリから「エリア」「国」「都市」別に病院情報を検索することができ、Google Mapと連動したGPSナビゲーションを受けることができます

——提携病院は、世界にどのぐらいありますか?

永井 「t@bihoキャッシュレス提携病院」は、世界に300カ所を超え、日本人に人気の主な渡航先の都市にあります。その他、アメリカ(除くグアム)ではMultiPlan、PHCSという医療ネットワークと提携し、その登録病院数は数十万となっています。こちらでもキャッシュレスで治療を受けられます。

——「t@bihoたびほ」専用アプリは、心強いサービスですね!

永井 もうひとつ、このアプリには、医師に外国語で病状を伝えるための翻訳機能が付いています。「ドクターパスポート」という機能で、「症状」「部位」「いつからか」といった病状を、英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、中国語(簡体字)、韓国語で、医師に見せられるようになっています。これも好評をいただいている機能です。上述も含め、こういった各種機能をもった専用アプリを提供しているのは、現在、弊社のみと認識しています。

——日本に帰ってくる途中に、具合が悪くなったら?

永井 成田空港をはじめ、国内の主要空港内にも提携病院があります。帰国してすぐに診察を受けたいと希望される方、海外での治療が不安で我慢して帰国される方もいらっしゃるので、その場合もカバーしています

——空港内で転んでケガをした場合も対象ですか?

永井 ご自宅を出てからご自宅に帰るまでが海外旅行保険の補償範囲です。旅行から疲れて帰ってきて、駅の階段で転倒し、ケガをした場合も対象となります。この場合にも「t@bihoたびほ」の治療・救援費用で補償の対象となるので治療費のお支払いは0円です。

盗難、携行品損害、賠償責任もカバー!

——海外で、盗難や携行品の損害も多いでしょうね?

永井 一番多いのはスーツケースです。空港のターンテーブルから出てきた時、よくあるのが車輪(キャスター)の破損です。2番目がカメラ。3番目にスマホ・タブレット等に関するものです。

最近、特に多いのが「ながらスマホ」でひったくりに遭う被害です。スマホやカメラを盗まれた時一般的な海外旅行保険・カード付帯保険では、使用年数から減価償却を行い、「時価額払い」で保険金が支払われます。一方、「t@bihoたびほ」では「新価払い」といって、同等のものを新たに購入するのに必要な費用でお支払いをいたします。また、誤ってスマホを落として壊れてしまった場合も、修理費用を自己負担額なしでお支払いの対象としています。

ただし、海外で被害が多い置き引き、たとえば、空港のロビーに荷物を置いてトイレに行っている間に所持品がなくなっていたなどのケースは「紛失」扱いで補償の対象外になりますのでご注意ください。

——ホテルのバスタブをお湯で溢れさせて、ホテルに被害を与えた場合は?

永井 バスタブを溢れさせたり、スプリンクラーを誤作動させて水浸しにした、とホテル側から損害賠償を求められるトラブルも、相変わらず一定の件数があります。もちろん、法律上、賠償責任を負えば、補償の対象です。自転車、水上バイク、サーフィン等でご自身がケガをした場合だけでなく、相手にケガをさせてしまった、そんなトラブルも補償の対象となります。

——クレジットカードの付帯保険と、どう違いますか?

永井 クレジットカードのゴールドやプラチナには、コンシェルジュ(秘書)サービスがあるものもありますが、病院を調べてくれても、病院を予約して症状を医師に伝えることや病院に対する支払保証など、そこまでの対応は難しいと思います

またそれに土日や時差の関係で電話がつながりにくいケースもあるかと思います。「t@bihoたびほ」なら24時間365日、日本語対応デスクにダイレクトにつながるので、緊急時にお役に立てるものと思います。実際に、世界遺産のマチュピチュに向かうツアーで、バス事故に遭い、弊社のご契約者の方とカード付帯の保険のみの方では、ずいぶんご苦労が違ったというお話を旅行会社の方から伺ったこともあります。

加入手続きの簡単さNo. 1! グループ旅行もお任せ!

——申し込み時にコールセンターがないので、不明な点などはどうしたらいいですか。

永井 ネット専用なのでご質問等はメールでお答えしていますが、加入手続きの簡単さを含むサイトユーザビリティには、なるべく迷うことやわからないことのないようお客様目線で利便性を追及しております。

お蔭様で2014年度オリコン顧客満足度ランキングでは、海外旅行保険「加入手続きの容易さ」「担当者の対応」「サポート体制の充実度」の3部門で第1位を頂戴し、わかりやすさ、簡単さについて、お客様にも一定のご評価がいただけているのでは、と思っております。

——海外でスポーツを楽しむ方が増えていますが、すべてカバーしていますか?

永井 レジャー目的としてのスキーやスノーボード、スキューバダイビングやパラセイリング、バンジージャンプなど、さまざまなスポーツを楽しまれる方もご加入いただけます。登山用具を使用しないトレッキングやハイキング程度の登山も、ご加入いただけます

なお、ロッククライミングやスカイダイビング、ハンググライダー、自動車レースなどの「危険なスポーツ」として当社が定義している各スポーツを楽しまれる方はご加入いただくことはできません。

——どの国に行く場合でも加入できますか?

永井 北極、南極、および日本国内へのご旅行はお引受けしておりません。また紛争地域等へのご渡航の場合、約款に定める戦争危険について補償の対象とならない場合がございますので、ご留意ください

——個人旅行だけでなく、家族旅行やグループ旅行も契約できますか?

永井 契約形態の一つに、「ご家族・グループ契約」があって、最大10名までご契約いただけます。ネット専用商品の海外旅行保険の中で、グループ契約に対応している商品は、現在、弊社を含め2社のみと認識しています

一般的には、個人契約か、ファミリープランなどのご家族契約のみで、ご友人同士、職場のご同僚などをまとめてご契約できないのが通常です。たとえば、複数名の社員で海外出張した時、「t@bihoたびほ」なら部下が上司の分も契約できます。

ご友人同士のご旅行、サークル等での卒業旅行をする学生さんなど、いろいろな場面で好評をいただいています。たとえば、幹事さんがまとめて契約、参加者から保険料相当を徴収するなど、個々で契約する手間を省くことができます。

——子供の海外留学やワーキングホリデーにも加入できますか?

永井 はい、「t@bihoたびほ」は、お子様の海外留学やワーキングホリデーにも、ご利用いただいています。契約期間は1年まで、延長で最大2年間までのご契約が可能です。他の海外旅行保険では、期間が延長・短縮になった場合、国内にいらっしゃる方が委任を受け代理人等になり手続きを代行するなど、面倒な手続きや書類の提出等があり、延長の審査や実際の書類のやり取りに時間もかかってしまうケースがあるかと思います

それに比べて「t@bihoたびほ」では、海外からでも、すべてネットからお手続きが完了するので、保険期間終了ギリギリのタイミングでも、スマホやパソコンからお手続きをいただくことができます。この点は、弊社のご契約者アンケート等でもご好評をいただいています。

——今後は「t@bihoたびほ」を、どのように知ってもらいますか?

永井 とにかくネット市場で「t@bihoたびほ」というブランドを浸透させていきたいと思っています。中高年の方もコンピューターに詳しくなっていますので、ぜひ、ご利用いただきたいですね。

また、当サイトには「世界の救急医療事情」「スリ被害に遭わないためのヒント」なども紹介していますので、海外旅行を計画されている方に、ご活用していただけたらと思います。これからも充実した補償をお求めやすい保険料で提供していきますので、ネット専用の海外旅行保険「t@bihoたびほ」を、どうぞ、ご利用ください!

——ありがとうございました。

(文中敬称略)

 ジェイアイ傷害火災保険「t@bihoたびほ」

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クレジットカード会社直撃インタビュー

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