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クレジットカードを使っていたら、いつの間にかリボ払いになって、金利を請求された――。そんなトラブルは、少なくありません。知らないうちにリボ払いにされないように注意する必要があります。

クレジットカードの中には、支払い方法があらかじめリボ払いで設定されているものがあります。

たとえば、ファミリーマートで唯一の公式クレジットカードであるファミマTカード。ファミマをよく使う人はついつい入会してしまうカードです。ところが、このファミマTカード、実は初期設定がリボ払いになっているのです。それを知らずに入会後にカードをたくさん使うと、いつの間にか多額の利息が発生するおそれがあります。

もちろん、リボ払いを一括払いに変更できますが、それには入会後にやや面倒な手続きが必要になり、時間もかかります。

クレジットカードに入会するときは、初期設定がリボ払いになっていないか、チェックする必要があります。

最近では、リボ払いの説明不足や表示のわかりにくさがトラブルに発展する場合も少なくありません。

リボ払い専用カードは、カード名に「リボ」と名付けている場合は稀（まれ）です。また、リボ払いサービスを金利がかかることを知らずに利用してしまうケースもあります。契約書などをしっかり読まないと、「一括払いのカードだと思って使い始めたら、リボ払いだった」ということが起こりやすいのです。

クレジットカードに申し込んだら、カードが2枚送られてきて、そのうち1枚をリボカードと知らずに使っていて、気づいたら金利がついていた――ということもあります。

国民生活センターには「お店のポイントカードにクレジット機能の追加を勧められて手続きをしたら、リボ専用のカードだった」といった苦情も寄せられています。

もう一つ注意したいのは、リボ専用カードは、最初は支払額が少なく設定されていることです。たとえば、三井住友カード RevoStyleの場合、初期設定の額は5,000円になっています。

初期設定の支払額を変更しないままでいると、支払いがどんどん翌月以降に持ち越されてしまい、金利負担が膨らんでしまいます。

初期設定額が5,000円の場合、3万円利用したら、2万5000円が後払いになります。2万5000円を払い終えない限り、毎月、金利が発生していくのです。